清平調詞その@---李白

李白は四十二才にして、ようやく翰林供奉に職を得て宮廷詩人として活躍する。
この詩は、沈香亭で牡丹の花見を行った玄宗皇帝の詔によって作成。
楊貴妃の美しさを牡丹の美しさとともに謳い上げている。
空を見上げると白い雲、楊貴妃の衣裳のようにまぶしい。庭には牡丹の花。
楊貴妃のあでやかな容姿の如く咲いている。
春風は沈香亭の欄干を吹き渡り、きらきらと細やかな露が輝いている。
このような美しい人に会えるのは、西王母が住むと言う羣玉山のほとりだろうか、
それとも玉で作った美しい宮殿「瑤臺」の月の下であろうか。

中国語ピンイン読みをお聞きください。
関西吟詩文化協会のホームページにリンク
松尾佳恵さんの模範吟詠が中国の漢詩の中にあります。