iAppli Util | ABA Games |
for 505i | IWikiView ver. 0.21 | (C) 長 健太(ABA."Saba") |
JSPWikiと連携して動作する、 505i用iアプリ、 簡易Wikiクライアント「IWikiView」。
ダウンロード |
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IWikiViewはフリーソフトウェアです。以下からダウンロードできます。
動作確認はD505iのみで行っています。他の505i端末で動作するかどうかは分かりません。
使い方 |
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505i上から、JSPWiki上のページの読み込み、書き込みができます。 ページは505i内のスクラッチパッド上に記録されるので、 必要なときのみサーバと通信することで、パケット代を節約できます。
設定画面 |
起動すると設定画面が開きます。以下の項目が設定できます。
設定ボタンを押すと、ページを表示するページ画面が開きます。
ページ画面 |
ページを表示します。ページのWikiNameが画面上部に表示されます。 このページが、携帯電話上で編集され、JSPWiki上のページと内容が 異なると思われる場合、WikiNameの前にアスタリスクが表示されます。
他のページへのリンクはアンカーボタンで示されます。 アンカーボタンを押すと、そのリンクのページに移動します。 ページが存在しない場合は、新規にページが作成されます。
一度読み込んだページは、携帯電話内のスクラッチパッドに保存されます。 そのため、明示的に再読み込みをしない限り、JSPWiki上のページの変更は 反映されません。再読み込みはメニューから行います。
ver.0.2から、Webページを読み込むことができるようになりました。 WebページをWikiページ風に整形して表示します。 ver.0.21から、Google検索機能が付きました。
メニューボタンを押すことで、メニュー画面が開きます。
メニュー画面 |
以下のメニューがあります。
編集画面 |
ページを編集する画面です。ページの内容が、複数のテキストボックス内に 表示されますので、内容を編集してください。テキストボックスが複数ある理由は、 ひとつのテキストボックス内で編集可能な文字数に制限があるためです。
編集内容をページに反映する場合は「書込」を、編集内容を破棄する場合は「中止」を 押してください。また、編集した内容はスクラッチパッドにのみ書き込まれ、 JSPWikiには反映されません。内容を反映するためには、メニューから ページ送信を選んでください。
既知の問題点 |
謝辞 |
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開発にいたるまでメモ |
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505iは画面が広い。QVGAの威力は只者ではなく、やけくそな量の文字を一覧することができる。 ビューアとしての能力はすばらしい。
だが、残念なことに、i-modeでは文字が大きいサイズで固定されてしまっているため、 505iの本領を発揮することができない。大画面に小さい文字でこれでもかとテキストを 詰め込むには、専用のiアプリを作成し、小さいフォントで表示する必要がある。 その手のアプリとしては、2ch専用ブラウザ iMonaなどがある。
私としては、505i上で動く、自分専用のテキストリーダ兼メモ帳がほしかった。 かといってそれを全部1から作るのはばかばかしい。そこで Wikiを利用してみることにした。
505i上にWikiクライアントとして動作するiアプリを配置し、サーバ上のWikiと連携して 動作させることで、それなりの柔軟性を持ったメモ帳が作れるだろう。 携帯電話内のメモをPCなどと連携させることも簡単そうだ。
さっそく、Wikiを外部のクライアントから読み書きする方法を調べてみた。 が、困ったことに、多くのWikiエンジンは、 ブラウザ以外からの読み書きということを考慮していない。 これはある意味当たり前のことで、WikiのシステムはUIがブラウザ内で完全に閉じて いるため、外部インタフェースなどを定義する必要はまったくないのであった。
困っていたとき、以下のページを見つけた。
これは何かというと、XML-RPCを使って、 Wikiの共通インタフェースを作ろうということらしい。 これこそ私が探していたものだ。実際いくつかのシステムで実装されていたり、 これ用のパッチが用意されていたりするらしい。
その中でも今回はJSPWikiを 相方のWikiエンジンとして選んでみた。理由は簡単で、Javaでできているから。 MoinMoinなんかもシステムとしては よさそうだが、なにぶん私がPythonを知らない。
JSPWikiには、 XML-RPCのインタフェースが備わっていて、外部からページの読み込みができる。 残念なことに、外部からページの書き込みが行えるputPageメソッドは実装されていない ようだが、簡単なクラスを作成するだけで追加することができる。
パケ代を気にしなければいけないiアプリで、非常に冗長なXML-RPCを使うことは あまり正しくない選択なのかもしれない。しかし今後広く使われる可能性のある 共通インタフェースであることを考えて、あえてこれを利用した。
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