進:どーもありがとうございますー。3週続けて、

ヨ:3週も続けてすいませーん、また来てしまいましたぁ

進:えー結果と言うことですね、お正月から聴いていただいている方にはやっとかと、メトロファルスのことについてやっとかと

ヨ:イヤイヤイヤいーかげんにしーよ、という感じですかなぁ

進:あのー、それくらい喋っていただかないと、やっぱりメトロファルス、伊藤ヨタロウ、そしてですね、ホーカシャンについて語っていただかないとやっぱり収まりがつかないということで、

ヨ:はい(笑)

進:あのー98年とかってどういう年だったのか、そして99年はこーしようというですね、えーそこでちょっと僕たちの方向性、、もちろんあのインディーズ界の帝王という、貴公子でございますから、あのーそこ見てインディーズ界のミュージシャン達はですね、どう動こうかと考えている人も多いと思いますんで、まずはあのー、このアルバムから1曲聴いていただきたいと思いますが、『俺さま祭り』皆さんご存じですけれども、こちらからですね、アルバムヴァージョンも、このナンバー聴いていただきたいと思います。メトロファルスで、「米の歌」。


 × × × × × × 

進:お送りしたナンバーはメトロファルスで『俺さま祭り』というアルバムから「米の歌」アルバムヴァージョンで聴いていただきました。

ヨ:はい。

進:これはもう、いろんなところで、全国的に。

ヨ:1年前には、「みんなのうた」で。かかっていた曲です。

進:おー、いいことありました?「みんなのうた」で。

ヨ:えええと(笑)、昔聴いていた女の子たちが、今、おかあさんになって、でコドモのためにみてるときに、「あっ、みましたよ(笑)。」っていう、連絡がいっぱい入りまして、

進:あのー改めてお伺いしますけれども、メトロファルスというのは活動歴何年(笑)

ヨ:えーその名前ではもうじゅう、、7、8年ですね。もう今年99年だからすごいですね。81年ぐらいですから、もうメンバーは変わってますけどね、いろいろ、うん、

進:あーね、梓みちよさんところとかね、バガボンさんとかね、

ヨ:えええあービックリしちゃった、あず、(笑)

進:ああの、んそほんと、いろいろほんと、日本のミュージックシーンの中でですね、ちゃんとした細胞でいろんなヒトに影響を与えているメトロファルスと、いうことですけれども、あのー、今週は、というメトロファルス、伊藤ヨタロウという人間をですね、えー一応中心に置きまして、

ヨ:こ、困っちゃう(笑)

進:こっぱずかしい感じもね、えーしないでもないんですけど

ヨ:だんだんちっちゃくなってきちゃったわ〜

進:あのーだいたいが真ん中に居られると言うよりもですね、えー、真ん中を明けて、え、(笑)

ヨ:(笑)

進:そして回りにいる方達なんで、あのー1999年は、ぜひ真ん中に

ヨ:真ん中を通そうと。

進:真ん中にいて戴きたいなと。台風の目になっていただきたいと、

ヨ:モジモジモジ、、(笑)

進:え、この「インディー50」はそう思うわけでございまして、えー今回は真ん中に動いていただいてですね、えーそこからいろんな発言をしていただきこうと、そういう趣向になっております。

ヨ:(笑)


 × × × × × × 

進:お送りしておりますインディー50、今日もですね、3週連続と言うことでメトロファルスの伊藤ヨタロウさんに来ていただいております。宜しくお願いいたします。えーメトロファルス、昨年98年は、えー、どういう年でございましたかでしょうか、

