恥ずかしながらパラグライダーを本格的にはじめてちょうど10年目にはいろうかという時に、怪我で入院するハメになってしまいました。山飛び通算462フライト目(のべ約340時間半)のことでした。過去2回ほど、ランディング時に足首をひねって捻挫したことはあったんですが・・・。
生まれてはじめての骨折と入院。なんでこんなことになったのかを、自戒の意味もこめて振り返ってみようと思います。
ときは西暦2000年7月20日(木)、梅雨明け晴天の「海の日」のグランボレ。
ソアラブルなコンディションになりかけようとしていた(と思っていた)10:58にテイクオフしたぴょん吉は、上空の雲の追いかけ一目散に通称アップルポイントへ。しかし、サーマルくんはほんのかけら程度しかなく、じりじり高度を落として行くぴょん吉のかえる色したSIGMA4。どこかに、ピン!とそこそこのサーマルがあるはずだと思い込んで周辺をサーチしたけどなーんもない。そうこうしているうちに高度は下がり、周囲を見回したらミッドランより下がっているじゃないの。
「あ、やべーなー」と正行院あたりから関越沿いに金山方面(つまり旧メインランディング方向)を目指そうとしたけど、高度がどんどんなくなっていくので、早々にあきらめ正行院付近に降ろすべくアプローチ体制へ。民家数軒、桑畑&たんぼ等々のあいだに、しばらく手入れされていないお花畑を発見、そこに降ろすことに。しかし、電線&電柱、民家側から幅5m程の道路を挟んだお花畑跡に降ろすのは結構きつい難易度(このあたりは傾斜地ですし)。風も弱く、直線部分を長くとれないハンデ。最後はハーフストール気味に左旋回させながら着地。(降りた場所は下記写真参照)
畑のまん中あたりだったらよかったんですが、あぜに近い堅いところにスピードが乗った状態で左脚から着地。直後に左肩口から2回転くらいでんぐり返し。(時刻は11:03頃) 接地時に左膝のスジ(じん帯)をにゅお〜っと伸ばしたって感じがしました。左足首と右脚はなんともありませんでした。着地時の全荷重が瞬間左膝に集中したみたいです。

降りた直後は、左肩あたりの痛みのほうが辛かったんですが、テイクオフにいる工藤イントラからの無線による問いかけに「大丈夫です」と厳密には無事じゃないけどひとまず無事であることを伝え、しばらくして落ち着いてから立ち上がろうとしたとき左脚に違和感が。「あちゃー、こりゃー捻挫かじん帯を痛めたなぁー。まいったなぁー、今日はもう飛べないなー。」程度にしか思っていませんでした。降りた場所は、送迎車が通るところの近くなので、グライダーをしぼってそろりそろりと道路際まで移動。そこでしばし待機。向かいのおうちのおばさんに「どうしました?」と訊ねられ、、、「うっかりして、そこに降りてしまいました。」「そこはいま栽培はしていないようですから、降りても平気ですよ。で、怪我とかは?」「ちょっと膝を痛めたみたいですが、まもなくクルマが来ると思うので大丈夫です。」 それから10数分後、送迎車に拾われてランディングへ。
午後、makiちゃん、黒いしっぽのおねーさまの付き添いで沼田・利根中央病院に。急患があったらしく1時間程度待ったたあとに診察。担当医師が整形外科の方だったので助かりました。膝付近のレントゲンを2枚撮った結果は、、、左膝関節内骨折と前十字じん帯損傷らしい。内出血を起こしているので、ブスっと注射を刺して関節付近に溜っている血を抜くこと約60ml。これが結構痛いんですね。MRI検査とかをして即入院、という手もあるらしいんだけどいずれはおうち近くの病院に移ることになるので、今日は応急処置だけしてもらって(診療費1,300円)、翌日おうち近くの病院で診てもらうことに。紹介状を書いてもらい、20日夜、makiちゃんのクルマでおうちに送ってもらいました。(makiちゃんありがとう) この日の夜は、寝返りうてなくて辛かったなぁー。左のおしりがつりそうになったし・・・。

