TALES FROM THE DAMNED

| BACK |
| ALONE AGAIN OR |

DATA
Rleased at 1993

RELEASED BY CLEOPATRA(U.S.A)


1 BURGLAR

2 DISCO MAN

3 LIMIT CLUB

4 CITADEL

5 BILLY BAD BREAKS

6 THERE AIN'T NO SANITY CLAUSE(REMIX)

7 LOOKING AT YOU

8 ANIT-ROPE

9 TEENAGE DREAM

10 I'M SO BORED

11 I BELIEVE THE IMPOSSIBLE

12 SUGAR AND SPITE

13 SEAGULLS

14 OVER THE TOP

15 TURKEY SONG


シングルB面等を収録。アルバム未収録のものでも良い曲ばかりなで、一聴に値する。

BURGLARはシングルSMASH IT UPのB面に収められた。もともとTHE DOOMED名義での活動時に作られたもので、THE DODGY DEMOのB面だった曲。

DISCO MANLIMIT CLUBCITADELBILLY BAD BREAKSはインディー系のネムスレコードから発売されたFRIDAY THE 13TH EPにて1981年11月に発表された。12インチのミニアルバムという体裁だが、BLACK ALBUM後バンド活動の停滞時期の鬱憤を晴らすような強烈な作品で、このバンドのもつポップ性とヘヴィな前衛性がいかんなく発揮されている。

DISCO MANはこの後の多くのライブで演奏され、今や欠かせない名曲。イントロのギターの不可解さから想像もできない晴れやかな曲で、ヴァニアンとキャプテンの融合が成功した良い例。パンクではないし、メタリックでもないが、ダムドらしいワイルドな面を出しながらポップ性にあふれている。涙ものです。

LIMIT CLUBはBLACK ALBUMの色である、陰鬱な陰を思わせるようなキーボードからはじまるが、ヴァニアンのボーカルとラットのドラムが気持ち良い。これはもはやヴァニアンズダムドの匂いで満ちている。

CITADELはTHE ROLLING STONESの曲で彼等のSATANIC MAJESTYに収められていたもののカバー。どうしてこれを、って感じだが、オリジナルより良い仕上がりだと思う。67年ごろのサイケへのアプローチは独特な思い入れがあるとしか思えない。

THERE AIN'T NO SANITY CLAUSE(REMIX)LOOKING AT YOUANIT-ROPEは1980年にCHISWAICKからリースされたEPに収録。記録によるとこのEPにはHIT OR MISSがANIT-ROPEのところに入っていいたとも言われる。LOOKING AT YOUはBLACK ALBUMに収録すみのもの。THERE AIN'T NO SANITY CLAUSEは必聴。

TEENAGE DREAM、I'M SO BOREDはLIVERY ARTSのB面、でこれも1982年のリリース。

TEENAGE DREAMはMOON LIGHT CLUBでのライブが最近リリースされその中でも聞くことができるが、もともとこのライブの模様はMOONLIGHT TAPEとして出回ったが数が乏しく幻とさえ言われた。再リリースということになるが、CD化となるとライブ盤がでるまではこのCD位しかなかった。MACHINEGUN ETIQUETTEがでた前後のライブということで、パンキッシュな粗野なギターがなりまくるり、初期のイメージに近い。

I'M SO BOREDは初期のNEW ROSEのフランス盤シングルのB面としてリリースされていた。しかしフランス盤のみの収録で、ここに収められてのは82年のメンバーで再録音されたものである。NEW ROSEのB面はライブ録音だったが、改めてスタジオレコーディングしたのである。ベースはALGYの手になる。

I BELIEVE THE IMPOSSIBLESUGAR AND SPITEは1980年にリリースされたHISTORY OF THE WORLD PART 1のB面でリリースされた。

I BELIEVE THE IMPOSSIBLEはもろにBLACK ALBUM的な音で混沌と美が織り成す世界がある。キャプテンのギターとラットのドラムのスケールをヴァニアンが現実的な音としてまとめている感じで、バンドの完成度の高さをうかがわせる。

SUGAR AND SPITEはインストの曲で、ヴァニアン的な色彩が濃いようだ。

SEAGULLSは1980年にドイツでリリースされたWHITE RABBITのB面だった。これもサイケぽい感じで、ギターとベースのみの演奏。キャプテンが一人でつくったと思われる。

OVER THE TOPはMOTORHEADとの共作でMOTORDAMN名義で発表。1979年シングルリリースされた。録音の時期としてはTHE DOOMED名義で活動していたころ、HENRY BADOWSKIが抜けてALGYが入るまでの期間なので、78年の夏ごろか。ベース音が強調されたリフが世界をゆるがすような、ヘヴィな展開。

TURKEY SONGは7インチシングルI JUST CAN'T BE HAPPY TODAYのB面として1979年にリリースされた。とてもポップなイギリス民謡のうような曲で、ドラムはほとんど含まれない。キャプテンのギターがとてもあっていて、HAPPY TALLの流れがここにも見える。



| TOP | ALONE AGAIN OR |

1997 SMASH IT UP (PLAN9 CHANNEL7)