Gallery(2014)

               
春を待つ 2014年12月22日(月曜日)  平野部でも雪がチラつくほど冷えたものの、冬至の今日だけは素晴らしい冬晴れとなった。冬枯れの木立の影を映す池の面では、鴨やアヒルの群れが日向ぼっこ。
 久しぶりの日射しに、カイツブリの雛が楽しそうに湖面で遊んでいた。春はすぐそこである。
紅葉の熊本城 2014年11月27日(月曜日) 快晴の27日、久しぶりに熊本城を訪れた。名物の銀杏が紺青の空をバックに真っ黄色に輝く。一方、数本のハゼノキの真紅に紅葉した葉が秋の日射しに鮮やかだ。
 沢山の観光客の大部分はアジアの近隣国からの団体客であったが、これら赤と黄色を纏った熊本城の姿に感嘆の声を上げていた。
岡城址の紅葉 2014年11月22日(土曜日)  三連休の初日の11月22日(土)、あまりの好天にふと思い立って訪れた岡城址の紅葉は今真っ盛り。朱や黄色の紅葉に彩られた楓樹下の散策路には、色づいたもみじ葉が厚く散り敷いている。 おそらく連休が終わる頃には、この紅葉も散ってしまうだろうと思える酣の紅葉の景色に堪能した一日であった。
九年庵と雷山千如寺の紅葉 2014年11月17日(月曜日)  今秋二度目の日帰りバスツアーは「九年庵と雷山千如寺の紅葉」を選んだのだが、不思議なことに今度も前回と同じく雨模様の日に当たってしまった。但し、今回の雨は往路の、しかもバス走行中のみで、以降は幸いに雨は上がり、 午後遅くには日射しも見られた。
 午前に「雷山千如寺」に寄る。全体としては若干早めで特に銀杏の紅葉化はこれからが盛りの感じだったが、有名な樹齢約400年と伝えられ、福岡県の天然記念物に指定されている前庭の大楓は丁度紅葉が見頃であった。
 午後は三瀬ループ橋と三瀬トンネルで背振山脈を越えて佐賀県に入り、吉野ヶ里遺跡公園に近い、神埼市にある「九年庵」を観る。「九年庵」とは明治時代に佐賀の実業家伊丹弥太郎が築成した別荘と庭園で、国の名勝地に指定されている。 庭園を敷き詰める青々とした苔と、深く燃えるような紅葉の対比が美しく、毎年紅葉時期の11月15日~23日の9日間だけ一般公開されている。
 期間限定公開の名勝なので、大混雑を覚悟していたが、平日と雨模様の天候が幸いしたのか、すんなり入場が叶い、ゆっくり紅葉が楽しめた。此処のはやっと紅葉という程度、特に隣接の仁井山神社の楓は、紅葉化があまり進んでいなかったが、 雨に洗われて色合いは新鮮だった。予定よりほぼ1時間早く帰路に就く。
五家の荘の紅葉 2014年11月09日(日曜日)  急速な気温の低下に朝夕と日中の大きな寒暖差が加わって、今年の紅葉は例年以上に美しいと報じられている。それならば・・・と、暇が取れそうな日を見計らって早速、11月9日の「紅葉の五家の荘と平家の里」なる日帰りバスツアーに参加した。
 所がまことに残念ながら前日まで晴れていたのに当日は未明から雨。九州山地奥深いところにある五家の荘では、お昼頃漸く雨は止んだものの、斜面や谷間の所々には霧が深く立ちこめ、日射しも届かず、丁度時期になったと教えられたが、折角の錦繍も 鮮やかな色合いにはほど遠い。それでも、雨に洗われた樹木の枝葉に宿った水滴が薄日にきらりと輝く様は、見に来た甲斐があったと思える美しさだった。
紅 葉 2014年11月03日(月曜日)  11月初めの三連休は寒風吹きすさぶ悪天候に見舞われたが、3日目になって、風は残ったものの天候は幸いに回復、厳しい寒気の到来で紅葉が進み始めたようでだ。
阿蘇と久住の境界に位置する瀬の本高原の楓の色合いをご覧ください。
薔薇...秋来たる 2014年10月09日(木曜日)  今日も素晴らしい秋晴れ。彼方此方で秋のバラ展が始まる時期だ。熊本県農業公園、別名「カントリーパーク」では明日からなのだが、明日は予定が入って動けないので、今日行ってきた。
 まだ5分咲きだったが、初々しい花片のすばらしさは格別。何時までも去りがたい景色であった。
