Kikoushi Race Report Vol.1
07/11/1999 阪神4R 4歳未勝利 ダ1400m 武豊
レース前
はじめは冗談のつもりで(^^;共同出資者を募ったところ、友人・知人あわせて6人が集まり、本当に出資することになったノースフライトの96。96年夏にノースフライト親子を見たのがきっかけではありましたが、目の上のたんこぶだった(^^;ノースフライトを応援することになるとは、サクラバクシンオーの現役当時には考えもしなかったことです。しかし、長かった。昨年10月に入厩したときにはクラシックも十分間に合うと思ってましたが、デビューが延びに延びて、結局競馬場に姿を現したのは宝塚記念当日。オースミブライトのようにクラシック戦線で活躍した後に古馬G1に挑戦する4歳馬がいるという時期にようやくデビューですからねぇ。関西馬ですし、ローカル開催に入るとそう頻繁に応援に行けないでしょうから、当然のごとく現地入りを企てました。しかし、他の共同出資者は誰も現地入りせず(皆、忙しいようです)、なんだかんだ言って私が一番いれこんでいたりしたわけです。まぁ、私が一番多く出資しているわけだし、1口を切り分けても他の出資馬よりもずっと高かったりするので、阪神でのデビュー戦を見逃すなんてことはできないわけです。
今回の遠征では高速バスを使用。始発の新幹線も考えましたが、どんなに頑張っても競馬場につくのは10時過ぎ。当日がG1なのでパドックには早めに着いていた方が良いだろうということで、バスを選択した次第。出発当日にバスを予約したために一番後ろの真ん中という最悪の席しか残ってませんでした(--; 一応眠ったみたいですが、快適だったとは言えませんね。バスは定刻通り 6:20に大阪駅に到着し、そのまま仁川へ向いました。
やはりG1は違うのか、7時を過ぎたばかりというのに正門へと続く歩道橋は既に人が一杯。あの人ごみで待つ気はなかったので東門へ移動しました。で、7:30開門。噂の開門ダッシュを見て、ちょっと感動。私はというと、ダッシュもせず、場所取りもせずに、埒沿いを4角からゴール板まで歩いてみました。スタンド内で朝食をとって、そのままパドックへ。2時間以上何もせずパドックに座ってたのは初めてでした。
さて、気になる専門紙の評価。乗り込んではいるものの速い時計は出していないため、それほど人気はないだろうと思っていました。ブック本紙は当然のごとく無印で、馬三郎は▲でした。ブックでの夏村助手のコメントは「母に似て普段はオットリとした気性。体は徐々に絞れてきたが、まだ目一杯の稽古はやってないからね。実戦に行ってどこまで…」というものに対して、馬三郎の夏村助手のコメントは「さすが良血馬。まだ実が入ってない状態だがいい雰囲気を持っている実戦で変わる要素は十分」とニュアンスがまるっきり逆。強気で有名な夏村助手がこの程度のコメントしか出していないという点は気がかりでしたね。
パドック
3Rの出走馬がパドックを出て行って暫くすると馬体重の発表。キコウシの馬体重は 452キロ。新聞の推定馬体重が 470キロだったので、これはちょっと意外でした。輸送で入れ込んでの馬体減なのかと疑ったくらい。そうこうするうちにオッズも表示され、またまた意外にもキコウシが単勝2倍の1番人気。が、馬連、複勝は1番人気ではなく、武人気、ふーちゃん人気を感じました。
パドックへは夏村助手と石倉厩務員の二人引きで登場。ブリンカー、シャドーロールの類は一切装着してませんでした。馬体の方も太目感なく、仕上がりは上々。入れ込んだりすることもなく周回を続けました。が、残り3周くらいのところで馬っ気。石倉厩務員にたしなめられてました(^^;。前のレースに騎乗していなかった武豊騎手はパドックでキコウシに騎乗しました。
返し馬は軽めでしたがスムースだったと思います。
キコウシ、パドックへ登場
キコウシ
キコウシと石倉厩務員
武豊が騎乗
レース
ゲート入りは良く見えませんでしたが、すんなり入ったようです。スタート。…出負け。おまけに加速せず…。普通に(^^;レースをしている他の競走馬はズンズン加速していくのに、我がキコウシはトコトコといった感じ。向正面で馬群最後方から7、8馬身は離されてしまいました。TVなどで良く見る馬群を映す横長の分割映像を見るとその離され具合が良く分かるのですが、敢えて文字化すると【☆ ★★★★】(☆がキコウシ)な感じ。終わったと思いましたね。そのまま3角を過ぎて、4角でやっと【☆ ★★★★】な感じ。そこから外に持ち出して武豊騎手が仕掛けると一変。キコウシも本気を出したのか、グイグイ伸びて他馬を次々に抜いていきます。後方の馬達と比べたに過ぎないですが、脚いろが全く違いました。そのまま伸び続け、ゴール板には6番目に到達。ゴールがもっと先だったら、まだ前の馬を捕まえられるだけの勢いがありました。これが血統馬の末脚かといったところでしょうか(^^;
