TRANSMISSION TRANS〜時間紀行〜CONCERT TOUR 1999 LIVE REPORT

PART 1

またまた超長文なライブレポート。お暇な方のみお待ちしています(爆)


開演前からディスコタァ〜イム

客席にはそこここにマラボー&ジュリ扇姿のお姉さま方&お嬢様方。おぼっちゃま方・・・はいませんでしたが。そしてBGMには懐かしのディスコサウンドが。個人的に大ウケしたのはCAN'T TAKE MY EYES OFF OF YOU(君の瞳に恋してる、だっけ?)からモスコー、ジンギスカンというクダリ。もー懐かしスギ! そのほかも一番印象に残ってるフレーズをフィーチャリングされてて、ジャスト世代の筆者としてはうれしいやら恥ずかしいやら。
そうこうしているうちに場内での諸注意の放送が・・・「みなさま日本は・・・失礼いたしました。本日は・・・」はぁ〜? これはタダモノではない。なんとフジテレビ八木アナによる特製前説なのだった。もう場内は大爆笑!(内容が知りたい方はリンクを張っておいたのでそっちを見てね)

開演はシュークのあいさつから

ステージ中央のお立ち台(歌ち台ともいう)にスポットが当たるとそこにはミニミニシュークの2人(の写真)が。
「ハローみなさん、お久しぶりブリ。シュークリームシュでぇ〜す!」米米ファンにはおなじみのシュークの早口トーク。「今回パーカッションとして参加するマリと(声:マリ)、ダンサーのミナコです(声:ミナコ)。」「みなさんの時間を少し戻して、懐かしのディスコの世界(ミナコ)、あの魅惑と陶酔(マリ)。何が起こるかわからないジェットコースターショウ!(ミナコ&マリ) ディスコと言えばあの男(ミナコ)・・(2つ聞き落とし)・・歩くフェロモン(マリ)。石井ビューティ! よろしくお願いしまーす!」

終わると同時に演奏は始まっていて、赤い遮幕が上がると中央に巨大な時計がぶら下がり左右には階段もあってなんか駅みたい。時計の時刻は開演時間を指している。さぁいよいよ始まりだぁ!
まずはダンサーの紹介。下手奥の階段上からコータローが、上手の階段からマリーザが黒光りするスーツで登場。
続いて石井が登場・・・しないでなぜだか三角錐形のてっぺんがちょんぎれたような小屋が登場する。丸い窓がついているしてっぺんの煙突からは煙も上がっていてなんだかチープ。どうもアヤシイ、と米ファンのカンが囁く。

やっぱし! 2つの面がぱったり倒れるとそこにはビューティの姿。朗々と歌い上げるそのいでたちは「真っ赤いインディアン」 上から赤い羽根飾り、真っ赤なマラボー、赤いロングジャケット&真っ赤なビニールパンツ。ウソくせー
それに小屋の後ろの壁にはなんだか変なもんがぶらさがっている。右側にはトマホーク(インディアンの石斧)、アーミーナイフ、剣(つるぎ)。左側にははたき(ほうき)、灯油のポンプ。妙に生活感のあるグッズたちだなー。

出てくると2ビートのアップテンポなリズムにあわせてアタイたちを煽る。ブレイクごとに仕掛けがあって、まずはマリーザが前方のお立ち台の上でポーズ。2度目のブレイクではコータローがお立ち台上に立つビューティのジャケットの裾を持ち上げるパフォーマンス。とウケをとりつつ盛り上げる。

終わるやいなや【ONE MORE】 2番の『この俺の方がそりゃでかいのなんの』あたりで腰を大きくグラインド。石井さんやってますヤッテます。息もつかせず【HI TENSION LOVE】へ。ここで中央奥にミナコちゃんが登場! 最初っからこんなじゃどーなっちゃうのよぉ? と心の片隅で思いつつも身体は止まらない。続いて【リズム】へ。マラボーをはずしてお立ち台にかけるビューティ。ちょっと踊りが楽にな・・・あ!ミナコちゃんが上着を脱いだ!! くー踊るぞぉ!(はめられたぁ)

