Matty's NFL Brief Lecture
How to calculate QB Rating?
QBレイティングの計算方法
今回はちょっと解説をしちゃいます! えっへん。
QBレイティングは、パス成功率とパス平均獲得ヤード、
TD率とインターセプト率の低さから数値化されます。
QBがTDに繋がるロングパスを確実に決めていくと数値がよくなるってことですね。
ちょっと複雑なのですけど、計算してみましょう。
まず、パス成功率を求め、レイティング計算の係数として数値化します。
@(パス成功率%-30)X0.05
この数値は0〜2.375で固定されます。
0以下なら0、2.375以上なら2.375になります。
なぜ30引いて0.05かけるのかって?僕に聞かないでください。
次に、1回あたりのパス獲得ヤードを求めて係数とします。
A(パス平均獲得ヤード-3)X0.25
この数値もパス成功のときと同様に0〜2.375で固定されます。
0以下なら0、2.375以上なら2.375になります。
それから、パス回数に対するTD獲得率を求め、係数にします。
B(TD率%)X0.2
2.375以上の場合は2.375となります。
最後にパス回数あたりのインターセプト率を求め、係数とします。
C2.375-(インターセプト率%X0.25)
これが0以下となった場合は0となります。
QBレイティングは上記の@〜Cの係数を合計し、6で割って、100倍した数になります。
QBレイティング=(@+A+B+C)/6X100
ねっ、簡単でしょ?
とにかくレイティングが高いQBはパス能力が高いってことが、
まあ客観的にデータとして言えるわけです。
がっ! QBに求められる能力はパスだけではありません。
チームを鼓舞するキャプテンシー、ビッグゲームなど厳しい場面での冷静さ、
逆境にあってもあきらめない精神力、スクランブル時の対応能力や、
ファンを引き付ける魅力などといった、QBの重要な要素はQBレイティングに
まったく反映されていないわけです。
僕はスーパーなレイティングを残すQBよりも、レイティングはそれほど高くないのに、
でもチームをしっかり支えているような、そんなQBが好きだなあ。
講義の感想
そっかぁ。そんな方法で計算されていたんだ。
マティ先生の講座は大満足でしたが、レイティング算出方法には大不満足です。
マティ先生が最後に書いたように、QBの実力はパスやインターセプト数だけでは
計れないと思います。
今まで、QBに、たいして興味のなかったひめは、レイティング自体を気にしたことが
なかったのですが、今まで通り、自分の目で見て判断をするのが一番かと感じました。
でも、 “ 30引いて0.05かける ” この不思議がNFLらしいですね〜。
ダウンを計るのには、計測器かかえてやってくるのに、
かんじんのボールの位置はいつもずれてたり、とね。
最後の2行、マティ先生の頭に浮かんだQBは誰なのでしょう?
私は、ふっと、チーフスにいたスティーブ・ディバーグを思い出しました。
額を大きく切った彼が、サイドラインでその傷を縫合し、
すぐにフィールドに戻っていった姿を今でも忘れられません。
そんなQBの姿を見て鼓舞されないプレイヤーはいるでしょうか?
QBなのに、派手さを出さず、確実なスキルでチームをまとめていった彼は
私の理想のQBでした。
彼のようなQBが出てくる事を祈りつつ、締めたいと思います。