- 概要
- モクレン目モクレン科モクレン属の落葉低木。
- 樹高3~5m程度。花期は4~5月頃。
- 花は濃い紅色から桃色で、花弁は6枚、がくは3枚、雄しべと雌しべは多数が螺旋状につく。
- 上品な強い芳香を放つ。ハクモクレンとは異なり、花びらは舌状で長い。実は赤い。
- シモクレン(花が紫色であることから)、ハネズ、モクレンゲの別名もある。
- 原産地は中国南西部
- 庭木、公園樹として栽培されている。
- 移植は困難で、株分けによって殖やす。
カレンダー
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
開花 | . | . | ○ | ○ | . | . | . | . | . | . | . | . |
剪定 | ○ | ○ | . | . | ○ | . | . | . | . | . | ○ | ○ |
肥料 | ○ | ○ | . | . | . | . | . | . | . | . | ○ | ○ |
植付 | ○ | ○ | . | . | . | . | . | . | . | . | . | . |
種蒔 | . | . | . | . | . | . | . | . | ○ | ○ | . | . |
挿木 | . | . | . | . | ○ | . | . | . | . | . | . | . |
接木 | . | ○ | ○ | . | . | . | . | . | . | . | . | . |
- 剪定
- 切り戻し(剪定)は落葉後~開花前。または花の終わった後。
- 花芽は短い枝の先にできる。
- 混み合って枝が重なっているところ、長く間延びしているところをつけ根から切ります。
- 全体的に大きくなりすぎたら花後に短めに切り戻してコンパクトにする。
- 植付け・植替え・用土・置き場所等
- 水はけが良いことが大事。肥料と腐葉土・ピートモスなどをまぜてふかふかにしておく。
- 植え付けは2~3月下旬。しっかりと支柱を立ててぐらぐらしないようにする。
- 鉢植えするの場合は、鉢底石を1/4入れて、用土(赤玉土8:腐葉土2)を入れます。
- 鉢植えは根詰まりを起こしやすいので、2~3年毎に花後に一回り大きな鉢に植え替えます。
- 肥料・水やり
- 鉢植えは鉢土の表面が乾いてきたらたっぷりと与える。
- 鉢植えは3~6月の間、月1回くらいのペースで、骨粉と油粕を混ぜて丸めた固形の肥料を置き肥する。
- 地植えは、9月に追肥、寒肥として1月~2月頃に堆肥などの有機質肥料を株元に与える。
- 増やし方
- 【挿し木】花が咲き終わった後に伸びる新しい枝を10~15cm切り取り先端にある葉を3~4枚残し他は切り取る。
切り口を斜めにカットし水に1時間ほど浸け植物成長調整剤を切り口に塗る。
挿し木用の土や赤玉土(小粒)に枝を挿す。 たっぷりと水を与え、風の当たらない日陰に置く
土が乾かないよう水を与えながら管理し、根が十分に育ったら鉢や地面に植え替える。
- 【接ぎ木】休眠期の2~3月に1~2芽つくように5cm程切り、コブシの台木(種から育てて2年目)の株元に切り込みをいれて穂木を差し込んで接ぎ木テープで固定する。
- 【種】実がなったら採取して種を取り出し、果肉を洗って落とす。
9~10月頃に、赤玉土(小粒)に重ならないように2~3粒まく。
日陰に置き、土が乾かないように水やりする。
発芽して本葉が3~4枚になったら鉢に植え替える。
- 病害虫
- 日当たりや風通しが悪いとカイガラムシが発生する。
- 幼虫の時期は比較的薬剤散布が有効、成虫は見つけ次第こすり落とす。
- 注意