皆既月食の夜景 2014年10月08日(水曜日)  10月8日は皆既月食。陽が沈むのとほぼ同時に、殆ど雲が無い南東の空に月が昇り始め、次第に左下から影が広がり始めて7時半過ぎスッポリと地球の陰に。
 真っ暗にはならず、月は茶色に見えた。わが家のベランダから眺めた皆既月食時の熊本の夜景である。
蝶とコスモス 2014年10月03日(金曜日)  御嶽山の思いがけない噴火は、紅葉が始まったばかりの時期に、戦後最大の痛ましい犠牲をもたらしたが、人の世の出来事とはかかわりなく、秋は日本列島を次第に南下しつつあり、紅葉にはまだ暫く間があるものの、 熊本市内でもコスモスが咲き始めた。
 久しぶりの秋晴れに訪れた熊本動植物園の花畑では、咲き始めたコスモスの花の蜜に蝶が夢中だった。
彼岸花 2014年09月16日(月曜日)  そろそろ彼岸花が咲いているだろうと思い、例年訪れる菊鹿町の矢谷渓谷の入口にある番所を訪れた。
 時期的にはやや早かったようで、花はまだ疎らにしか咲いていなかったが、咲き始めたばかりだから、快晴の秋空の下、真紅の花色も薄緑の茎色も瑞々しく鮮やか。  久しぶりに棚田の急坂をうんうん言いながら上り下りして、良い汗を掻‎いた。
中秋の名月2014 2014年09月08日(木曜日)  「平成26年8月豪雨」とまで名付けられた大雨と長雨で、今夏は夏らしい夏に出合わないまま。それを一気に取り返そうと言わんばかりに、「中秋の名月」に当たる9月8日は朝から快晴。そして午後5時50分、晴れ渡った夕空に中秋の名月が上りだした。
 外はまだ明るいので、辺りが暗くなった7時頃に熊本城二の丸の駐車場に車を止めて城に向かう。初めは頬当て御門前の西出丸に三脚を立てて撮影開始。だが頻繁に通るタクシーのライトが目障りなので、塀を越した裏手になる二の丸広場まで後退した。
 東端のお堀に面した場所からは、熊本城の主要な櫓群が一望に見渡せる。それらの右上手を中秋の名月が時間の経過と共に登ってゆく。写真は午後7時42分ごろの眺めである。
ひごたい 2014年08月17日(日曜日)  8月に入って連続した台風等による例年にない長雨続きでひごたいの生育が遅れているようで、阿蘇の産山村にある「ひごたい公園」では、漸く小ぶりながら丸い花を付け始め、虫たちは開花を待ちに待っていた模様で、 ちっぽけな花にも一杯群がって蜜を吸っていた。
 涼しい秋らしい風が吹く高原では、カワラナデシコ、オミナエシ、ゆうすげ等もキチンと季節に合わせてヒゴタイと共に咲いて、秋の訪れが近いことを知らせていた。とはいえ、それはここ阿蘇の山だからのこと。 平地では今暫く猛暑が続きそうだ。
肥後朝顔 2014年08月07日(木曜日)  今週の初めには台風12号が、そしてこの週末には12号を遙かに超える強力な台風11号が九州に最接近する気配が濃くなってきた。今日は暦の上では立秋を迎えた訳だが、台風がもたらす湿潤な熱風でじっとしていても汗が流れる。 これからが夏本番である。
 恒例の涼花会の「肥後朝顔展」が昨日から熊本城数寄屋丸で始まったので、今日、暑さの中を撮影に出かけた。葦簀張りの展示場内には、丹精して育てられた肥後朝顔が幾鉢も並べられていて、様々な色合いであり形で、 見飽きることがない。
酔芙蓉 2014年07月30日(水曜日)  わが家の近く、水前寺界隈を流れる狭い排水路の「しょうけぼりがわ」の岸辺に酔芙蓉が漸く花を付けた。一昨年までは毎夏花が咲いていたのが昨年だけ見えなくて淋しかったが、今夏再び花を付けた。
 だが、残念ながら以前のような鮮やかな朱色ではなく、淡いピンクのまま夕暮れを迎える。どうやら違う品種に植え替えられたようだが、日盛りに次第に赤味を増すのは流石に「酔」芙蓉である。
古代ハス 2014年07月01日(火曜日)  大賀一郎博士が、昭和27年に千葉県にある検御見川遺跡から約2000年前の古代ハスの3粒の種を発見。大賀博士はそのうちの1粒の発芽に成功し、「大賀ハス」と名付けられた。
