【2004年5月】

5月5日(水)  仮装大賞  (^_^) 普通
なんつうか、いわゆる子供の日アンド連休最後の日なのだが、また2日行けば休みなので、どう位置づけてよいのかわからんうちに、また家でインドア生活を送る。天気も悪いし、寒いし。

とはいえ、特に楽しいテレビ番組もなく、成り行きで「欽ちゃんと香取慎吾の(ってこの香取慎吾っていつ加わっていたんだ)仮装大賞」と見る。仮装大賞というのはある意味ロックだ。コードとかリズムとかパターンは限定されているので、いつか新しい曲なんてつくられなくなるのではと心配になるが、そのなかで工夫できる余地がたくさんあるからちょっとづつ違いができて、そんな心配は不要で、と中島らもが書いてたのを読んだことがある。私はなるほどと思った。仮装大賞もそんなもんだ。骨組みのアイデアはもう出尽くしているので、あとはネタと演出でどう見せるかだ。
優勝と準優勝は新しいアイデアや美しさではなく、ばかばかしい笑いになってしまった。あの審査員だと今後ますますそういう傾向が強まるような気もする。マギー審司なんかいつのまにあそこにいるんだ。それにマチャミ姉さんも声でかいしな。
それでまた新しい発見は審査委員長がいつのまにか青島幸男から伊東四朗に代わっていた。青島さんの具合が悪いというのもなさそうだから、活性化策のひとつか。伊東さんの日テレ貢献度はますます高くなるね。
優勝したのはシュワルツネガーの「T2」のパロディネタで題して「ダダッダッダダ」あのサウンドトラックにあわせていろいろするだけなんだけど、これが優勝。マチャミが大絶賛、監督も大笑い、だったかな。テロップでも「意外な優勝者」みたいなことだったので、仮装とは一線をひきたくなるような、いわばコント。
しかし伊東お父さんさすが、優勝作品についてのコメントとして、「リズムがすごかった、あのリズムにのって、ライフルの次に包丁だろ、リズムの強烈さと内容のばかばかしさがおもしろかった」というようなことを言っていた。そう、大事なのはリズムなのだ、伊東お父さんの芸評というのはいつも正鵠を射るって感じで、改めて師匠と呼びたい。