2004年 カウアイ・フィールドワーク日記

9月7日深夜(現地時間)
今年もついにカウアイフィールドワークが始まりました。

今年は、のっけから台風18号にぶつかり、大混乱の中の出発でした。
搭乗機は遅れながらも着陸しているのに、関西空港連絡橋が閉鎖のため空港にたどり着けず、りんくうタウン駅で足止めが深夜まで続き、ようやく橋が開いたかと思うと、今度は、搭乗機のエンジントラブルで出発が遅れ、ホノルル到着は午後4時。
家を出てからカウアイまで、まる一昼夜という長ーーーい旅行となりました。

ワイメアはいつもの佇まいであります。藤森さんは、あいかわらずお元気で、庭の池がまたひとつ増えていました。

藤森さんのお話では、お年寄りたちは、少しずつ年齢を加え、体調や記憶などに問題がでてきているようです。それぞれの方々についてのレポートはあらためてお送りします。

今年は、男子学生諸君は、本堂に寝るという作戦です。蚊の襲来が懸念。女子学生は、ビーチハウス。ところが、お湯がでないというきつい一発がさっそくありました。水のシャワーという、まるでカンボジアでのフィールドワークのような状態となりましたが、今のところ、全員元気で、最初の夜は旅の疲れで爆睡をしております。

明日は、マカウエリの日本人墓地への墓参と老人病院への友愛訪問を行います。

カウアイ空港でのりさんの出迎え(9月7日)

9月9日(金)
マカウエリの日本人墓地に墓参にいきました。今年の案内役は、ニッタさんです。ニッタさんは、このマカウエリキャンプに生まれたそうですが、50年ぶりの墓参となりました。荒れた墓地に感慨もひとしおのようでした。

学生からビデオインタビューを受けるニッタさん。

9月10日(土)
今日は、ハナレイまでフィールドトリップにでました。途中、山崎ひさえさんが入所している老人ケア施設を訪ねました。山崎さんは、すこし痩せたようですが、とても元気で、あいかわらず学生たちにしっかり勉強しなさいと檄をとばしていました。写真は、山崎さんと今年の参加者の記念写真です。

山崎さんは、その夜、私たちの訪問がとてもうれしかったとのことで、興奮して眠れなかったと次の日、電話がありました。帰りに、恒例のゲートリッジパークで、ボディーボードをしました。

9月12日(日)
今日は、お寺の掃除の日で、朝から勤労奉仕をしました。おかげでたいへんきれいになりました。と、カウアイOBOG1期生の土田さん、杉田君、藤田さんが、休暇でカウアイ島に旅行にきていて、お寺を訪ねてくれました。みんな社会人になって忙しくしているようですが、カウアイは忘れられない思いでの場所となっているとのこと。他のみなさんも是非訪ねてください。年を取らない藤森さんがお待ちしているそうです。

左から、山中、藤田さん、土田さん、杉田くん。東経大のカウアイ1期生です。