- 概要
- ボタン科ボタン属の落葉性花木
- 中国原産。花色は所謂ぼたん色のほか白,赤,ピンク,オレンジ,黄,緑,茶などいろいろ。
- 寒さに強く、暑さに弱い。
カレンダー
月 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
開花 | . | . | . | ○ | ○ | . | . | . | . | . | . | . |
剪定 | . | . | . | . | . | . | . | . | . | ○ | . | . |
肥料 | . | . | . | . | ○ | ○ | . | . | ○ | . | . | . |
植付 | . | . | . | . | . | . | . | . | ○ | ○ | . | . |
接木 | . | . | . | . | . | . | . | ○ | ○ | . | . | . |
- 剪定
- 6月頃に側芽が出てきて栄養をとっていくので下のほう2~3個残して取り除きます。
- 9月末には葉が黄色く枯れ始めた頃に芽がついています。葉芽は三角形で小さく花芽は丸くて大きい形をしています。
- 葉をすべて切り落とし、芽のついてない枝や下向きの枝を切ります。
- 今年伸びた枝の基部から2~3芽を残して剪定します。こうすることで翌年、強い新梢が伸びて花を咲かせしっかりとした株となります。
- このとき、枯れた枝や重なった枝も基部から剪定します。
- 植付け・植替え・用土・置き場所等
- 水はけと水もちのよい土を好みます。(赤玉土(小粒)6:腐葉土4)
- 50cmの深さの植え穴を掘り、掘り上げた土に完熟堆肥や腐葉土を1/3量混合し、つぎ木した部分が地面より上に出るように浅く植えつけ、さらに株のまわりに10cmほど、土をかぶせます。
- 鉢植えの場合は、根が十分に張らないと地上部が生育しないので、大きめの8号鉢以上の素焼き鉢や駄温鉢に、つぎ目が地面の下5cmほどの深さになる位置で植えつけます。成長が悪くなったなどの問題がないかぎり、植え替えは不要です。
- 肥料・水やり
- 開花後の5月上旬~6月上旬と9月下旬に、固形の発酵油かすや緩効性化成肥料を施します。植えつけ直後の施肥は根を傷める原因となるので、翌春の開花後に施しましょう。
- 地植えの場合は、極端に乾燥しない限り水やりは不要。
- 鉢植えの場合は4月~9月は表面が乾燥したらたっぷり水を与える。落葉した冬は控える。
- 増やし方
- 【接木】8~9月頃シャクヤクのゴボウ根を切り取り、10~15cmに切った今年伸びて芽のついている牡丹の枝をゴボウ根に差し込みテープ等で固定してから植え付ける。
- 病害虫
- うどんこ病:春から秋までの期間、葉や枝が白い粉が吹いたようになる。
- 黒斑病:梅雨明けの時期、葉に黒色の斑紋ができます。見つけしだい切り取って処分し、予防のために5月から9月まで殺菌剤を散布します。
- カイガラムシ類:幹や枝の分かれ目にカイガラムシ類がつきやすいので、見つけしだい古い歯ブラシなどでこそぎ落とします。
- カミキリムシの幼虫:晩春から夏にかけて、幹に侵入するカミキリムシの幼虫が発生するので、侵入穴に殺虫剤をしみ込ませた綿などを詰めて駆除します。
- 注意
- 株が弱るのを防ぐため、花の後は、種をつけさせないように花を花茎からおもいっきって切り取りましょう。

