Gallery(2017)

 
蝋梅 2017年12月27日(水曜日)  師走から正月のこの時期に花を付けるのはサザンカと蝋梅ぐらいしか無いが、水前寺成趣園の南側にある 電車通り沿いの小公園、元の市立総合体育館の跡地に一本だけ蝋梅の木があり、例年撮影に行っている。
 実は昨日の午後にも出掛けたのだが、既にビルの影に入ってしまい撮影できなかったから、今朝は日が昇って間もない9時頃、6D MarkⅡに35-85㎜と100-300㎜を抱えて出掛けた。散らないまま褐色の葉が一杯残っている中で、 例年通りに蝋梅が沢山花を付けていた。今日は青空を背景に蝋梅を撮影できた。
岡城址の紅葉 2017年11月19日(日曜日)  昨日辺りから、日本列島上空に厳しい寒気団が南下してきて、この時期一番の寒さとなっているが、変わりやすいお天気が今日だけは何とか晴れ間が長いとの予報でなので、 頑張って朝7時から大分県竹田市の岡城址に紅葉を探しに出かけた。
 途中の瀧室坂から波野へと抜ける峠道は気温が3~4℃と低く、漸く到着した岡城址に吹く北風は更に厳しい冷たさ。紅葉は黄色部分よりも赤く色づいた木の葉が盛りを過ぎようとしていた。
 何度も出かけているのに、岡城址に「荒城の月」の作曲者 滝廉太郎の銅像があること、そしてその像が朝倉文夫によって造られていることに、恥ずかしながら今日まで気付かなかった。 しかも、滝廉太郎と朝倉文夫とは竹田高等小学校の同窓生だったのだ。
櫨紅葉 2017年11月12日(日曜日)  11月に入り日本列島が厳しい寒気に襲われ、朝夕の寒さに縮こまっている間に、市内の江津湖畔にある中村汀女先生の句碑傍のハゼの大樹が紅葉を始めていた。
 昨年まで、市内の紅葉の目安にしていた南京ハゼの葉っぱは、もうすっかり盛りが過ぎて汚くなっている。
秋の気配 2017年10月08日(日曜日)  朝夕は涼しくなってきたものの日中の暑さはまだまだ。今日の熊本は30℃と真夏日の暑さである。
 と言う訳で、涼しさを求めて訪れた阿蘇・久住は早くも秋の衣を纏いはじめていた。下界は晴天だけど、山巓には厚く雲がかかって日射しが遮られ、錦秋の煌めきとまでは行かなかったが、 月末頃には秋らしい色合いが楽しめそうだ。
 なお、先達ての強風で茎が倒されたため、コスモスは「くじゅう花公園」ではまだちらほら状態、近くの「ヒゴタイ公園」で漸く5分咲き程度であった。
中秋の名月 2017年10月04日(月曜日)  10月に入りめっきり朝夕涼しくなってきて、中秋の名月に当たる10月4日からはこの時期最高の寒気が訪れるとの予報。4日当日、熊本地方は曇り時々晴れの予報ながら、 運良く何とか東の空に雲が広がること無く日暮れを迎えた。
 強い北風で阿蘇方面での撮影は無理。やむなく6時過ぎ、工事中の熊本城を望む二の丸広場から、登り始めた月を眺めることで我慢した。
彼岸花 2017年09月19日(火曜日)  台風18号が沖縄から北海道まで日本列島のすべての島に挨拶して去り、漸く晴天が戻った19日、例年この時期に番所の棚田を彩る彼岸花の様子を見に出かけた。
 色付き始めた棚田の縁を朱色が縁取っている景色が久しぶりに楽しめたが、猛暑が続いたせいか、蕾のままのものがまだ結構多かった。
 なお、彼岸花の別名「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」は、サンスクリット語で天界に咲く花という意味。おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典から来ているそうだ。

