M.T.H.C night BIG HORNS BEE with FUZZ JAZZ Live

M.T.H.C.night at ON AIR EAST in 8 Aug. 2000

8月8日、渋谷ON AIR EASTで行われたM.T.H.C night(モトハシナイト)でのBHBライブのレポートです。


[画像提供:BRASS MEN]


BHB登場までの解説 (このイベントは水戸華之介&3-10 Chains、ドミンゴス、スメリー、そして我らがBIG HORNS BEEと4組が出演。定刻7時に始まったライブもBHB登場の時にはすでに午後9時過ぎになっていました。)

 まずはFUZZ JAZZのメンバーが登場、SADOI3200(DJ)、沢田浩史(Bs.)、成田昭彦(Dr.)、近田潔人(Gt.)、伊藤隆博(Key.)の5人に加え、コンガのポジションについたのは短髪でガタイのいい男性…もしかして?

 ほどなくベースがリズムを刻み始める、これは【B.H.BOOGALOO】だぁ!そして我らがBIG HORNS BEEの登場…でも並びが違う、なんで?(上手から織田(B.Sax)、金子(T.Sax)、河合(Tb.)、下神(Tp)、小林(Tp)の順) ♪ッパ、パララ、パッパッパパラ〜、なるほどぉ、一人ずつ入ってくるところの順番だったのねぇ。そういえば音の低い順に並んでいたんだわ(案の定曲が終わるといつもの順番に並び替えしてました)。

 途中三連のリズムに切り替わるところでコンガ炸裂!きゃーかっこいい!(あのシャープな響きはやっぱり…)でもいつものように♪YA〜YA〜YA〜には続かない。聴いたことはあるんだけど何だっけ?そんなことどうでもいいわ今夜はノッたもん勝ちよ。はぁ初っぱなから大興奮。

 ここで金ちゃんのMC。一通りメンバー紹介。コンガの男性は思ったとおり『大儀見元』さん!(かのオルケスタ・デ・ラ・ルスの創始者!米米ファンにはセブンツアーのキューバリアン・ボーズと言った方がとおりがいいかも?)野球のユニフォーム(のシャツ)がお似合いです。

ここで金子さん何を思ったかおもむろに胸ポケットから紙切れをひっぱりだし、なんとそれを読みあげてのMCです(笑)。
 「今日はモトハシナイトということで、出演者は水戸華之介さん、ドミンゴスさん、スメリーさん、俺らBHBとバラバラ(笑)。お客さんもバラバラでで非常にやりにくいです(客:笑い)。今夜はバラバラなまま盛り上がっていきましょう!」

 ってことで【DEAD OR ALIVE】へ。シモちゃんが真っ赤な顔でラッパを吹いている。日焼け?酒やけ?(おいおい)それとも暑いの? そんなことはおかまいなしに客はどんどんアツクなる。ここまで目一杯待ったんだもんモエなきゃぁ。続いての曲は三連のリズムで始まる。聞き覚えなし。なに?…あ、シモちゃんがマイクを握ってる、ってことは。やっぱ【月夜にうさをはらせ】よ〜。♪騒げ(さわげ!)OH,YEAH(OH,YEAH)もーこぶし突き上げて叫ぶわ〜。♪Fight, Fight, More〜でもみんなの手は動いてる。シモちゃんってば途中ちょっとカンじゃったりして。でも許すわ〜、だってうれしんですものぉ。この勢いでイッチャってぇ〜。次は絶対【恋はメキメキ】よぉ、やっぱりぃ! ファンの子はもちろんそうじゃない子も一緒になって『エンヤーコーラヤッ』…うっひゃぁ、この巻き込む力の強さ、これこそBHBなのよぉ。