翌日21日午前、おうち近くの病院(丸山記念総合病院=安室ちゃんのダンナの実家)の整形外科へ。実は、19日、20日と連ちゃんで休診していたのですごい混みよう。呼ばれるまで約1時間半待ち。早速レントゲンを4枚撮ってみたところ、やはり左膝関節内が骨折していて、じん帯も損傷している模様。内出血が溜っているので、利根中央病院でもやられたように注射をブスって刺して血を抜くこと約50ml。(あ痛たたぁー) 4枚のレントゲンだけでは詳しくわからないので、さらにレントゲン撮影&MRI検査を午後行いました。レントゲンは10枚程度。MRI検査は1時間半程順番待ちした後、たっぷり1時間かかりました。MRI検査の後半は疲れていたのか熟睡していました。zzz...(診療費計7,720円也)
翌22日(土曜日ってこともあり前日並みに混んでいた)、MRI検査等の結果を聞きに。この日は整形外科の部長さんが往診。どうも骨折はさほどひどい状況ではないらしい。気になるじん帯のほうは、レントゲンでは怪しいと思っていた前十字じん帯は無傷に近い状態(らしい)。ところがMRI検査によると後十字じん帯のほうが損傷しているとのこと。半月板はMRI検査でみる限り無傷らしいけど、検査の確率は約97%。検査で大丈夫だろうと思っても、手術してみたらやっぱり損傷していたってケースもあるとか。手術せずに通院しながら治療する方法あるけどと言われましたが、病院までの日々通院やくそ暑いこの時期のことを考えるといっそ入院したほうがいいだろーってことで、入院・手術する(手術は結構時間がかかるらしく全身麻酔をかけ、関節内視鏡を入れることになるそうです)ことにしました。そのあと入院前検査(胸部レントゲン、尿&血液検査)を受けました。(診療費3,190円也)
MRI検査(画像はすげー鮮明だった)などによる所見は、左膝脛骨高原隆起剥離骨折(2か所)、後十字じん帯損傷、内側側副じん帯損傷(だけど程度は大したことないので処置しない)。骨折したところは、折れたままでずれたりしていないことが判明。むしろ骨折の影響で損傷した後十字じん帯を処置するほうが面倒らしい。骨折したところはワイヤーで固定するだけで済みそうとか。外傷なく、半月板や膝のお皿が無傷で、なぜ脛骨のてっぺんだけがポキッっていちゃったんだろうーねー。ほんと不思議。
緊急に手術する必要が低いためか手術は8月1日(火)午後、入院は前日の31日(午前)と決まりました。手術後の経過がよければ入院期間は1週間くらいで済むかもしれないけど、長引く場合3から4週間くらいかかるかもしれないそうです。
25日(火)、手術後に使うことになる装具の採寸のために病院へ出掛けた以外は自宅静養(採寸の結果、左膝周りは右より約5cm、幅にして約2cm太ってました)。毎食後痛み止めとして飲み薬と寝る前に座薬を服用。
おうちでは、特にすることもなくぼーっ?としてばかり。時々メール&掲示板のチェックと、最近さぼっていたホームページの更新準備をしたり、会社へは最低限の業務伝達をする程度。掲示板は自らの自爆フライトをネタにそこそこ盛況。睡眠は、毎晩7から8時間&1から3時間の昼寝は欠かさず。慢性化している肩凝りは相変わらずですが、日々の仕事のストレスから解放されたためか気分は楽ちん。左脚は、痛み止めを服用しているおかげか、怪我した最初の夜のような辛さはなくなりました。
と、ここまで作ってぴょん吉のマル秘?裏サイトへアップしたのが、入院直前7/29のこと。
その翌々日7/31入院。8/1
13:40頃手術室へ、13:50頃麻酔をかけられ手術開始、18:00頃手術終了。麻酔から醒めたのが18:30頃。丸4時間の手術で時間の感覚が麻痺。退院は8/22。10月初旬職場復帰、通勤時間片道2時間半以上! 松葉杖なんだけど電車に乗っていて席を譲ってもらったことはたった2度だけ。電車に乗ろうとして後ろから突き飛ばされそうになったこと多々あり(7/20怪我した瞬間より怖かったマジに)。都会が本当に嫌いになってしまった。。。
10/31装具解除&松葉杖完全卒業。11/1お酒自主規制解除。2001/1末、当初の予定より2か月以上早くプレート抜き再手術OK出るも仕事多忙?と有給休暇未復活(トホホ)なため、完全復帰を待たずに間もなくパラグライダー本格再開の予定。
入院中、それなりにいろんなことがありましたが、記憶が曖昧でなければ(実はぴょん吉入院メモがあるんですね)時期をみてどこかにアップするかもしれません。
ぴょん吉のFlight Photo
Diaryに戻る
MENU