2001吉備路マラソン大会の様子をご案内致します(1/3)
  
 '01/02/25(日)に岡山県総社市で“2001 吉備路マラソン”が、過去最多となる5,958人の参加者で開催されました。
 フルマラソン(42.195km)、20km、ファミリー(4.7km)の3部門、年齢別に15種目で展開されましたが、GONsanもフルマラソンの部にエントリー。

 このマラソン大会の様子は、“GONsanの独り言”より引用しましてお話し致しますネ(^.-)☆

GONsanの独り言

“しまなみ海道”沿線に居住しますGONsanが、日常生活を思いつくまま綴った日記です。 ● 作者のホームページ
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2001年 2月25日 待ち望んだ“吉備路マラソン”と言うのにシューズで失敗とは(^-^;
■ お天気 曇り時々晴れ、そしてみぞれ

 今日は待ち望みました“吉備路マラソン”です(^.-)☆
 予定通りA.M.5:30に起床し、朝食はカレーです。GONsanは、長距離を走ります時にはカレーを食べますと実に快調なんですよ(^_^)v
 そして、会場近くの駐車場が一杯になってはイケないから…と、6:30に嫁さん・GONchanと総社市へと出発。
 我が家から総社まで45km程度ですから大した距離ではないのですけどネ(^.-)☆

 国道180号線を総社にと向かいますと、既に早朝から大会ボランティアの方々なんでしょうネ…会場までの矢印(→)の標識で参加者を迎えておられます。我が家から、わずか40分弱の所要時間で到着しましたが、既に多くの参加者が来ておられます(^-^)

 幸いにも会場隣接の駐車場(多目的広場)に止める事が出来ました。

 早速、受付を済ませ参加賞等を受け取り、まずは一安心。
 頂いた参加者メンバー表に眼をやりますと、広島、徳山、福山…等で一緒に走っておりました仲間の名前も結構載っています。が、会場を見廻してみましてもこんなに大勢では何処におられるのかは分かりません。

 まだ随分時間がありますから無料の善哉を頂いて車の中ですすりながら、ゼッケンの取り付け。そして、シューズに履き替えまして大ショック!!
 いつも履き慣れましたシューズを持参したとばかり思っていたのですが、履いてみて初めて気付いてしまいましたよ(^-^; 比較的新しい、あまり足に馴染んでいませんシューズ。でも、何故?
 持ち出します時に古く見えますシューズを確認の上、持参したと言うのに…
 こんな私を見て嫁さんの方は涼しい顔。「いつも履き慣れた靴を綺麗に洗ってあげてたのに、なんで普段履かない方を持って来たの?」ですから実にショック!!

 嫌な予感がしましたが、嫁さんが気配りしてくれたのだから…と、そこは我慢、ガマン、がまん、です。
 いよいよフルマラソンのスタート時間が迫って来ましたのでスタート地点にと向かいます。
 そして、A.M.9:30にスタート。目標タイムは3時間40分です。

 備中国分寺を通過して国道180号線まで北上し、また総社市方面にと後帰りし、そしてまた国分寺前を走行。少し変則的なコースで国分寺周辺を一度周回し吉備津神社、吉備津彦神社方面にと向かいます。二度目に国分寺を通過します所が15km地点。
 ここまでスッカリ忘れていたのですが、足の先に違和感を感じ始めましてヤッと「シューズを間違えて持参した」事を思い出してしまいました(^-^; なかなかマラソンもメンタルな面がありますから、一度、気にし始めますともぅイケません。次第に両足のサキッポが痛くなってしまいます。15〜20kmまでの距離の長い事。実に長く感じられてしまいました。

 20kmの給水ポイントで、たまらず一度靴を脱ぎまして、再度履き直しましたが変わりなし。ヤッパリ痛い。でも、今さらどぅしようもありません。カレーをシッカリ食べて来て体調は実にイィのですけど、朝早かったですから少々お腹も空いて来まして、吉備津神社前の給水ポイントでは大きな黄粉餅を二個頂きまして、これが実に美味しかったのですよ。
 足も痛いし、「もぅ楽しくノンビリ走ろう…」とばかり、ここでは5分間ばかり立ち止まってユックリと黄粉餅(吉備団子なんでしょうが…)を頂いてしまいました。

 そして、ユックリとスタート。もぅ2km程度で吉備津彦神社の折り返し地点です。
 足の方は相変わらずですから、折り返して来られます色んな方の顔をジックリ眺めながらの走行。
 残念ながら知った人はおられませんでしたよ。
 そぅしているうちに、ヤッと吉備津彦神社の折り返し点。ここが26km地点で、時計を見ますと2時間30分ですから、2時間55分の関門はクリア。
 今まで、こんな制限時間の事は気にもかけていなかったのですけど、今回ばかりはヤケに気になります。
 次は、35kmの“3時間55分”の関門。このままで走れれば楽々通過は可能ですけど、そこは足次第(^.-)☆ でも、少し安心しまして、本当に「楽しくノンビリ走ろう」と言う気持ちになって来ました。

 ユックリ走っていますと、盲目ランナーの人に追い越されてしまいました。
 伴奏者の人の右手と、盲目ランナーの人の左手を紐で結んで並んで走っておられます。思わず「頑張って下さい!!」と応援してしまいましたよ(^-^)
 そぅしていますと、次には20代の若夫婦がGONsanを追い越して下さいました(^-^)
 奥様がフルマラソンで、旦那様が自転車で伴奏。これは競技規則に違反なんですけど、大会関係者の方々も黙認。
 一見、仲睦まじそぅに見えるのですけど、「もっとタイミングよく渡してよ!!」と奥様の叱責。スポーツドリンクの受け渡しのタイミングが悪かったのかも…それにしましても、結構キツい奥様です。
 ご主人の方は走らない代わりに、一生懸命、愛する奥様をサポートしていると言うのに、実に我がまま奥様で困ったものですよ。
 後ろからケツってやろうかいな…とも思いましたが、これまたガマン、我慢、ガマン、です(^-^)/