感想
スタートはシルクプレステージを見ているようでした。もはや笑うしかない感じ。それでも直線は伸びましたからね〜。さすが高馬だけのことはあります。あとは『普通に』走ってあの脚を使えることを願うばかりですね。そして、何よりも無事にレースに出ることですね。
獲得賞金
出走奨励金 | 410000 |
賞金合計 | 410000 |
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源泉税 | 2480 |
進上金 | 82000 |
クラブ手数料 | 12300 |
控除合計 | 96780 |
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総配当額 | 313220 |
一口当配当額 | 626 |
成績
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1999年 7月11日(日) 3回阪神8日 天候: 晴 馬場状態: 良
4R
4歳・未勝利(馬齢) [指定] ダート 1400m 14頭立
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着枠 馬 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 3F 人体重 廐舎
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1 6 10 センタープロパワー 牡 4 松本達也 55 1.26.6 37.8 7 518 (栗)目野哲也
2 3 4 ニホンピロステージ 牝 4 河内洋 53 1.27.0 38.4 1 464 (栗)田中耕太
3 8 13 アラタマコマンダー 牡 4 角田晃一 55 1.27.1 38.2 3 482 (栗)新川恵
4 5 8 ツキフジロマン 牝 4 土肥幸広 53 1.27.5 38.6 9 468 (栗)土門一美
5 7 11 タヤスマグワイア 牡 4 松永昌博 55 1.27.6 38.6 5 472 (栗)松永善晴
6 4 6 キコウシ 牡 4 武豊 55 1.27.9 36.6 2 452 (栗)加藤敬二
7 4 5 ニシオセーラム 牝 4 高橋亮 53 1.28.1 39.6 6 514 (栗)高橋隆
8 2 2 ヒカリブレンダ 牝 4 白浜雄造 50 1.28.3 38.3 14 438 (栗)清水久雄
9 6 9 イブキレーサー 牡 4 武英智 52 1.28.5 38.5 13 484 (栗)領家政蔵
10 7 12 クリアノーブル 牡 4 安藤勝己 55 1.28.7 39.5 10 420 (栗)中尾正
11 5 7 ウィンザギフト 牝 4 橋本美純 53 1.28.8 39.9 8 484 (栗)坂口正大
12 3 3 ロッキーフェザント 牡 4 熊沢重文 55 1.29.2 39.5 12 464 (栗)作田誠二
13 1 1 *ホウライダンサー 牡 4 石橋守 55 1.29.6 40.6 4 482 (栗)西浦勝一
14 8 14 タニノプレステージ 牝 4 上村洋行 53 1.29.8 40.8 11 506 (栗)島崎宏
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LAP :12.5-11.2-12.1-12.7-12.3-12.9-12.9
通過:35.8-48.5-60.8-73.7 上り:74.1-62.9-50.8-38.1 平均:1F:12.37 / 3F:37.11
単勝 10 \1250 複勝 10 \350/ 4 \180/ 13 \190
枠連 3-6 \2740 馬連 04-10 \2640
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