MCはテープの当て振り

どとーの3曲が終わりようやくMCタイムへ。ところがこれがなんと録音。「・・・このライブに参加するにあたってみなさんに諸注意をいたしましょう。まず僕への呼びかけ方(自分を指す)について。僕はいまカールスモーキー石井、石井竜也、石井ビューティ、てっぺいちゃん(順々に指をおっていく)の4つの名前(指を4本立てる)を持っています。まるで選手みたいですね(ゴルフのスイング)

単純にこの場のひんしゅくをかいたいならカールスモーキー石井、実直にこの場を盛り下げたい(掌を下へ)なら石井竜也、本当の意味でこのライブに参加するなら石井ビューティ。てっぺいちゃんというのはあまりに親近感がありすぎます(自分と客を交互に指さす)ので、こなれてきたMCあと(こっちへおいといて)ぐらいがいいと思います。

またディスコに欠かせないのがダンス(腰を振るゴーゴーダンス)ですね。ぼくの右側にいるのがマリーザ(指す)、左側がコータロー(指す)、それから後ろが(振り返って指す)マイシスターミナコです。3人のダンスを参考にして曲の2番前後(指2本)までには踊りを覚えて(頭を人差し指でツン)ください。覚えられなかった人は手拍子(うれしそうに手を叩く)でもしていてください。決して口笛(を吹くふり) や鼻歌(目を泳がせて唄うふり)で逃げないように。

それと、僕の後ろにある時計(指す)ですが、これがクセモノです。でも気にしない(手を顔の前で振る)で楽しんでください。どうせ時間なんて人間の作ったいいかげん(両手でなにか捨てるしぐさ)なものなんですから。

最後にこのライブのメニューについてご説明しましょう。僕のライブには2つ(指2本)のアンコールショウがあります。1つ目はエンジェルショウタイム。これはバラードを思い入れたっぷりに唄う(熱唱するふり)コーナーです。2つ目はプレミアムショウタイム。これはそのとき僕の琴線に触れた曲(胸に手を)をお送りするもので、今回はなつかしい米米CLUBの曲をたっぷりとお届けいたします。それでは最後までお楽しみください。

なにぶんこれだけの台詞を覚えるのは私には不可能なので、テープでのご説明にさせていただきました。それではマイクをナマ石井に戻しましょう。お立ち台の石井さぁ〜ん!(声がひっくりかえる)」(途中のカッコ書きは全て本人のアテ振りでした)

続いてはナマ石井のMC・・・でも長い

「はぁ〜い!」でナマビューティに切り替わると今度はフツーのMCタイム。「今夜はディスコパーティですからおしゃれに大人ぶってクレバーな雰囲気で・・・なわけなくて脳ミソ100グラムで30センチ四方でめいっぱい踊っていただきたい。今日はそっちを客席とは呼びません。そちらをステージと呼びましょう。で私たちは観客と、こういうわけでよろしくお願い申し上げましょう!・・・最近早口になりましてですね、本当は「よろしく、お願い、申し、上げましょう」なんですが、「よーしげぁしょー!」とこうなってしまうわけですね。

ではここいらでノリを合わせるというか、やってみましょう。YEAR!(客:イェー)。というのはちょっと面白くないんで、だんだんに盛り上がるって感じでYEAR(低くちょっと指さす感じ)・・・こうオレに視線を合わせないでYEAR(客:低くYEAR)いいねいいね。(ちょっと上がって)YEAR(客:イェイ) YEAR YEAR YEAR YEAR!・・・こういう風な感じで行ってみたいと思います。

本当に今日はここから何人の子供が産まれますことか、非常に楽しみなんですけども。こんなこと言ってるとあとでいろんなこと言われますけどね。
ビジュアル系といわれるバンドなんか『はぁはぁ・・・今日は俺たちの(はぁはぁ)・・・じゃ聞いてくれ、●●の愛』(場内大爆笑)なんていってですね。それからあれですね、メッセージソング。メッセージソングっていったって恋愛のことばっかり歌ってるんですよね。メッセージソングっていったら政治や国のことを歌うんじゃないかと思うんですけどね。君は僕の太陽だ、みたいな曲ばっかりでね。それで「あぁ、ギター1本で歌ってればメッセージソングなのか(うなづく)」(爆笑)って思ったんですけど。・・・うそうそ、うそですよ。

