内モンゴルからの留学生Mさんの病気入院とご家族の来日を支援する募金についてのご報告

お願いを申し上げました募金について、経緯をあわせてご報告をさせていただきます。

今年入学した中国内モンゴル出身の女子留学生Mさんが、来日後、罹患したと思われる病気のため、緊急に手術を受けることになり、現在、入院中です。

手術を受ける部位が非常に重要な器官に近く、危険な手術となるため、病院側は家族に立ち会いと同意書への署名を求めており、急遽、ご家族(お母様)が来日することになりました。

さいわい、彼女が加入している健康保険と日本の関係法によって、治療にかかる費用はおおむねカバーされる見通しでありますが、内モンゴルからはるばる来日されるご家族の渡航と滞在にかかる費用はすべて自費負担とならざるをえません。貨幣格差を考えると、ご家族の負担は、きわめて重いことが想像され、すこしでも援助できればと思い、今回、基礎ゼミの学生が中心になって募金活動を行うことになりました。

総合政策学部学部長室委員会の理解と了解をえて、講義時間前後のクラスや教室で募金を呼びかけたところ、学生諸君からは、54,629円が集まり、また、昨日の教授会後には、73,371円を教職員のみなさまから集めることができ、総額は、128,000円となりました。

暖かいご支援とご協力をいただいた教職員のみなさまにこころから感謝を申し上げます。

寄付金は、早速、7月17日、彼女が入院している病院にゼミ生たちとともに持参し、来日されているお母様にもお会いし、お渡しすることができました。手術は成功し、まだ点滴の針やチューブにあちこちつながれたままのご本人とも話をしました。痛みや厳しい病気との闘いはしばらく続くと思われますが、病気に負けないしっかりとした意志を感じました。

早く元気になって、またいっしょに勉強しようとゼミ生同士で約束し、帰りました。

以上、簡単ではありますが、ご報告とさせていただきます。

山中速人ゼミ一同