Gallery(2018)

 
蝋 梅 2018年12月24日(月曜日)  今日は平成最後のクリスマスイブの日。朝から燦々と陽光が降り注いでいる。この時期に花を付けるのは椿に山茶花、それに蝋梅などであるが、 例年年末始に私が撮る花は蝋梅。今年も水前寺成就園の南に隣接する小公園に一本だけある蝋梅の木の様子を見に出かけた。
 気温は左程では無いが、殆ど風がないから日向は結構暖かい。
 真っ青な空を背景に、蝋梅は黄色い蕾や花を一杯に付けて陽光に輝いていた。
紅葉の五家荘 2018年11月06日(火曜日)  漸く秋が来て木々も色づき始めた。
 九州山地に秋を探ろうと、快晴の11月6日、九州産交バスのツアーで久しぶりに「五家荘」を訪れた。今年、この地には秋が普段より早く訪れたと見えて、 早くも盛りが過ぎつつあったが、何とかその残り香に出会えた。
 幸い天気は上々の秋晴れ。とは言うものの、ツアー・スケジュールと日照とのマッチングがベストとは言い難く、折角の紅葉黄葉の煌めきが 思ったほど再現できずに悔しい。
 唯一の外国人参加者Mr.Frankieと仲良くなれたのが今回の最高の収穫といえよう。
番所棚田の彼岸花 2018年09月19日(水曜日)  熊本市恒例の秋祭り「藤崎宮秋季例大祭」の呼び物隋兵行列が終わって、朝夕がやや凌ぎやすくなった。とは言え、今秋は夏の猛暑が尾を引いて 日中の日射しは相変わらずで、最高気温は未だに30℃を超えることが多い。
 ともかくも秋の彼岸が近づいて彼岸花が咲く時期となったので、今年も番所まで出掛けた。
 「日本の棚田百選」の一つ、山鹿から日田に抜ける往還には嘗て人や荷物を調べる番所が在ったことから「番所」と名付けられた。 高低差80㍍の急斜面に約200枚の棚田があり、秋には赤い彼岸花が黄色く色づく稲田を縁取る。
 永年秋になると訪れているが、今秋の番所は、これまでで一番鮮やかで豊かな彼岸花を見せてくれた。
ひごたい 2018年08月14日(火曜日)  絶滅危惧種とされている「ひごたい」であるが、毎年8月頃になると最大径5㎝ほどの瑠璃色の球形の花を咲かせる。
 阿蘇くじゅう国立公園内の産山村では「ひごたい公園」を設けてその保存と普及に努めており、そろそろ時期になったので今夏も撮影に出掛けた。
 台風15号の接近により、午後からは天気が急変する恐れもあるとの予報が出されていたので、そうなる前にと8月14日早朝に出発した。標高850mの高地は流石に涼しく、暫し炎暑を忘れて過ごした。
百合の花 2018年07月11日(水曜日) 「夏の野の 繁みに咲ける 姫百合の 知らえぬ恋は  苦しきものそ」(大伴坂上郎女 万葉集)
 これは一例で、万葉の昔からあまた恋の歌の材料として歌われてきている百合の花。俗諺にも「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」とあるように、女性の美しさを形容する時にあげられる百合の花は、今この真夏が最盛期。
 日本は百合の宝庫で、日本の百合を欧米に紹介したのはかのシーボルトだそうだ。
古代ハス 2018年06月24日(日曜日)  2000年前のハスといわれる大賀ハスなどがある県北山鹿市の「鹿央古代の森」で「鹿央里やま蓮まつり2018」が昨日から始まった。そこで今日早起きして出掛けた。
 時期が少々早かったようで、開花は僅かに3輪のみ。連日の強い雨が今日だけ朝から中休みで、漸く開いた花弁には雨の滴がまだたっぷり残っていた。
合歓の花 2018年06月13日(水曜日)  紫陽花が至る所で咲いて、いよいよ梅雨真っ只中。とは言うものの、近頃は何事も穏やかなレベルではなく程度が激化してきているようだ。6月なのに台風5号が超大型とかで、南海上を通過しただけなのに、 熊本でも、1時間も降らないうちに洪水警報が出る始末。
 緑が濃くなって、葉群れの合間から「合歓の花」がひっそりと薄紅の絹糸を覗かせている。
 鬱陶しいこの時期、お互いに体調を崩さないように気をつけて過ごそう。
花しょうぶ 2018年06月01日(金曜日)  5月28日北部九州に入梅の宣言が出たのに、余り降らない日が続いて居ます。今日(6月1日)なんかは快晴最高気温30℃だって!