 彼岸花 村に百歳ふえにけり  西山胡鬼
パンパスグラス 2017年09月02日(土曜日)  台風15号の影響とかで、ここ数日爽やかな北風が吹き、エアコン無しで過ごせている。といっても、台風が過ぎれば蒸し暑さが戻ってこようが・・・。
 さて、熊本市の東に隣接する嘉島町にあるサントリーのビール工場の敷地にパンパスグラスの茂みがあり、毎年この時期に穂を付ける。 それで、今年もそれを確かめに出かけたら、真昼の暑い日射しの中で植木屋さんらしい人達が植え込み一帯の手入れの最中で、パンパスグラスの辺りはスッキリとなっていた。
 パンパスグラスは、南アメリカとニュージーランド、ニューギニアに分布するススキに似た多年草で、明治中ごろに渡来した。和名:シロガネヨシ。いわゆるススキより背が高く2~3mに達する。
 日射しはまだ強かったが、この花を見てなんとなく爽やかな秋を感じた。
ひごたい 2017年08月18日(金曜日)  暦の上ではとっくに秋。だが、今年の猛暑は季節にはとんと配慮が無い。相変わらずの猛暑続きだ。
 さて、恒例だがお盆といえば「ひごたい」。先達ての嵐で倒されながら、今年も花を付けた。不順な気候でなかなか出かけられなかったが、何とか紺青色の残った状態を 見ることができた。この花色から爽やかな秋を感じて貰えれば幸い。
         
 ヒゴタイのるり色の花咲き初めて阿蘇に癒しの秋風は吹く  徳丸征子(朝日歌壇より)
芙 蓉 2017年07月21日(金曜日)  漸く北部九州が梅雨明けとなったが、その前から酷暑続きで既にバテ気味?土用丑の日も間近、鰻でも食べて元気を出さなくちゃあ。
 さて、「芙蓉」が花を付けた。派手さは無いけれども、しっとりと落ち着いた色合いは何だかホッとさせてくれる。

 枝ぶりの日ごとに替わる芙蓉かな    芭蕉
 俳句では、芙蓉は初秋(8月)の季語とされているようだが、異常気象ですっかり従来の季節感は狂わされてしまった。私は咲き始めの今頃の色合いが好きだ。
古代ハス 2017年07月02日(日曜日)  鹿央古代の森で6月28日から「鹿央里やま蓮まつり」が始まった。6月29日に東京から戻ったがやや疲労が溜まっていたので暫し休養。 今日は朝から気持ち良く晴れたので、カメラを抱えて出かけた。
 さすがに日曜日だけあって、私が到着した午前7時には、蓮池の周りのベストスポットと思しき辺りは結構多数のカメラマン&ウーマンで塞がっている有様。
 とはいうものの花は咲き始めたばかりで花の数自体がまだ少なく、大きな蓮の葉っぱが池の面をほぼ覆い尽くしている状態。だから重なる葉と葉の合間から覗き見るピンクの蓮の花を 600㎜望遠で狙って何とか幾つか撮影できた。咲いたばかりの初々しい色合いは十分わたしを楽しませてくれた。
合歓の花 2017年06月14日(水曜日)  入梅当日は雨だったが、その後はすっかり梅雨を忘れたみたいな日射しの毎日が続く。強烈な日射しと連日の高温で、「熱中症」と「日焼け」がとても心配だ。
 さて、「合歓の木」が花を付け始めた。silk treeの名前の通り、淡紅の刷毛のような美しい花を開き、夜になると葉を閉じて眠ったようになるので、この名がある。

 昼は咲き夜は恋ひ寝る合歓木の花
 君のみ見めやわけ(戯奴)さへに見よ 紀女郎『万葉集』
『バラまつり』 2017年05月13日(月曜日)  熊本県農業公園、別称「カントリーパーク」で昨日から「バラまつり」が始まった。昨日は大雨洪水警報まで出される大変なお天気だったが、 今日は朝から気持ち良く晴れたので、カメラを抱えて出かけた。