 そぅしていますと、いつの間にか35kmの給水ポイント。タイムを見ますと3時間33分。
 ここでは、美味しそうなバナナがありまして、1本、2本…結局6本頂きまして、「私が一番沢山頂いたのでは?…」と尋ねますと、「いぇいぇ、16本食べていかれた人がおられました。ほら、あそこを走っておられる人…」と教えて頂きまして、見てみますと、おっしゃる通り食べながら走っておられますから笑えます(^-^)
 私はついでに、おにぎりも二個。そして、紅茶も一杯。もぅ満腹です(^.-)☆

 それから、少し先を走っておられますバナナ16本の人を追っかけまして並走。
 「凄いですねぇ〜バナナ16本とは」に「今回が8回目の参加だけど、いつもはもっと食べとるよ(^-^)」ですから笑ってしまいます。
 こぅして会話しながらノンビリと走っておりますと、“ピエロ”さん二人に追い越されてしまいました。
 ピエロの仮装で走っておられるのですけど、これが沿道の応援者には仲々の好評で、中でも子供さん達には絶大の人気(^-^)

 今までマラソン大会では、こぅした楽しい場面は見れませんでしたが、こぅしてノンビリと走っておりますと結構色んな参加者がおられまして、実にフルマラソンを楽しんでおられるのだ…と痛感してしまいます。

 もぅ給水ポイントは無いものと思っておりましたら、すぐまた残り5kmのポイントに最後の給水ポイント。
 ここでは、ヤマザキパンさんの車が到着したばかりで、出来立てのパンが準備。
 つぃさっきバナナ、おにぎりを頂いたばかりだと言うのに、このパンを素通りする訳にも行きませんでテーブル上に並べて頂くのを待つこと2分間。出来立てかどぅか分かりませんけど、これがなかなか美味しいのです。
 またまた4個ばかり頂いてしまいましたよ(^-^)

 さぁいよいよ残り5kmです。
 もぅ休憩は取れません。ただひたすらゴールを目指すのみ。
 バナナ16本の人とはお別れしまして、はるか前方のピエロsanを目標に最後の走り。
 もぅ足が痛いと言ってもおれません。
 結構速く走っていますと、突然、沿道から“○○san、頑張れ!!”と私の名前を呼ばれますからビックリ!! 思わず振り返りますと、メンバー表とゼッケンを見まして応援しておられる様子。でも、大変驚いてしまいまして、知ってる人かと思いましたよ(^-^)
 私と同じように後方の人が“○○san、ガンバレ!!”と声掛けられていましたから、私と同様、さぞ驚かれたものと思います(^-^)

 そして、ついにゴール。
 私の時計を止めますと“4時間31分02秒”で、完走証を受け取りますと“4時間31分00秒”でありました。

 嫁さんとGONchanの姿が見当たりませんから、豚汁を頂いてすすっていますと、どこからかヤッて来まして「あまりにも遅いから恥ずかしくて声も掛けられないから、暫く様子を見ていたけど、終わってすぐに行く所が豚汁とは…」と、苦笑しておりましたよ(^-^)
 GONchanもまた、待ちくたびれたとばかりの大アクビで、私の方が苦笑してしまいましたが(^-^)

…と、こんなフルマラソンでありました。

 タイム的にはふるいませんでしたが、振り返ってみますと、こんなタイムで走っておられる方々は、しんどくて今にも倒れそうに走っておられる方々が多いのだろぅ…と思っておりましたら、決してそぅではないのですねぇ〜
 皆さん結構余裕を持って、フルマラソンを楽しんでおられるのですよ(^-^)
 それぞれ、各人各様で、楽しく走っておられます。
 これらの方々は、当然、常日頃走っておられまして、自分自身のタイムをよくご存知で、制限時間内の完走は充分可能な事を理解した上で、ノンビリと楽しく、周囲の景観、沿道の方々とコミュニケーションを計りながら走っておられる事を痛感してしまいましたよ。

 自分のタイムの短縮に全力を費やす人…優勝を狙って走られる人…大会を盛り上げて下さる地元ボランティアの方々とのコミュニケーションを計りながら楽しく走られる方…と、実に様々。
 シューズのお陰とは言いましても、今回の吉備路マラソンは“フルマラソンとは何だろぅ…”と、こんな問いかけをしてくれましたようです。
 「楽しく走る」この意味を、私と会話して下さいました何人かの方々が、多くの言葉を必要とせず、私に教えて下さったようです。
 せっかく吉備路マラソンに参加して来ているのだから、周囲の景観は勿論のこと、大会を盛り上げて下さる地元ボランティアの方々にもっと眼を向けよ!!と言う事なんでしょうか…

 が、しかし、車の中でシューズを脱ぎますとホッとしてしまいました。ヤッと苦痛から開放された…こんな気持ちでしたよ(^-^)
 両足の爪の先が凡て全滅!! とにかく痛い! 脱いでも痛い!!
 私のためにと綺麗に靴を洗ってくれた嫁さんにも文句は言えず、結局、間違えて持って来ました私が悪いのですけどネ(^-^)


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