ちょっと攻撃的な題に、なんだなんだ!と言われる方もいるかもしれません。まぁ、個人的な意見ですので、大目にみておいてください。
日本人のバックパッカーの身なりが汚いとかそういう話ではありません。確かに短パン、Tシャツで一流ホテルに出入りする姿は美しくありませんが、私もやってしまいます。 最近海外で見かける、醜い行動をするバックパッカーのお話です。いえ、バックパッカーというのは正しくないかもしれません、「旅行人的なバックパッカー」ではなく、「バックパックを背負っている日本人」というのが正しいかもしれません。
彼らはあちこちで、日本で聞いても汚い日本語を現地の人に対してはき捨てるように発するのです。場面は何か自分の思い通りにいかなくて、いらいらしているときです。とくにお店やホテルで見かけることが多いです。 たとえばホテルのフロントで
話を聞いていると、ホテルの人は英語で理由を説明しているのに、その旅行者は英語を理解しないようで、何をいっているのかわからないようです。
最近、こういう日本人の旅行者をよくみかけます。航空券が安くなり、地球の歩き方がベストセラーとなり、猿岩石やドロンズ、パンヤオがヒッチハイクの旅をする、そういうのに感化されて、本来行く理由のない日本人までがバックパッカーの形で旅にでているのではないでしょうか?ツアーで十分ではないのですか? (ツアーを馬鹿にしてはいません。外国で自分でアレンジする自信がないけれど、外国に行きたい人はおおいにツアーを利用すべきです。) たしかに日本から比べるとホテルの教育はきちんとしていないかもしれません。でも、だからこそホテル代が安い格安ホテルなのです。金額には理由があります、サービスに対して対価が払われるわけです。レストランだって同じです。そこらへんの仕組みをわかっていない日本人が多い。価値意識が欠如しています。なにか日本人を特別な存在と勘違いしているのではないでしょうか。強い円を背景に理不尽なことをしているとしか思えません。(最近は円安傾向ですが、それでも海外にでればまだまだ円は強い通貨です。)
地球の歩き方に、「トラブルに巻き込まれたら日本語で叫べ」というようなことが書いてあったような気がします。ですが、これを勘違いしているのか、トラブルでもないのになんでもかんでも日本語ですませ、相手が言っていることを聞こうとしない人が多いと思います。
このようなバックパッカーが日本に帰って、武勇伝のように友人に話をし、それを聞いた友人が「では俺も」という具合に、醜いバックパッカーが生産されるのを憂うばかりです。 困ったものです。
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