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山内 進

一橋大学教授 PLAN9CHANNEL7の恩師
専門は西洋法制史ですが、「略奪の法観念史」はヨーロッパ人の戦争というものの法的な考え方の変化をとらえつつ、ヨーロッパ的とは、というものを考えてゆくうえで参考になるはずです。私は学生として悪かったし、あまり勉強もしませんでしたが、歴史というものへの関わり方は遅ればせながら20歳過ぎて、この先生から教わったような気がします。

新スコラ派の国家哲学
千倉書房

略奪の法観念史 中・近世ヨーロッパの人・戦争・法
東京大学出版会


余談ですが、本当に年を経るにつけ、学問というのは10代のうちのひらめきを信じてやるものだと感じます。10代のうちの発想は実に貧弱で、だけど突進力をもってます。ずる賢くなり、大人として生活しはじめる20代では遅すぎるのです。