杖立温泉では、新緑の中、3、500匹の鯉のぼりが元気良く空を舞っていた。 (April 29, 1999)


連休初日の「みどりの日」4月29日(木)は、朝から青空が広がり爽やかな風が緑の木々を渡って吹き、 絶好の行楽日和となった。
しかし、時間を少しずらしたせいなのか、一日からの休みに力点を置いているのか 分からないが、阿蘇への道はあまり混んでいなかったし、杖立温泉でも観光客の数は疎らだった。しかし、 それだけにゆっくり見物ができたというものだ。(ご覧になりたいサムネイルをクリックしてください)

鯉のぼりが泳ぐ下の河原でお弁当を広げている 家族連れが一組だけあった。

端にひっそりと立っている石塔。近寄ってみると表面には 「わたしゃ杖立湯治の帰り 肌に湯の香がほんのりと」と都都逸風の句が刻んであり、裏面には金色で「日本一の 鯉のぼりの里 杖立温泉」とあった。


杖立温泉は阿蘇山地の北部、大分県との県境にあり、町の中央を杖立川が流れている。 今杖立は煙るような新緑の真っ只中にあった。鯉のぼりは4月15日から5月15日まで、 この杖立川の上空で泳いでいる。公称3、500匹。


April/29/1999