デザインブック

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 デザインブックとは、全てのプレイヤーが、あらかじめ決められたブックを使ってゲームを行うことを前提に作られたブックのことです。つまり、構築済みブックによる対戦です。
 デザインブックは次のようなルールで遊ぶことを前提としています。

 カルドセプトでは「ブックは自分で作る」ことを前提としています。しかし、すでに作られたブックによる対戦も、非常に奥深く楽しいものです。ここでは、そうしたブックをデザインブックと呼び、特徴を解説します。

 新規プレイヤーを開拓しよう

 デザインブックは、あらかじめブックが作られているため、初心者とも対戦しやすい遊び方です。
 皆さんは、カルドセプトをプレイして、他人に勧めにくいと感じたことはありませんか?あるいは、プレイヤーの力量に差があるばかりに、対戦に誘いづらいと思ったことはありませんか?

 カルドセプトで遊ぶためには、クリアしなければならないハードルがあります。

 いずれも、ある程度の経験が必要で、新規のプレイヤーを開拓するときの障害になっています。しかし、デザインブックであればこれらの障害をある程度、解決することが可能です。  メリットには、次のようなものが挙げられます。

ブックを作らなくて良い

 すでに出来上がったブックを使うので、対戦のためにブックを作る必要がありません。このため、初心者がブック構築段階から不利になる、ということはなくなります。また、4人のブックが同じなので、カードの種類も限定され、たくさんのカードを覚える必要がないのも魅力です。デザインブックの作り方にもよりますが、普段使わないカードを積極的に利用できるのも面白い点でしょう。

相談しながら遊べる

 4人での対戦中は、口ハウント(ゲーム内容についての交渉・相談・会話)は禁止されています。しかし、これは初心者が上級者の手筋を理解できないばかりか、沈黙によってプレッシャーを感じてしまうでしょう。同盟戦にして、相談しながらゲームをするようにすれば、自然と上級者の考え方を理解できるようになり、上達の助けになります。
 また、同盟戦であれば、特定のスペルのコンボなど、4人対戦では成立しない駆け引きの妙味を味わえます。

 新しい遊び方~ゲームをデザインする

 デザインブックは閉鎖系のカルドセプトであり、通常では使わないカード・プレイングも設定することも可能です。カルドセプトという素材を使ってひとつのゲームを生み出す行為(=ゲームデザイン)と言えるでしょう。
 デザインブックでは、ブック構築者が何をキーカードにするか、どのようなゲーム性(3すくみ)を作るか、プレイヤーにどういう部分を楽しんで欲しいか、をイメージしながら作る必要があります。それゆえ、プレイヤーはゲームで最善を尽くすことにのみ集中し、デザイナーはいかに楽しませるかが、腕の見せ所と言えます。

 デザインブックは、掲示板に掲載しています。ご意見や感想をいただければ幸いです。

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