ヨ:えー、、上半期に集中しまして、『俺さま祭り』というアルバムを出しまして、5月に。えーそれ以降はわたくし個人でいえば、次にホーカシャンていうユニットにとりかかりまして、とりかかり、11月に発売になっておりまして、丁度二面性で、ジキルとハイドのような活動をしておりました、私が。で、メトロは最後、12月の26日にえー渋谷のON AIR EASTというところで、えコンサートをやりまして、大槻ケンヂなんかをゲストに迎えて、で、大槻は、今筋少を休んでおりますから、あーゆうタイプじゃないモノをやろうと思って、大槻のソロから、あの「お世話になりました」と筒見京平先生の名曲(笑)、知らないだろうな、とじゃがたらの「タンゴ」。そういうカヴァー曲を歌って貰ったりして、楽しい、年末の一夜を過ごしました。

進:いいですねーええ。「お世話になります」、井上、

ヨ:順ですね。

進:そしてじゃがたら。

ヨ:そしてじゃがたら。めちゃめちゃですね。

進:お二人がじゃがたら(笑)

ヨ:大槻君もなにか、悩んでいるみたいですから、

進:その選曲だけで判りますね、

ヨ:(笑)こっちがね、勝手に指定したんですけどもね。

進:え、あ、なるほどねー。

ヨ:ね、彼のソロのカヴァーアルバムからね、うん。

進:えー

ヨ:で彼はそんとき24日、クリスマスに、えー彼はのほほん学校っていうのをずっとやってるんで、新宿のロフトプラスワンていう、歌舞伎町にあります、そこに呼ばれてあの、メトロファルスのゲストに出るから、と僕は宣伝に行ったんです。そしたらほんっとにクリスマスだというのにね、200人近く、こうさみしい(笑)人たちが入っていて(笑)、それだけならまだしも、元アンジーの水戸くんというヒトがゲストで、ギターで3人4人でだらだらと井上陽水の曲とかだらだらと歌っておりまして。

進:あ、水戸華之介さん、見るからに下着泥棒みたいな方ですよね(笑)

ヨ:えーそれで、終いには何やるかと思ったら、プレイステーションであのー「闘魂伝説」か何かを、プロレスのものをやっていてね、ええ、それをみんなが見ているという、というそれだけのイベントでしてねぇ、面白かったですよ気ぃ抜けてて。そういうのをやっている大槻君ですが。

進:なるほどねぇ。でもメトロファルスは、面影ラッキーホールもそうなんですけども、ふぉろわーというひとたちなんかですとか、お仲間が、多いですよねぇ。

ヨ:んーそうでもない、古くやってるっていう、話でございまして、まぁ一応、あの音楽はあんまりやってないけども田口トモロヲ君という、役者のね、

進:ばちかぶり。

ヨ:をやってましたね、ええ。今は、もうあれですよ、『うなぎ』で、え、なんとか俳優です。ね、あそこのなんとか映画祭、

進:はい。

ヨ:カンヌでしたか、カンヌ俳優です(笑)、賞を取ったという、あいつと仲良いですね。えい。


 × × × × × × 

進:あのーメトロファルス、99年ですね、えー、いろんな活動が期待されている、私たちすごく思うんですけれども、ある意味で正当なですね、音楽表現を自分たちの手でね、やっていくという、あの、すごいシンプルな形、をもってらっしゃるからだと僕は思うんですけれども。あのー今世の中全体がすごく、歪みじゃないですけども、特に私が思うのかも判りませんけれども、98年見たときに、いろんな、メディアもそうですけども全部が、その実体があるのかないのかわからない、それでですね、ホントにファンのヒトが居たのかわからない、そういう確認がないままに、もちろんファンは居るんですけども、あの、ファンのヒトもほんとにこれでいいのかな、と思いながら聴いてる部分も多い中で、メトロファルスっていうのは本当にコアなファンを持ち続けてるっていう、固定客、

ヨ:ありがとうございます。長いことやってると、レコード会社で、このレコード会社と契約して、1枚、出すって、出したか出さないかのうちにその担当者がいなくなっちゃったりするんです(笑)、とかね、いろいろこう契約の不備とか、いろんなことがあって、自分の子どものような作品が、出なくなっちゃったりする、とか、そういうのがあるじゃないですか、それに対して、とても可哀想だな、子どもがね、というんでどうしても僕はこう、自分でまぁ原盤を持つとか、自分で何かこさえて、ちゃんと絵描きが、自分の絵を売るようにやりたいってんで、あんまりメジャーとかインディーズとか考えてないんですけども、そういうスタンスだけは持っていたいな、と。翻弄されずに。という気持ちで、ございますがね。

