「高校」の判断基準は視点によって違いますが、一般的には以下が主なチェック項目になります。
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大学への進学率
A
高校の退学率
B
全米統一テストの平均点(SATや ACT)
C
卒業生の進学先とできれば人数
D
施設
E
特徴あるカリキュラムやクラブ活動
自分の子供は小さくて高校入学前に帰国するから、どこの高校でも関係がないと思う方もおられるでしょう。けれども進学率が高く、退学率の低い地域は教育に関心の ある家庭が多いことが予測され、治安の面でも犯罪率が低く、より安全と判断できま す。
再開発でできたゲート付のコミュニティーは、家も新しく、快適そうに見えても、ゲートの外は雰囲気が異なり、近くの高校の大学進学率が一けた台と聞いて驚いたという話も聞きます。「学校区」を調べ周辺地域の知識を得ることは、お子さんの年齢に関係なく、家探しの一歩と言えます。
地元で経験のある不動産屋さんは教育に関して、かなり正確な情報をもっていますから、前任者や友人がいなくても、勤務先の周辺でどの学校区がよいかは教えてくれます。
ただし母語が英語でないお子さんへの基礎英語クラス、学力の高い子供たちへの特別クラス、障害のあるお子さんへのケアなど、同じ学区内でも学校間にある違いまで知っている人はそう多くはありません。学齢のお子さんがいる場合は、家を決める前に、学区内にある教育委員会へ行き、直接説明を受けることをお勧めします。
連載
カリフォルニアからの教育便り
現、補習授業校高等部主任が アメリカから今の教育情報をお届けします
Vol 2 学校区について