Project えばぁ うんちく其の六

#21 EDP、誕生

前述のパロディー予告、これは5年程前に作ったEDPの紹介ビデオのテロップを元に、当然EVAの21話の予告のパロディーである。ちゃらっと1時間ぐらいで作りサントラの曲と合わせて再生してみて、我ながら笑ってしまった。だがこの時はこの後に起こる状況を予想できなかった。
最後の背景が白いところを白くしすぎてしまったのでその結果「EDP、誕生」のところで画面がプルプルしてしまうのだ。流石に最後にキメのカットでピシッと決まらないのも格好が悪いので、かなり面倒だったが編集し直すことにした。その結果、画質、音質は少し落ちてしまったがしっかりと止まるカットになった。

しかしこの予告は恐ろしいまでに内輪ネタなので一般にはまるでおもしろくないであろう。

「この映像、どこかで見たような・・・91年度版?!」


#22 せめてアマチュアらしく

残る編集作業はテロップ重ねである。今度は千億光年の家に機材を運び込み作業は開始された。ここで1つの問題があった。それは運命さんのところにはSデッキが2台あったのだが、今は1台しか集められず、しかたなくSを1台と簡易S再生HiFi1台で編集をしなければならなくなった。結局どっちを再生にするか悩んだ挙げ句、テロップの綺麗さから再生をSにした。

次にキーを押すタイミングを練習するためにいらないテープで試し撮りをしてみる。ここである1つのミスに気づいた。なんと「広報EDP-NET」のところの電話番号がなんと専用回線の番号のはずなのに、自分のうちのアパートの番号になっているのだ。寝ぼけてテロップを間違えたらしい。確かに昔、うちの番号がネットの番号だった時代もあったことはあったのだが・・・。さっさと直して本番。後半ボケてしまって、最後のテロップを出すのが一瞬遅くなってしまったが、その他はかなり絶妙のタイミングで押せた。ひとまずこれで完成とする。


#23 花見だ

そろそろ関東では桜が満開のころだというのに、花の話しなんてまったく聞かない。さすが新潟だ。それにしても、時期外れの風邪と花粉症でスタッフはかなり悩まされた。新潟の冬は長い・・・。


#24 最後のサ業

万が一に備えて別のテープにバックアップを取り、あとはCGA大会の日を待った。

「やっぱり、こんな作品作るべきじゃなかったんだ!!」

「それは違うわ。あなたはこれを完成させるのを望んだのよ」


#25 終わってる世界

作品の各部について納得の行かない部分がかなりあるのだが、それを補うにはあまりにも時間が少なすぎる・・・

そこで言い訳をならべる。

CASE.1 実写映像の場合

実写での長いカットは全てT.Tさんのギャザリングビデオが元になっているのだが、このソース

4年前に録画された8mm(Hi8ではない)をβIにダビングし、これをVHSの3倍にダビングし、このテープを元にSVHSで編集した物を、さらにつなぐためにSで2度はダビングし、最後にテロップを入れるのにVHSで録画したのであのようにかなり悪い画質になってしまっている。最初をHi8で撮影してそれを元に残りは全てSで繋ぐのが理想なのは明らかだが世の中そうはうまくはいかない。

「4年前はHi8カメラは馬鹿高だったんだよ〜(by T.T)」

だから2、3フレームの速いカットの画像は8mmからVHS標準で編集が始まっているのでちょっちはマシになっている。

当然、3倍と断っていないところ以外は標準である。

CASE.2 DoGACGAの解像度の場合

動画、つまりアニメーションをしない静止画のカットであるならば65536色の512x512ドットでいける。が、しかし動画の場合は話しが違う。あまりに激しいフォーマットだと再生が追い付かなくなるのだ。さらにデータ量も馬鹿にならなくなるので注意が必要である。その結果、まずタイトルが出るまでは256色の256x256ドットで、あとのところは全て65536色の512x512ドットにしたため最後の集合写真やツタンカーメンなどはかなり綺麗に出ている。ただ例外としてフローチャートが動画するところはモノクロ映像のため512x512でも良かったのだが手違いで256x256になってしまい、結局直す時間がなくああいった結果となってしまった。あとX68Kが4つ出るシーンも512x512だと追い付かないので256x256にしたのだが、256色に落とすとかなり美しくなくなる(なんなのか認識できなく)なりそうで嫌だったので色数は65536色にした。ちなみに、予告は文字の美しさを尊重して512x512となっている。

CASE.3 時間的余裕の無さの場合

他にも完成させることを最優先にしたため手抜きなところが随所にあり、できることならば完璧版を作りたいのだが、次の機会はいつになるかわからない。