進:さて今日はレコーディング裏話含めましていろんなことを、「メトロファルス初体験」ということで聴いていただいている方も多いと思うんですけども。あのー、バンド歴、10数年、18年?7年?

ヨ:7年。? あぁ、もう忘れてしまいました。

進:ま、そーゆー流れで毎回毎回新鮮に音を作って行くっていうですね、意識ですよね、どうゆうところから、いろいろ、やさぐれとかですね、知的やくざ、それは俺が言ってるんですけども(笑)、そうゆういろんな形容があるんですけども、これだけピュアに音楽をエネルギッシュにやって行くって、ちょっとこっぱずかしい話ですけども、今日は思いきりぶつけてやろうかな、なんて。

ヨ:ま、あの、ピュアじゃないんですよ。逆にスケベ心満載の、不純な、ま、そうゆうマイナス要素をいっぱい集めて。だからやってんじゃないですか?そういうスケベ心があるから、いろんな、刺激を受けたりして。あんまりピュアだと3年ぐらいしか持ちませんからね。ピュアって言うのは。割れやすいもんですし。

進:でもでもね、(・・・・・)全国にね、こう、港々に女がいるとかね。

ヨ:金一封撒きたいと思いますね。

進:まぁ年齢を重ねてくるとそうゆう訳にもいきませんけど(笑)
  一番具体的な楽しみとゆうのは何なんでしょう。

ヨ:え?バンドのですか?

進:バンドの形態としてです。17年間振り返ってみるとですね。

ヨ:特にライヴバンドな要素が大きいんで、いろいろレコーディングで煮詰まることも、やっぱりあったりしますよね。でもねライヴでツアー出たりすると、こう、ころっと忘れて楽しくやりますね。特にツアーのアンコールなんつったら曲の途中でなんか、演芸会みたくなっちゃったりしますからね、大変ですよ。

進:奥の手はいっぱい持ってらっしゃると思いますからね。玄さんなんか、どうですか、思い出のライヴのエピソードって言うんですか?

玄:思い出のライヴのエピソードですか?

進:もうここは忘れられないっていうような。ここは二度と厭だっていう。

玄:ああ、別にここはもうヤダっていう場所はないです、もちろんねー。

ヨ:あの、九州の、そうゆうテーマパークっていうか、そうゆうところでやったり。

玄:あーそれは思い出深いですねーあの、大牟田っていうところのテーマパークで僕ら一週間ハコバンでやってたんですね。

進:そんなめでたいような悲しい出来事があったんですか?

ヨ:いや、楽しいですよ。合宿状態で、

玄:対バンがボリショイサーカスっていう。

進:それはイベントですよね?

ヨ:で、夕方の野外ステージがメインなんですけども、玄ちゃんはスティール・パンを持って、昼間から、

玄:園内でスティール・パンをパフォーマンスをしていて、小銭稼いでました。

進:まさしくサーカスですよねぇ。

玄:でも楽しかったですよ。

ヨ:で、雨の日は食堂で、蛍光灯でやったりしてて。もう、親子連れでこんなの知らない、メトロファルスなんてみんな知らない親子連れに歌の教室、「ハィ唄って下さい〜」みたいなのやったりして。

玄:楽しい思いしてますよー。

進:なんか、拳握りながらだったり(笑)

玄:あとあれ、新開地劇場っていう、震災にあった神戸の、

ヨ:えーとんと、神戸ハートというひとつのチャリティというか、一連の、

進:それストリップ劇場じゃありません?

ヨ:そう。で無料コンサートがあって、それ行ったんですよ。

進:あのー名前が出てこない、、バンド、、救済のコンサートやってる、モノノケツアーやってる、ソウルフラワー、

ヨ:あすことは違うんですよ。いまはこっちにいるけど西岡恭蔵さんとか、割とはんにちばん(?)系の人たちですかね。とか、あの、こないだゲストに来てもらった河内屋菊水丸さんのとこのギターの石田さんとか、そういう人たち、憂歌団の人たち、そいでまぁ友達だったんで、ちょっと行って、で新開地劇場よかったですね。もとストリップ小屋で、まぁ、あと大衆演劇で、そこで無料コンサートだからけっこーおっちゃんとかおばちゃんとかがいっぱい来て。でストリップの常連だったおっちゃんとかがレイ(?)とか「がんばれよー」とかこっちの方が励まされちゃったりして。

進:でもその艶っぽさってのが似てますよね。メトロファルスとストリッパーの方って。

ヨ:芸人ですかね。

玄:ちがうって。(笑)

進:見れば見るほど楽しみっていうのか、会えて親近感が湧いてくるというのか、

ヨ:ストリッパーの方とかゲストで出てもらいましたけどね。以前僕らのライヴでね?あの「アニトラの踊り」という曲で、二代目一条さゆりさんという方にね。二代目ですね。一代目は亡くなられてしまいましたけど。

進:へぇぇぇ。でもほんとにメトロファルスというのはいろんなところのいろんな人とリンケージできるというんでしょうか、ボリショイサーカス、アーンド、ってのかストリッパー、アーンド、というか。

玄:妙に馴れ馴れしくってねぇ、どこ行ってもすぐに友達になったっていうか。

ヨ:それは君だ。(笑)

玄:あとGUNちゃんね。

進:あの、すごく親しみやすいといえば、脅す音楽でもないですし、鳴り物入りでパンパカパーンというようなエンターテインメントでもないです、けれども日本人が持ってるやっぱ侘びさびと、あとですね、洋楽の持ってるハイカラなもの、それが上手く融合されたものがメトロファルスだなーって思うんですけども。

ヨ:ハイカラっていうところがまたね。近代的な。

進:なんか、そうゆう意識されてるってっていうよりも自然な、

玄:染み着いちゃってるものが自然に出ちゃってるんでしょうね。

ヨ:だから、あの。アイリッシュ、ケルティックって先ほどディレクターの方に言っていただいたんですけども、それに、例えばやっぱり昭和30年代40年代の歌謡曲みたいなとこがちょっと入ったりだとか、あと、日本的であるということとか、うねりとか、あの、こぶしとか、そういうことがなんか、すごく気持ちよく出来るようになったとか、好きんなったという。

進:まぁ風林火山と言うんじゃないですけど、あるものが全部、自然に入っているという。

ヨ:ですねぇ。もともとずっと東京でいて、混沌とした中でいるから、それをま、自分のファクターとして出してみたらより混沌であったって言う。

進:日本がね、もしかしたら島国じゃなくて大陸じゃないかな、って思えるようなそんな感じがメトロファルスにはするんですけど。
 それでは1曲。ここで、このナンバーはそういうことなんじゃないかって思うんですけど、違いますか?

ヨ:これはそうですね。これもアルバムの中では異色な曲ですけども。非常にプログレな要素も含めて。

進:じゃあさっそく紹介して下さい。

ヨ:じゃ、メトロファルスで「PIGEON WING」。・・ん??・・違いますねぇ?(笑)

・・・

進:ここでですね、了解もいただけましたんで、来週も来ていただくんだったら、折角ですから、来週もギター持ってきて頂くのは辛いと思うんで、素で、1曲、生でということで

ヨ:みなさん、、いいですか?じゃ、「Limbo島」を。

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進:ありがとうございました。病気伝染っちゃいました。(笑)(・・・・・)じゃあ来週は、じゃ、これからのメトロファルスというんでしょうか、まだ入り口だったんで、

ヨ:過去編から、

進:そうですね、現在、そして未来ということで。あの、お送りしたいということで。

  それでは。

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