で僕も最近考えてるんですけども、男と女のこと。だって世の中男と女じゃないですか。ときどき違う人だっているでしょうけどほとんどの人が男と女でしょう。
男と女、つきあいかたには多少の嘘が必要だと思うんですね。例えば「その服にあってるよ」とか男の人が「新しいスーツなんだ」っていうと「うーん・・まぁすてき」とかね。

あと夏場になると女性はこんな(襟刳りを示す)あいたのを着てきて・・・あれやっぱり見せるために着るんでしょ?(客席に) 寄せて上げて背中から持ってきてね(笑)「どうもぉ」とかやられたら男はやっぱ見ちゃいますよ。そうすると「すけべ」とか言われて。女の人だって「あの人すてき」って思ってる男が熊川てつやさんみたいなこんなピッタリしたのはいて「こんにちわ!」(脚を肩幅に開いて腰に手をやって仁王立ち)って来たら、「あ、今日は右向きね」ってみちゃうでしょう? それなのに男ばっかりいやらしいとか言われるのは不公平ですよ。女性のスカートもそうね、あれは男がはいたら恥ずかしくていられませんね。こーんな(手で示す)短いのはいてこんなことやこんなこと(脚をくみかえるしぐさ)やってね、そんでもって男が見ると「すけべ」だ何だ言われますから。だって「へ」にちょんちょんですよみなさん。・・・なんか退いてきましたね。どうせオレなんか6000円で買われた男ですから。(爆笑)・・・もうとりとめのない話がこっから40分間続くんですけど。(笑)

そうそう、最近流行ってるフロントホックブラね、あれは男を小さく見せますね。普通抱き合うとこう顔と顔を合わせるじゃないですか。それでこうやって(腕を向こう側へ回す)パチンとこういくわけですけど、フロントホックブラはこう(かがんで顔の前で指をあわせる)なっちゃいますからね、あれは男の敵ですね。
でもあれも旅に出るとね。「ねぇ見てぇ、きれいな水平線。すてきねぇ、ねぇトヨジ」「なんだよオトラ(トラコって名前の人いるかもしれないじゃないですか)。見てごらん、ヨットが燃えてる(笑)」ってこう後ろから手を回してパチンって。そういった意味では旅用かもしれませんね。(長丁場のMC、客の身体は冷えてきている)

やっぱり男と女は全てを見せてしまってはいけませんね。見えないところがオツなんです。こっち(客席端を指す)もそうです。スピーカーがじゃまでしょ? 今どかしますからね。え? 40トンあるそうでどかせないんですって。でも見えないところがある、それをこう(首を伸ばす)して「見えたぁ!」っていうのがいいんですよ。

本日はディスコというわけでございまして、ディスコに言ったことのある方手を挙げてください。今手を挙げた方は全員30代というわけですね。だってディスコっていうのは80年代初頭ですからね。先にいっとけばよかったですね、手ぇあげちゃった人のトシがばれますからね。(遅いよー)
あのころのディスコっていうのは踊るだけじゃない、相手を捜しに来る場所、ナンパする場所でしたね。僕なんか踊り一辺倒だったからそういうのはなかったですけど(客席:えー?!)・・・400人ぐらいナンパしましたけど。

僕が行ってたのは赤坂のMUGENってディスコでしたけど、外人がすごく人気があって、外人の男が入って来ると日本人の女の子が5、6人寄っていくんですよ。で、その中の1人を「YOU」って選んでその子を連れて出て行っちゃうんです。で30分ぐらいするとまた帰ってくる。この30分っていうのがまた微妙でね、10分ぐらいだったらいいんですけど、30分となるとねぇ相当深いところまでできるじゃないですか。で、石井青年はついていったんですよ。そしたらその外人が女の子連れてバーの前を通って厨房を通り抜けて。厨房の向こうにドアがあって開くと階段が見えるんです。「あれは外だ」っていうんでオレもこうして(お立ち台を屋上への階段に見立てて)あがっていくと・・・で、次の曲なんですが(えー?!、となって欲しいところだが3月7日は違った)・・・なんかひいちゃった、ウケなかったし・・・もうビンビンに盛り上がっていただきたいと思うんですが【インド映画のように・・・】(オチは「お茶たててた」だったんだけどね)

中央奥の階段踊り場ではシルバーのスーツ姿のコータローがスタンバイ。照明もブルーに白の編み目模様で、シルエットになって浮かび上がるお姿がとってもかっこようございました。

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もう帰りたい


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