ANYTHING ABOUT DAMNED

APRIL 28TH 1997

FOR ALL DAMNED MANIA

第1回

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日本人よ、記録しよう。

この度ダムドのディスコグラフィをつくっているけど、これが結構ばかにならな い作業となっている。ただアルバムの名前と収録ただアルバム名と収録曲を並べたり するだけならそれほどでないんだけど、その当時のバンド内になにがおこっていたか など調べ出すと、持ち合わせている日本語で書いてあるものはあまり役にたたないの で、結局英語のリソースに頼ることになる。そのような作業は単純なソングリストを つくるというより、レコードのリリースを足掛りにバンド年表をつくっているようだ が、こちらの意図としてはまさにそれこそが目的である。といっても、週に1日位し かこの作業に没頭できない。本当に言い訳にしかなってないけど、今日お見せできて いるのは骨組みをかろうじて作ったと言う感じで、内容的には時間とともに読み応え のある日本語で読めるダムド資料室にするつもりですので、どうぞご期待を。ただで さえ時間がないのに、今年は連休も実質はないに等しく、でも休みはなるべくこの作 業に使うつもり。更新の進み具合をたまに覗いてみてくれ!!。なおこんな調子なの で、誤りがあったら指摘してもらえると助かります。それにしてもダムドに限らず、 どうしれきちんと記録して残そうという気力に欠けるんだろう、日本人は。いや音楽 に限らず、現象を単なる現象で放置しておいて、何もなければそのまま雨風にまかせ て消えるのをまっているって感じだ。それにせめて抵抗しようとしてこんなページ立 ち上げたわけだけど、なんかまちがっているとおもう。80年代の日本のインディーも 早く誰かきっちりまとめてくれないかなぁ。なんだったんだって思うよ俺は

バンドの奴隷にならなかったダムド

少ない資料のなかで、メンバーツリーなんて便利なものがあって、多少役にたっ た。でも出入りが激しかったのはその通りで、抜けることなく終始一貫ダムドだった のはヴァニアンだけで、ラットもすべてのオリジナルアルバムにクレジットはあるも のの、第一期の終わり近くのヨーロピアンツアー中に脱退している。消滅したかに見 え、また復活してくる。どうも皆、ダムドにこだわりがなさそうでも、やっぱりダム ドに帰ってくるような、そんな感じを抱かせる。キャプテンは脱退の理由を破産した からと言っている。金もない糞バンドにいるよりソロでやった方が金になると踏んだ 。半分は本当だろう。金に関する部分だけは。そういう意味で、バンドの奴隷となる よりは自由を愛した、と言える。(きれいすぎるぞ)でもダムドを守る格好になった ヴァニアンにしても、ヴァニアンもよりヴァニアンのためのバンドのようなダムドに 作りかえた様に見え、過去とのつながりは感じさせない。これも元祖パンクのダムド にこだわってない。ダムドという看板にこだわりがないのは、クラッシュと対照的で 、もしクラッシュが同じことをしたなら節操がないということで猛烈な批判を受けた ことは間違いない。ダムドこだわらないことが、その自由さにおいてダムドたらしめ たというパラドックスてきな表現がふさわしい。

ラットは何処へ!

まさに離散集合を繰り返し、再びこの地球上でキャプテンのギターヴァニアンの ボーカルでラブソングが聞けるのはまさにダムド的ではあるのだけれど、ドラムはラ ットではない。キャプテンはラットなんかもういらないって感じの発言をしている。 ヴァニアンとラットのもめ事はかなり引きずりそうで、ここにきて金、権利関係でも めるとは!という失望もあるが、何もなかったようにラットがドラムに復帰するという ダムド的解決も期待しているのだけれど。

ジャッジは何処へ?

ちょうどオーストラリアツアー(?????)が終わったキャプテン&デイブズ ダムドのこれからが気になるところではありますが、私は個人的にどんな形でも(ダ ムドでもファントムコーズでもいいから)ジャッジとヴァニアンが一緒にやってくれ ることをせつにせつに願うのであります。ジャッジはどこにいったんだー!!!連絡 乞う。(うそでもいいから日本にいるジャッジ君、うれしい知らせをおくってくれ! )

次号は5月5日にアップ予定