進:ねぇ。まさしくそれが一番いい形というのか、あのー聴く方の僕たちは、レコード会社が変わろうと、あのー、事務所が変わろうと、何も変わらないんですね。音楽を与えていただける、もちろんコンサートとか、レコード制作がやりやすい、やりにくいはアーチストによってはね、いろいろあると思うんですけども、レコード会社移籍したり、全く、あの、レコードの形態が変わって、三角が四角なったりするわけじゃないんで、あのその辺、こう、すごく、メディアっていうモノですね、それを支えていく関係者の方の影響によって変わっていったりする、ことも多々あるかも判らないんですけども、聴く方っていう部分では、どんどんどんどん作り続けて貰いたい、一番シンプルに届く方法で届けて貰いたい、それだけが願いで、あるわけだと、常々思うんですけども、

ヨ:あの、僕、とんまですから、あのどうやったら売れ線とか考えたことないんですよ、これが。ちょっとそろそろ考えなきゃと、思うけれども、だからね、こう、祈祷師みたいに?呪術師みたいに?あるこう時期が来ると出てきて、巫女さんのように、ジャッジャッて、そういうなんか昔の音楽家ってそうだったじゃないですか。そういう感じの方がいいのかな、っていう、そんな感じがしてきちゃって。あーまたこういうことを言うとマイナスなんだ〜(笑)

進:いやいやいや(笑)

ヨ:私はすごい前向きなね、つもりで言ってるんですけどもね。

進:やるヒトが結局、どんどんどんどんと、あの、歌うヒトとの距離、あの聴いて貰うヒトの距離をね、すごく段差のないモノにしていったっていうことが、やっぱり一つのあの(笑)今の傾向?

ヨ:分かりやすく、ええ、

進:分かりやすくしようと言ってるんですけども、もっと、台の上に登っていただいて、それで全然いいと思うんですよ、それだけの価値、価値観があるって言うのか、それを認めてみんな台の上に乗せて上げるんですけど、今自ら台を作って台に乗っちゃう人が多いんで、(笑)

ヨ:(笑)

進:それは困りますね(笑)

ヨ:想像できるね、範囲というか、いろいろイメージできたり、空想したり、そういう余地が、あった方がいいと思うんですよ、歌詞でも何でも、イメージ、多面体で見れるというか、曲が。体調によって違う風に聴こえるというかね、

進:あー、でも体調によってっていうのは、そうですよね、

ヨ:そういうようなことを目指しております。

進:んー、、あのね、だーら、昨年出ました『俺さま祭り』もそうなんですけども、メトロファルスのあの、『Limbo島』、これなんかは体調によって随分変わりますよね、

ヨ:そうですか、

進:えー、何かあの、もう、あの風邪をひいて、もうこう、救いの、もう救いのないっみたいな、明日立てないみたいな時に聴くと、よりダメージが大きいみたいな(笑)

ヨ:(笑)なんじゃぁそりゃァ。

進:やあ、でもこう、そういうなかでこう、揺りかごになってくれる曲も、

ヨ:まぁきついときによりきつくするってのも方法ですから(笑)

進:ねぇ。ねぇ。そして、こう力強いときにはですね、がんがんがんがん、こう、もしかしたらメトロファルスに入れてもらえるんじゃないかなみたいな、自分でも歌っちゃうみたいな(笑)それぐらい『Limbo島』は、あの、僕たちのココロを揺り動かした、アルバムなんですけども、そこから、是非、1曲ちっと推薦していただいて。

ヨ:じゃ、そのものを聴いて戴きましょう。「Limbo島」。


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