97年03月 重賞回顧


red クリスタルカップ(G3) 中山 芝 1200m

1着…ワシントンカラー
 スピードはあるが首が高くて追ってから甘い。これがレース前までのワシントンカラーの印象だったのだが、良い意味で裏切られた感じである。(これまでシャドーロールしてたかな?)道中は逃げる3頭を見ながら追走。終始コンディションの良い内々を通れる利もあったが、間をきっちり割って力強く差し切った。

2着◎スーパーナカヤマ
 もう少し楽にハナを奪えるかと思っていたが、スプリント戦だけに周りが楽をさせてくれなかった。大きく負けなかったあたりは能力の高さなのだろうが…

6着○ヒシナイル
 テンのスピードについて行けなかった。追走に脚を使って末脚を発揮できなかったようで、1200mは短かったようだ。

8着▲ハセノガルチ
 直線で他馬に交わされてからはバッタリと止った。単騎で逃げないと駄目なようだ。

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blue 日経賞(G2) 中山 芝 2500m

本線的中だったが、インターフラッグの印は余計だった。それでも▲を付けなかったことは評価してあげたい(^-^)。馬連330円で、勿論馬券は買っていないんだけど。
ペースは下の通りに超スロー。実質5Fのレースで、速い脚の持続力を問われるレースだったと言えよう。

7.5-12.7-13.6-13.0-13.5-14.4-14.4-13.2-12.1-12.2-12.2-11.5-12.2
4F 48.1 3F 35.9
1着○ローゼンカバリー
 後方からの競馬。馬任せの競馬をしたようで、位置取りには拘らなかったのだろう。実際、ペースも遅く馬群も一団となっていたので、位置取りは結果には無関係だった。速い脚を長く使ってマウンテンストーンを差し切る、持ち味を生かし切った騎乗だったと言える。逆に言えば、特に新しい面を見せてくれたわけではないということになるのだが… 

2着◎マウンテンストーン
 僕の危惧するキャラクターになりつつあるようだ。好位から差すという正攻法ではどう乗っても足りないのだろう。脚質展開を図るべきかもしれない。

4着△インターフラッグ
 やはり別定G2を勝ちきる器ではなかった。

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red スプリングステークス(G2) 皐月賞トライアル 中山 芝 1800m

1000m通過が62.6秒。稍重とはいってもペースは遅かった。 

13.1-12.1-12.5-12.6-12.3-12.3-12.2-12.3-12.8
4F 49.6 3F 37.3
1着…ビッグサンデー
 道中は3番手を追走。4角で先頭に立ってそのまま押し切った。スローペースになればサンデーサイレンス産駒ということなのか… 今年の4歳牡馬の有力馬は器用さに欠ける(良く言えば個性的な)馬が多いので、皐月賞ではこの器用さが生きてくるかもしれない。

2着◎メジロブライト
 3角までは予想通りの展開。もう少し楽に先行集団との差を詰められると思っていたのだが、気合を付けながらの捲くりになってしまった。ラジオたんぱ杯の時も似たような感じだったので、楽に捲くれるという予想はちょっと甘かったと反省している。唯一の不安と書いた折り合い面だが、ズブさを見せるくらいなので全く不安はないようだ。

3着…シャコーテスコ
 道中は5番手位。鞍上の技で何とか権利を確保した感じで、特に見所があったわけではない。

4着△キタサンフドー
 また4着かい。今回は先行策で、坂下では勝ち馬に並びかける勢いであったが…

その他の馬たち…
 馬というよりは騎手で目についたのが、折り合いを付けられなかった吉田JKだ。向正面でショウナンナンバーは完全に折り合いを欠いて頭を上げていた。メジロドーベルの時はハミを完全に越したらしいが、あのような騎乗を見せられると折り合いをつける技術に関しては不安がぬぐえない。

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blue 中山記念(G2) 中山 芝 1800m

馬券的な妙味は無く、観戦オンリー。

1着◎キングオブダイヤ
 きっちり巻き返した。それだけ。

2着△オフサイドトラップ
 4角では押さえ切れない手応えで先頭に押し出された。仕掛けを我慢するだけ我慢したが、キングオブダイヤにはあっさりかわされた上に、一度1馬身は突き放したローゼンカバリーにも詰め寄られた。本当に脚の使い所が難しい。

3着▲ローゼンカバリー
 ジリジリ伸びてはいるけど。1週予定を早めたため重めが残ったかな。

5着○カシマドリーム
 7着→5着で着順は上げた(苦笑)。まだまだ本調子にはもどっていないのかなぁ〜

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red 弥生賞(G2) 皐月賞トライアル 中山 芝 2000m

サイレンススズカがゲートをくぐって外枠発走になり、しかも1秒近い大出遅れをかました。ハナを奪ったのはスーパーマクレガー。中館JKが巧くペースを落として上がり勝負になりそうになったところを…

12.4-11.3-12.2-13.3-13.0-12.1-11.9-11.7-11.9-12.4
4F 47.9 3F 36.0
1着△ランニングゲイル
 武豊JKの作戦勝ち。2角までは最後方2番手に位置し、向正面でペースが落ちると徐々に先団に接近。3角手前からスパートして捲くりきった。若駒ステークスでエリモダンディの瞬発力に屈した経験を活かしたと言える。後続を3馬身千切ったが、2度同じ手が通用するか… 本番に結びつくのか正直なところ分からない。

2着×オースミサンデー
 やはりペリエかぁ。向正面までは中団の後ろあたりを追走。こちらは勝ち馬とは逆に3角手前で最後方2番手まで下げて仕掛けを遅らせた感じであった。直線は外をよく伸びて権利を確保した。

3着◎サニーブライアン
 正攻法の競馬。終始内々を通ったためか4角で一旦下がった感じ。瞬発力のあるタイプではないので、4角手前でランニングゲイルが捲くってきたときに一緒に動いて欲しかった。(馬群のせいで無理だったのかな)。

その他の馬たち…
 エアガッツは不利もあったが、これまでのような差し脚が見られなかった。前半のスローペースで掛かってしまった時点で終わっていたか。メジロライアン産駒はやはりハイペースでないと十二分に力を発揮できないのかもしれない。サイレンススズカはレース前に終わっていた。

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