 420種約3,000株のバラ園は色とりどりの薔薇の花で一杯。いろんな屋台やTVアニメのキャラクターのショウもあり、幼稚園・保育園の子供達や家族連れで 園内は大賑わいだった。
 折角咲いたばかりの薔薇の花たちのうちでも特に大輪のものが、昨日の強い雨に叩かれてうな垂れてしまっているのが残念だったが、咲いたばかりの初々しい色合いは 十分に楽しめた。
初夏 江津湖周辺 2017年05月04日(木曜日)  「みどりの日」は晴れたり曇ったりのお天気。半袖で十分過ごせる絶好の行楽日和となった。
 熊本地震で大きな被害を受けた動植物園が、 週末と祝日のみではあるが、修復できた箇所から市民に無料公開を初めて、この日は子供連れで大賑わいである。
 植物園部分の「バラ園」や「肥後芍薬」等も見て回れた。下江津湖の湖面では漕艇部の学生達が元気に漕ぎ廻っていた。
高原の初夏の彩り 2017年05月01日(月曜日)  GWが始まった。道路の渋滞を考え、平日の6時半に出発し、ミルクロード経由で「くじゅう花公園」を訪れた。
 櫻は葉桜に変わり、チューリップなどと並んで早くもツツジやひなげしや芝桜、そして石楠花が咲いていた。
 標高600mと肌寒さは感じるものの、春のなごりの若緑の彩りも素晴らしかった。
ブルーインパルスの飛行 2017年04月23日(日曜日)  熊本地震で大きな被害を受けた熊本県を応援しようと、航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)所属のアクロバット飛行隊「ブルーインパルス」6機が、 熊本市が4月23日に熊本城二の丸広場で開催する復興支援イベント「飛翔祭」で午前11時10分過ぎから約20分間、熊本城上空を中心に飛行した。
 これはブルーインパルスが描いた様々な航跡の中の「さくら」。18㎜レンズでも、とても入りきれない大きさだった。
熊本城未申櫓 2017年04月13日(木曜日)  満開の櫻の下での入学式が久しぶりに開催されはしたものの、生憎雨天続きで、桜花を仰ぎながらの花見の宴は出来ぬまま今日になった。
 やっと迎えた青空。かなり花片は散り、青葉の芽も目立ち始めたが、それでもホッとする。城内には入れないので、飯田丸端の未申櫓と桜花の景色である。
桜花爛漫 2017年04月09日(日曜日)  去年よりも10日遅れて4月1日に開花した熊本の櫻は今日漸く満開となったものの、天候不順で折角の週末も時折小雨も降る曇天。
 やはり青空の下で眺めたいのが人情。日曜の昼時というのに、健軍自衛隊前の桜並木さえ人影は疎らであった。
漸く桜咲く 2017年04月01日(土曜日)  去年より10日も遅く、今日4月1日に熊本での開花が宣言された。間近になっての寒い日々の連続が、遅れの原因のようだ。
 近くの「さくら公園」のさくらが漸く花を開く。1分咲きか?幸い、今日は青空拡がってくれたから、撮影する。
 明日からは気温がもっと上がるらしいが、満開はいつ頃になるだろうか。 
春が来た 2017年03月17日(金曜日)  「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉の通り、春の彼岸に入ってさすがに風の冷たさが和らいだ感じだ。
 「そろそろ見頃かも」とほぼ例年訪れている立田山の南の麓の住宅地に出かけたら、予想通りに今年も白木蓮が満開だった。近くにはミモザも黄色い花房を 溢れるばかりにつけている。
 真っ青な空をバックに輝いている白と黄色が眩しいくらいであった。
