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創刊の辞



創刊の辞

 とにかく始めることにした。この先どうなっていくか、具体的な自信や見通しはまるでと云っていいほどない。そんな状態で発刊していくのは読者になってくれる方にも失礼だし無責任だ。だが、こちらはそれを重々承知で始めるのである。読者の皆さんにも甘えてしまうことが多くなってしまうかもしれない。だがその反面、こちらが必死でいるというのも事実である。この雑誌がどこまで続くのか。こちらが力尽きるのが早いか、読者がこちらを見限るのが早いか、さもなきゃ読者をこちらの世界に引きずりこむのに成功し、万々歳で雑誌は続けていけるのか。どっちにしろ一号一号を真剣勝負でやっていかねばならないのだ。
 願わくば、非力な私たちの、ある意味での ”成長” を読者の皆さんが追体験することができますように。
 なお、「祥雲」とは「吉兆を示す雲」という意味がある。だからどうした、と云った深い意味が有ってつけた雑誌名ではなく、あまり冴えたものとも云えないが、できるだけ早く馴染んで貰うことが出来るようにしていくつもりだ。
とにかく、よろしくお願いします。

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