憧れの蛍石レンズ (Canon EF70-200mm F4L USM)    


ご存知の通り、蛍石(フローライト:Fluorite)は鉱石であるが、不安やストレスを取り除くという癒し系パワーストーンとしても知られている。紫外線を当てたり加熱すると光を発する”蛍光現象”が起こることが名前の由来である。
Canonの少し古めのLレンズでは、蛍石を使用しているものがあるのだ。蛍石はSDレンズ2枚分以上の色収差補正効果がある。また、レンズ枚数削減によりゴースト発生を抑えるなど光学的に優位である。しかし、強度が弱い蛍石の加工は困難であり多大なコストが掛かる。Lレンズ以外でも高価な天体望遠鏡などでも使われている。高性能レンズでは、蛍石(フローライト)の次にEDが高いのが常識なのである。1968年に蛍石結晶の合成方法が開発されてから今日まで、様々な高性能光学レンズとして活躍しているものである。
しかし、加熱されると破片が飛び散ったり、超危険物質の弗酸が含まれている為、除去加工作業が高度でコスト高である事から、Canon以外の他カメラレンズメーカは採用していない。また最近ではCanonでもコストの関係から、蛍石を使用せず、EDレンズでLレンズを作っている。
これに追い討ちを掛けるようにして、どこぞの役所から発表されたリストに危険材料が含まれているものとして、蛍石は定義されてしまったらしい。
このため、これから蛍石による高性能レンズを入手することは困難になって行くのである。その対策としてCanonではDoレンズを必死になって開発しており、製品化に漕ぎ着けたが、まだ性能を出し切っていない感がある。
これらの事から、「蛍石を使ったLレンズが欲しい」ためにNikon党のDandyがCanon製品を手にしたのであった。
第一候補は”Canon EF70-200mm F4L USM”である。軽くて映りも最高なレンズと評判も上々である。

”Canon EF70-200mm F4L USM”は1999年9月に発売開始されており、少々古いLレンズとなってきた。
しかし、憧れの”蛍石”を使ったレンズである。映り以外の性能も、最新Lレンズにほとんど負けてはいない。
軽量であるメリットが勝り、他に比類する事の出来ない素晴らしいレンズである。
やはりこのレンズが欲しい。



新品相場が8万円台中盤。だが人気レンズである為、中古は6万円台後半から7万円台前半であり割高。
Yahooオークションで調査していたら、新品同様で三脚座付きのものが出品されていた。
ちなみに何故か無記名保証書付きである。人間はミスもするのだ!?
少々割高であるが、79000円で落札した。
実物が届いたが、フードに多少の小傷が見えるものの、”新品”と言ってもおかしくない品質であった。
満足な買物だったと思う事にしよう。

早速、室内で撮影してみたが、F4である事、ISが無い事から手ブレ増産であった。
しかし映りは良い。動作もスムーズで速い。
さすが天下のLレンズ。
大事に使っていきたいレンズである。




長短所を以下に示す。

■長所

■短所