701 Stone Canyon Rood Los Angeles , C A 90077 U S A

ロサンゼルスきっての名門ホテル Bel Air はビバリーヒルズに程近いこんもりとした森の中にある。このホテルは地中海風の建物でレストラン部門への玄関はカジュアルでもったいぶらず、気軽に入っていける雰囲気を持っている。 約束の時間より早く着きすぎてしまっても、出来るだけ客の要望に応じようと、ホスピタリティ溢れるマネージャーがニコニコと応対してくれて、気分がいい。 ダイニングのソムリエもイタリア系の気軽な小父さんで、ワインの話にすっかりのって、いろいろと話してくれて、楽しめる。 前菜のフォアグラは分厚く、日本の二倍はかるくあったし、魚料理のお薦めはなんとキャットフィッシュ（なまずの如き魚らしいが）これが案外軽いのに旨味があり、パサつかず美味しい。しかし肉のお皿は５センチはあろうかというヒレだったが油っ気が抜けていて、期待外れだった。 かのソムリエが O K を出したワインが上手く魚にマッチし、存外の美味しさを演出してくれたのが収穫。 明日はナパのワイナリーへ行くと言うと、瓶からラベルをはがしながら、ソムリエは「今度来た時はOpus-Oneを注文してね！」とウインク、アメリカならではのきさくな夜が更けていった。 　　 （’99年9月16日撮影） トップ＞　エッセイ集　浜松雑記帳　旅記録　花記録　料理とワイン