 この大賀ハスなどがある山鹿市鹿央町のハス園では、6/21~8/3まで「鹿央里やま蓮まつり」が開かれている。朝5時過ぎに着いたのだが、既に何人ものカメラマン達が池の畔に集まっていた。
はなしのぶ 2014年06月20日(火曜日)  阿蘇の山野草を代表するものの一つで絶滅が危惧されている「はなしのぶ」。愛好家の努力で、この22日には高森町で第34回はなしのぶコンサートが開かれるが、メンバーの高齢化と演奏を受け持つ 尚絅学園マンドリン部の縮小のため、コンサートは今回を持って終わりとなるそうだ。
 可憐なこの野草が、そんな運命にはならないように祈りたい。
見帰りの滝 2014年06月17日(火曜日) 「日本の滝百選」(1990年選定)のうち100m以上の滝は17だが、九州にあるものはこの「見帰りの滝」(唐津市相知町)だけという名瀑である。
 4万株のあじさい祭り開催中と聞いて、梅雨時にしては強すぎる雨の中を出かけたが、滝周辺の紫陽花はほんの僅か。雨雲?水煙?らしきものにうすく覆われて、頂上部分は残念ながらはっきり見えなかった。
合歓の花 2014年06月14日(金曜日)    再び梅雨の季節が巡ってきたが、今年は九州より北日本や北海道の方の気温が高い日もあったりして、異常気象ここに極まれりの感を深くする。
 梅雨時には、合歓の木が繊細な絹糸状の花茎を持つピンクの花を咲かせる。昨年まで形の良い花を付ける木が植木町の小野泉水公園にあったのだが、虫食いで伐採されてしまった。今年の花は近傍の崖っぷちに生えた木のものである。
紫陽花 2014年06月01日(日曜日) 「五月晴れ」という言葉の持つ爽やかさは一体何処へ行ってしまったのかと言いたいほど、5月末にかけては連日の猛暑となった。31日に日田では35℃を越える猛暑日となったほどだ。
 梅雨が近づくと紫陽花の季節。昨年は見るほどのものが無かった江津湖畔だが、今年は数は少ないが、紫陽花が鮮やかに花を付けた。
春の彩り 2014年05月16日(金曜日)    五月五日が「立夏」だったから暦の上では確かに夏、と言えたのは去年まで。所が今年は日本列島各地で真夏日が既に記録され、本当に夏になってしまった。
 前日の雨が上がり朝から爽やかに晴れたので、久しぶりに「くじゅう花公園」へ車を走らせた。標高850㍍の高原は今が春の真っ盛り。彩り豊かな花々が木立の瑞々しい新緑に囲まれて、ヒンヤリと肌寒い風に揺れていた。
白薔薇3題 2014年05月07日(水曜日)  GW明けの7日は朝から快晴。混雑が無くなったはずだと阿蘇の「はな阿蘇美」にバラを見に出かけた。
 温室の中のバラは今が盛り。中でも咲いたばかりの白いバラの初々しい美しさに魅了された。名付けて「白バラ3題」。
第3回「水前寺をどり」から 2014年05月03日(土曜日)    GW前半は生憎のお天気だったが、後半は憲法記念日の3日から良く晴れて気温も鰻登り。当日午後、水前寺成趣園の能楽殿で「第3回水前寺をどり」は催され、かの有名な「theわらべ」などが優雅な舞を奉納した。
 能楽殿前の芝生に椅子が並べられて多くの人が鑑賞したが、カンカン照りの午後の日射しは厳しく、私は僅か30分ほどで木陰に避難してしまった。見物客には高齢者も少なく無かったが、果たして具合が悪くなった方は 居なかっただろうかと、人ごとながら心配したほどであった。
黒木の大藤 2014年04月23日(水曜日)  応永二年(1395年)、後征西将軍良成親王のお手植えと伝えられる黒木大藤は樹齢620年、昭和3年には国の天然記念物に指定され、団伊玖磨の「パイプのけむり」にもその見事さが記されている。
朝から快晴となった昨日、勇んで車を走らせたが、今年の藤は先年に比べるとやや元気が無く、小ぶりであった。高齢になると世話がなかなか難しいとは土地の方のお話し。
