漢江の水は、満々として広々とゆったり流れている。
白い翼を広げた鴎は、悠悠と川面を飛び交っている。
春は一段と深まって、衣を染めたいほどに深い緑色。
しかし、人はあちこち忙しく行き来しているうちに、いつの間にか年老いて行く。
夕日は、きらきらとした川面に長い影を引きながら帰って来る釣り船を見送っている。
大自然の中で、はかなくも生きている我々。一層の愁いを感じる。
1本にて吟詠
1本の伴奏曲のみ (匠太氏作曲)
3本にて吟詠



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中国詩の欄に中谷淞苑さんの模範吟詠と詩の解説があります。