春の気配 2017年03月08日(水曜日)  近くの小学校で「伊豆の踊子」なる早咲のさくらが開花したというので探しに出かけるも見付からず。代わりに、近くの住宅の庭先にコブシが蕾を膨らませていた。江津湖の水面の煌めきにも温もりを感じるようになった。  
春の野草たち 2017年02月28日(火曜日)   2月は今日で終わり、明日からは弥生三月。
 下水前寺江津湖公園の南側に拡がる地帯は画図町と呼ばれ、田園が拡がり所々には小川が流れている。早春には私が良く散策する場所の一つだ。その水路の土手で春を告げる野草が色々と生えている。 「仏の座」「ナズナ」「オオイヌノフグリ」「ノゲシ」、そして枯れ草を焼いた後に「土筆」の群生を見つけた。
 暑さ寒さを繰り返しながら、春はすぐそこまで来ている気配が濃くなってきた。
白梅開く 2017年02月14日(火曜日)  今日はバレンタイン。年末年始の穏やかな暖かさ等一転、2月に入って今日までの寒かったこと。鳥取をはじめ日本海側の驚異的な積雪、そしてインフルエンザの大流行。 それが漸く今日になってやや寒気が和らいだので、梅の様子如何ならんと市の北西に位置する「谷尾崎梅林公園」を訪れた。ここはかの剣聖宮本武蔵が座禅をした石があるということでも 有名な所で、例年この時期になると数十種類の梅樹が楽しめるので訪れる人も多い。
 所が今年の公園の様子は全く違っていた。園内の梅の殆どが、梢から上の部分が切り離され、蕾も葉も何も無い。上にはただ灰色の空が拡がるのみ。剪定を免れた数本のみが 花を付けていただけ。
 それでも開いたばかりの瑞々しい白梅の数輪を撮影したのがこれである。
春の彩り 2017年01月26日(木曜日)  大寒になって誠に厳しい寒気が訪れた。山陰の鳥取県智頭町では豪雪で大変な渋滞も発生している。熊本市内でも最低気温が-4.4℃を記録した。
 その寒気が漸く幾らか緩み、朝から素敵な青空と暖かな日射しが戻った今日、前々から行こうと思いながら行けずにいた熊本市の「植木市」を訪ねた。例年東区で開催されてきたが、その場所が昨年の「熊本地震」の被災物資置き場に転用された ために、今年は西区の城山公園に変更になっている。
 寒気が厳しい日々が続いたせいなのだろうが、今日の段階では蝋梅だけが沢山の花を付け、梅などはまだ蕾が膨らんだままの状態。パンジーやシクラメンなどの色彩豊かな鉢植えの花々が春の訪れを知らせてくれていた。
蝋 梅 2017年01月01日(日曜日)  元日の10時過ぎ、日射しに暖められて外出も苦にならないほどに暖かくなってきた。正月のこの時期に花を付けるのはサザンカと蝋梅ぐらいしか無いが、水前寺成趣園に南側にある 電車通り沿いの小公園に一本だけ蝋梅の木があり、例年撮影に行っている。
 今日も7D を抱えて出かけると、散らないまま褐色の葉が一杯残っている中で、例年通りに蝋梅が沢山花を付けていた。久しぶりに青空を背景に蝋梅を撮影した。
初日の出 2017年01月01日(日曜日)  年末から素晴らしい晴天が続く。元旦の朝も快晴で明けた。
 午前7時19分が元日の熊本での日の出の時刻だ。初日の出を撮影しようと三脚に7Dをセットしてベランダに出る。山の端が次第に赤みを帯びてきた。この時期は日の出る場所は 夏に比べるとぐっと南寄りになり、今日はわが家からみると丁度県庁の無線塔の上辺りになるようだ。
 そこは九州山脈の真上だ。だから山巓の上に到達するまで約8分かかって、太陽が顔を出したのは午前7時27分だった。ここ数日の晴天続きのためか、大気中の水分が少なくなって いるせいで、朝日が昇る際に普段は多少なりとも見られる光芒が全く見えなかった。