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領地防衛のためのアイテムに求められるのは「クリーチャーがダメージを受けない」ことに尽きます。その意味で、カウンターアムルに代表される無効化アイテムは防御アイテムの代名詞と言えます。この項では、カウンターアムルの性質を明らかにします。
カウンターアムルが他の防御アイテムと決定的に異なるのダメージを反射する点です。つまり自領地のクリーチャーを守るのみならず、侵略側のクリーチャーを倒せる可能性があるのです。ST(侵略能力)の高いクリーチャーほど、反射で受けるダメージは増え、危険に晒されます。このことから次のような特徴があります。
下手に侵略すると自分のクリーチャーも反射ダメージによって破壊されるため、クリーチャーによる侵略を抑制します。このため、拠点候補の領地の隣に侵略クリーチャーを配置されても、反射ダメージで倒せば継続して侵略されず、自領地を安全に守ることができます。
カウンターアムルは通常攻撃を無効化するため、即死能力や能力値変化も意味がありません。クリーチャーならルナティックヘアかソーサラー、アイテムなら巻物かブラックオーブ、グレムリンアムルが必要になります。仮に侵略されるとしても、相手にアイテムを消費させることができるのです。
これらのことから、カウンターアムルは相手にクリーチャーかアイテムカードの消費を求めるカードの交換効率の良いアイテムと言えます。一方的に殴られて、こちらのカードを消費されるのではなく、相手にもカードを消費させるのです。DC版のリンカネ―ションような強力な手札補充手段の無い2EXの環境において、カウンターアムルは非常に重宝します。
カウンターアムルは高い汎用性を持ち、これもアイテムとしての価値を高めています。
グレムリンアムルの項でも述べましたが、ブックの殆んどのクリーチャーが使用できるアイテムは、多く場面で活躍してくれるため、無駄なカードになりにくく、有効です。
スチームギアの侵略から、バジリスクの即死攻撃まで防ぐことが可能です。強打や即死も完全に無効化・反射するため、低レベル領地への侵略のみならず、高レベル領地への侵略も防ぎます。これはゲーム中のどの段階でも機能する優れたカードの性質です。
全てのカードが万能ではないように、カウンターアムルにも弱点はあります。
まず、巻物攻撃は防げません。拠点防御にはグレムリンアムルなど、他の防御アイテムも用意しておいたほうが無難でしょう。
二点目として、コストが100Gと高いことが挙げられます。自領地の重要性にもよりますが、護符戦においては護符の購入が命運を分けるため、高コストのアイテムは敬遠されやすく、序盤の出遅れが後々まで響く可能性もあります。
また、反射ダメージを利用してゴールドグースを使われることもあります。これも護符戦では利用しにくい理由の一つです。
最後に、STが0となってしまうため侵略には殆んど使えません。バジリスクやルナティックヘアのように、戦闘終了時まで生き残ることを目的としている場合は有効でしょう。先制クリーチャーの攻撃を無効化した上で侵略したいのであれば、属性シールドが優れています。
対戦では、カウンターアムルを使わないプレイヤーであっても、全く考慮しないブック構築は論外と言えます。必ずしも対処する必要はありませんが、無視するのか、対応するのか方向性はきちんと決めましょう。
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