はなみずき 2014年04月14日(月曜日)    桜が葉桜に変わると共にハナミズキが咲き出した。と思ったら、ホンの2~3日で一気に花盛り。夏日の暑さがこんなに早く訪れるもんだから、木々も大変だし、追っかける方もまた大変だ。
 熊本学園大学構内の白いハナミズキが煉瓦色の校舎の壁に良くマッチしている。この木だけが抜きんでて大きく伸びて偉容?を誇示しているかのようだった。
桜花爛漫 2014年03月25日(火曜日)  3月20日に開花が宣言されたと思ったら、以降暖かい日が続き、特にこの3日ほどは連続して20℃を超える暖かな日が続いた。
それで例年ならば市内でも場所により開花に遅速があるのだが、今年は市内のめぼしい箇所のサクラが一気に開花した。昨日は晴れていたが今日は朝からどんよりとした曇り空で、夕刻からは雨になり明日一杯は雨が続くとの予報である。 この分だと、晴れになる日を待っていたら、折角開いた桜が散ってしまうかも知れないと心配になり、大急ぎでカメラ片手に撮って廻った。
 何処でも予想以上に開花が進んでいて、家に戻って整理をしながら、今日廻って良かったと思った。 
春の日射しの下で 2014年03月17日(月曜日)    一気に気温が上がり昨日から4月の陽気。山桜も大慌てで満開に・・・。
 城彩苑からお城に登る坂道の取っ付きの一本が五分咲き。そして二の丸広場で一本だけ満開の山桜の下を、赤いユニフォームの男の子が走って行った。
 熊本城二の丸では、春のお祭りの準備で大忙しだった。
みもざ 2014年03月14日(金曜日)  昨日は南九州で春一番が吹いたと報じられた。また今日未明には伊予灘で震度5強の地震発生、熊本でも震度4だった。地震と春とは全く無関係だろうが、春を待つ心を揺さぶってくれたみたい・・?
白木蓮を撮る時機を失したが、幸運にも「ミモザ」の盛りに出合うことが出来たので、ご披露する次第。
 熊本での櫻の開花は20日とか、春も間近である。
土 筆 2014年03月02日(日曜日)    一雨ごとに暖気と寒気が交替しながら春の気配が次第に濃くなってきている。
 熊本市民の憩いの場である江津湖の南岸一帯に広がる画図町を流れるクリークのほとりでは、芹が緑の葉を茂らせ、土筆が顔を出した。湖面の煌めきも心なしか柔らかみを増したようだ。
緋寒桜 2014年02月24日(月曜日)  島原半島の神代という所が、江戸時代に鍋島藩の所領だったとは、つい先日TVが此処の見事な緋寒桜を映してくれた時の解説で初めて知り、晴れて春の陽気になった昨日、長洲港からのフェリー経由でこの地を訪れた。
竜造寺家の所領だったが、その後竜造寺家が没落し、慶長13年(1608)に鍋島直茂の兄信房の所領となったとのことで、神代鍋島藩として明治2年の版籍奉還まで続いた。 武士の時代が終わると共に大方の武家屋敷は荒廃してしまったが、 ここ鍋島当主邸と陪臣の屋敷地から構成される神代小路には江戸中期の武家屋敷町の風情が色濃く残されていて、2005年には重要伝統的建造物群保存地区に選定され、2007年には領主鍋島氏の邸宅の主屋など5棟が国の重要文化財に指定されている。
 写真は神代小路に咲いている緋寒桜である。
梅開く 2014年02月05日(水曜日)   節分直前の数日は一気に春が来たように暖かい日が続き、熊本での最高気温が20.7度、所に寄っては夏日になったところもあったが、立春から一転厳しい寒さが戻った。
とはいうものの、これだけ暖気に包まれると堅い蕾もついつい綻んでしまったようで、去年の同じ2月5日にはほんの数輪が開花していただけだったが、今年はご覧の通り、満開も少し盛りが過ぎた感じである。
蝋 梅 2014年01月04日(土曜日)  年末の厳しい寒さが何処かへ行ってしまったように新年を迎えて暖かな日が続く。
 水前寺公園南側の小公園の蝋梅が、この暖かさに一杯花を付けた。その周りの枝には枯葉が散らずにまだ一杯残っているが、この花を見ると私は年が改まったことを実感する。