 県の北西部、玉名市を流れる菊池川河口近くの「高瀬裏川」で第28回花菖蒲祭りが始まったので出掛けました。総株数6万6千と言われ、県下では最大級の規模だそうだ。
紫陽花 2018年05月24日(木曜日)  梅雨が近づき、江津湖でも紫陽花が咲き始めた。日当たりの良いところでは青の紫陽花が、そして日陰で日当たりが悪い場所の紫陽花はピンク色であった。萼紫陽花はまだ開きが小さいし色も薄い。
 今日は良いお天気で花も映えて見えたが、沖縄地方には梅雨前線が停滞しており、今年の梅雨は例年より早く始まり、長く続きそうだとの予報だ。鬱陶しい時期が長く続くようだが、なんとか爽やかに過ごせれば良いと思う。
新緑の中の薔薇 2018年05月14日(月曜日)  5月は漸く中旬なのに、気温は鰻登り、今日は早くも真夏日の暑さ。長期予報では、今夏は昨年並みか更に暑くなりそうとか。
 五月晴れに新緑が輝く14日、もう混んでいないだろうと、バラ祭りが始まったハウステンボスに出掛けた。まだ広大な苑全体がバラに埋まるほどでは無かったものの、規模は流石であった。
絵日傘 2018年05月10日(木曜日)  ゴールデンウイーク期間中は何処へ行こうと人ばかりだろうからと、外出をサボって大人しく過ごし、五月晴れで新緑が輝く今日10日、明日からバラ祭りが始まるカントリーパークへ、 一日早く、混まない内にと出掛けた。
 予想通りにバラ園では色とりどり、大小様々な薔薇の花が乱れ咲いていた。園全体では3,700種ほどもあるそうだが、生憎盛りが過ぎたかやっと開いたばかりのものが殆どだったので、 100mmレンズを付けてクローズアップを狙ったものの良いものが殆ど撮れず、やっと2色の彩りの「絵日傘」を今回の記録として選んだ。
「くじゅう花公園」の今 2018年04月20日(金曜日)  今年の弥生はまさに狂った様な気候変動だった。厳しい寒気が長く続き、暖かくなったと思ったら一気に4月の陽気。 昨春は久方ぶりに入学式時に満開になった櫻が今年は残念ながら3月末で満開となり、4月は葉桜となってしまった。そして今は藤やツツジやハナミズキなど色とりどりの花々が乱れ咲いている。
 5月の陽気に誘われて、今日は早朝から久住山の麓にある「くじゅう花公園」を訪れた。標高800mの高地の木々は漸く薄緑の衣を纏ったところ。赤や黄のチューリップが真っ盛り。 そして園内では、これからの時期を彩るパンジー畑の手入れに皆さん忙しく働いていた。雲一つ無い快晴の青空に、久住の山々がクッキリと浮かんでいる。
 下界では既に五月の陽気。今夏も暑くなりそう。
青軸梅 2018年02月24日(土曜日)  今冬は寒気が殊の外厳しかったために、ここ熊本でも、梅の開花が20日ほども遅れ、漸くちらほらと梅の便りが聞かれるようになってきた。
 市内西郊にある「谷尾崎梅林公園」は200余本の梅林が様々な種類を取り混ぜて生えていること、加えてかの宮本武蔵が座禅を組んだと伝えられる座禅石があるところとして知られているが、 寒気が緩み暖かな日射しが注ぐ今日になっても僅かに数本が、しかもまだ1~2分咲きの状態であった。
 公園入口では濃い紅色の「浮牡丹」、最奥では緑色の「青軸梅」が、そして梅林周辺では在来種の梅木が数輪白い花を付けていた。
春近し 2018年01月21日(日曜日)  大寒の入りなのだが、朝から快晴微風でお昼近くなると小春日和の暖かさ。それでカメラを抱えて動植物園へ出掛けた。 
 梅園では、鶯宿梅と紅梅の枝に速くも蕾がびっしり付き、少し膨らみかけていた。
 下江津湖の岸辺では水鳥たちが日向ぼっこしていた。
雲海に浮かぶ 2018年01月08日(月曜日)  成人式の今日は、南岸低気圧の急接近により気温が急上昇し朝から雨で街は霧に包まれ、街を取り囲む丘陵の稜線が久しぶりに黒く浮かび上がった。
 今日は3月を思わせる暖かですが、明日からはまた大寒波との予報である。
桜花満開 2018年01月02日 (火曜日)  今日は地元のバス会社のバスで福岡の三社、すなわち太宰府天満宮、筥崎宮それに宮地嶽神社を詣でることにして、集合場所の市民会館前へ出かけた。
 時刻は7時半頃でまだ十分に夜は明けきっていなかったが、歩道傍の一本だけある樹木に花が付いている気配。近づくと何と櫻にそっくりの花がびっしりと花を付け、まさに満開状態である。不思議に思って 根元の石碑を見たら、「・・2002.10.28に『国際環境都市会議くまもと』を記念して高円宮ご夫妻がお手植えなさったヒマラヤ櫻・・」と記してあった。
 尚、三社詣に趣いた神社はいずれも大混雑だったが、好天に恵まれて無事に終えることが出来た。
 なお、ついでにと申したら失礼かも知れないが、高円宮はその年2002年11月21日にカナダ大使館でスカッシュの練習の最中に心室細動による心不全で倒れ薨去された。これが契機となって、 死去から2年後の2004年(平成16年)に一般人による除細動のための自動体外式除細動器(AED)の使用が認められ広く普及することとなったそうである。