デジタル写真館

望遠鏡いらずの星雲・星団



    夜空に見える天体で、一番大きいものは何だかご存知ですか? 見かけの大きさが、月の何倍もあるものもあります。 と言っても、厳密には単体では無く、星や塵・ガスの集まりなんですけどね。
 ごく一部を除くと、暗くて肉眼では殆ど見られませんが、デジカメでも工夫次第では、ねっ、ほら、この通り。 ま、天文台の大きな望遠鏡を使った写真には、とても及びませんが。

      画像をクリックすると、拡大写真のフレームが開きます。
 

北アメリカ星雲NGC7000 と ペリカン星雲IC-5067
NGC7000
  白鳥座の尾の星デネブの東に、その形から多くの天文ファンに愛されている二つのHα星雲があります。 雲間からたった1枚半しか撮影できませんでしたので、かなり無理やり加工しています。

(場所) 山梨県清里にて
(日時) 2004年9月21日23時04分15秒〜,23時50分54秒〜
(情報) 撮影機材:NIKON D70IR改 AiAF MicroNikkor105mm F2.8D(開放) 感度:ISO400    露光: 144+94秒 データ形式:RAW
   WB:太陽光 光害カットフィルター:LPS-P1
   NR:ON ポタ赤:ケンコー スカイメモR

    Arranged with StellaImage4 & Photoshop 7.0
(レベル補正、トーンカーブ調整、2X2ソフトビニング、カラーバランス、トリミング)


馬頭星雲付近 B33 in IC434
  東京では、正月3ヶ日は一年で最も空が澄んでいます。とりわけ2005年のそれは、暮れに雪が降ったこともあって、何年ぶりかの澄明さとなりました。7×42mmの双眼鏡では、尾までは無理ながらもマックホルツ彗星のコマがうっすら観測できました。 で、この機会逃してならじと、馬頭星雲付近を狙ってみましたが、隣の工場のポールが入ってしまったのはご愛嬌。

(場所) 東京狛江市自宅マンションベランダにて
(日時) 2005年1月03日03時00分21秒〜
(情報) 撮影機材:NIKON D70IR改 AiAF Nikkor180mm F2.8D(開放)
   感度:ISO400 露光:120秒×4枚コンポジット データ形式:RAW
   WB:太陽光 光害カットフィルター:LPS-P1
   NR:ON 架台:SXW赤道儀

    Arranged with StellaImage4 & Photoshop 7.0
(レベル補正、トーンカーブ調整、3X3ソフトビニング、カラーバランス、トリミング)
IC434


ばら星雲 NGC2237-9(いっかくじゅう座)
Rossete Nebula
  赤色星雲の中でも写真写りの良いものだそうですが、赤外線カットフィルターの所為で、無改造のコンパクトデジカメでの写真は、これまで見たことがありません。あまり良い写りではありませんが、殆ど意地で焙り出したものです。東京郊外、望遠鏡無しでの、無改造デジカメによる挑戦ということでお許しを。

(場所) 東京都狛江市自宅マンションベランダにて
(日時) 2004年2月7日00時54分〜
(情報) 撮影機材:NIKON e5700 f206mm 感度:ISO400
   露光:(1) F5.7 120秒X7枚 -1EV 光害カットフィルター:LPS-P1
   (2) F4.1 300秒X5枚 ローカットフィルター:R-64
   L (1)のモノクロ化と(2)を三色分解したRをコンポジット
   R (1)と(2)を三色分解したRをコンポジット
   GB (1)を三色分解したGB   WB:sun データ形式:RAW
   NR:ON ポタ赤:Vixen GPガイドパック
    Arranged with StellaImage4 & Photoshop 7.0
(レベル補正、トーンカーブ調整、スターシャープ、2X2ソフトビニング、カラーバランス、トリミング)

    ((参考写真)) NASAのAstronomy Picture of the Dayから


オリオン大星雲 M42 と三ツ星
  オリオンの腰のベルト(三ツ星)に下がる剣の真ん中の星は、実はM42という星雲です。大星雲と呼ばれるだけあって、空気の澄んでいるところでは肉眼でも、ボヤっと霞んで見えませんか?この領域には他にも有名な星雲が幾つか在ります。拡大写真で、三ツ星の左端のすぐ左(東)、眼を凝らすと微かに割れた皿のようなにじみがあります。これは炎星雲(Flame nebula=NGC 2024)で暗黒星雲により引き裂かれたように見えます。さらにその右下(西南)には、この写真では判りませんが、有名な馬頭暗黒星雲(B33 in IC434)が、また画面左上端のあたりにはウルトラマンの故郷M78などが在ります。

(場所) 東京都狛江市自宅マンションベランダにて
(日時) 2003年12月24日02時20分〜
(情報) 撮影機材:NIKON e5700 f176mm F5 感度:ISO400
   露光: 140秒+120秒X3枚コンポジット データ形式:RAW
   WB:AWB 光害カットフィルター:LPS-P1
   NR:ON ポタ赤:Vixen GPガイドパック

    Arranged with StellaImage4 & Photoshop 7.0
(レベル補正、トーンカーブ調整、2X2ソフトビニング、カラーバランス、トリミング)
M42


すばる M45 Pleiades(おうし座) と マックホルツ彗星 C/2004 Q2
Machholz
  2005年1月8日すばるのすぐ脇を、マックホルツ彗星がすり抜けていきました。近日点が地球よりも外側だったためか、左(東)に伸びる尾は微かにしか判りません。

(場所) 東京狛江市自宅マンションベランダにて
(日時) 2005年1月8日0時49分23秒〜
(情報) 撮影機材:NIKON D70 AiAF Nikkor180mm F2.8D(F4)
   露光:60秒×9枚+90秒×2枚(光害カットフィルター:LPS-P1)
   WB:太陽光 感度:ISO800
   データ形式:RAW NR:ON 架台:SXW赤道儀

    Arranged with StellaImage4 & Photoshop 7.0
(レベル補正、トーンカーブ調整、2X2ソフトビニング、カラーバランス、トリミング)


すばる M45 Pleiades(おうし座)〔050115更新〕
  日本では昔からスバルとか六つら星と呼ばれ親しまれてきました。星団周辺にはプレアデス星雲(IC349)と呼ばれる星間物質があって、大口径の望遠鏡で撮ると、星団の光を受けて刷毛で掃いたように青く輝いています。

(場所) 東京都狛江市自宅マンションベランダにて
(日時) 2005年01月11日00時30分15秒〜
(情報) 撮影機材:NIKON D70 SIGMA APO135-400mmF4.5-5.6(400mmF8)
   露光:300秒×3枚+180秒
   WB:太陽光 感度:ISO800
   データ形式:RAW NR:RAP 架台:SXW赤道儀

    Arranged with StellaImage4 & Photoshop 7.0
(レベル補正、トーンカーブ調整、2X2ソフトビニング、カラーバランス、トリミング)
Plaiades


Photo by INO, Shohta with NIKON D70 etc.


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