 怒濤の3曲で息切れした頃を見計らうようにミディアムテンポの曲へ。【ALONE AGAIN】、なつかしい。こういうスタンダードもできちゃうのがBHBの素敵なところよね。まずわかばさんがメロディを担当。トロンボーンのやさしい音色が耳をなでていく。サックスの2人はフルートに持ち替え、フッシーもフリューゲルホーンに持ち替えてとってもメロウに曲は続きます。途中コンダくん、トランペットのお2人、オリタさん、わかばさんと短いながらもソロ回しが入り、トロンボーンのメロディのもと金子さんはタンバリン、下神さん&小林さんはコーラス、あれよあれよという間にオリタさんと金子さんもコーラスに加わりエンディング。はぁ、ステキ。特に最後のオリタさんのファルセットボイス、ちょっとハスキーなところがまたよかったなぁ。

 ここで『まったりとした』MCタイム、マイクを握るのはてろんとした(光沢のある)グレーのシャツをお召しの小林さん。開口一番「いやぁ、待ちましたね(客:笑い)」 なんでもリハーサルが終わってから5、6時間も間があいたそうでオリタさんと2人で映画を見に行ったそうな。客席からの「なに見たの〜?」の問いかけに「『○ーフェ○○ス○ーム』、でも見ない方がいいですよ(客:笑い)」

 さらに最近の女の子はパンツ見せて座ってる(「あれって見せパン?(小林)」「ちがーう(客)」)とか、渋谷の街並みが変わっていってるとか、俺ってサーファーだから黒くなってるだろ?(客:え〜?)くやしいから車のキャリアにボード積んで絶対おちないようにボルトかなんかで閉めちゃおかと思ってます、とか。へび花火をみると腸がきゅる〜っとするとか、高校野球の監督が自分より年下だとか。  さあそろそろネタ切れだぁ、フッシー大困り。なのにだれも助けない。この「俺たちゃ無関係」っていうのがイイのよ。

 次に引っぱり出されたのが白いTシャツ姿の下神さん、やっぱり顔が赤い。と思ったら「こないだ海に行って来ました。そしたら熱中症になっちゃった」(え〜!)「朝の9時頃から寝そべってて気づいたら午後の3時頃で、宿に戻ったら体はアッチッチなのに指先が冷たくて熱が38度もあった(客:え〜!!)。よくテレビで『今日は熱中症で○○さんが亡くなりました』とか言ってるじゃん。俺もあれになるのかーって思ったよ」 そうか、顔が赤かったのは日焼けと熱中症のせいだったのね。気をつけなきゃだめじゃん。
 「皆さんも気をつけてくださいね。…夏休みもあと2週間となりました。また学校でみんなの元気な姿を見られるのを先生は待っています。それでは起立!礼!

 わかばさんにマイクが渡されると「こっち(BHB)じゃないんだけど、バリケーダーズというバンドでCDを発売します(客:わー!)。9曲入ってるんですが5曲がまともであとの4曲はいー加減です(客:笑い)。(ここでリズムとコーラスの口まねが入る)♪ドッ、パッ、ドッドッパッ。♪バリバリバリバリバリケーダーズ!ってやってます。カーステで聴くときっとオリタ君みたいに笑い転げることができるでしょう(ここでオリタさん身をよじって大笑い)。それではホモのお兄さんに変わります(笑)」

 ってんでオリタさんへ。「こんばんわぁホモのお兄さんでぇす(自分で言ってどーする!)。(わかばさんに)そういうこと言わないの、それじゃなくても最近いろいろ言われるんだから。いやぁCDもらってあんなにウケたの久しぶりでしたね。…僕は最近SAKURAと旅(ツアーのこと)にでてまして、そこで卓球がはやってるんですよ。すすきののゲーセンにあってね。それと『乳首レース』ね。(フッシーに向かって)あれは小林がやったんだよね。ゲーセンにレーシングゲームがあるんだけど前にカメラがついててそれで顔が映るという。で、自分のところに回ってくるとどういう顔しようかとか考えてたりするんですけど、それに乳首が映ってる(客:爆笑)。乳首に追いかけられるのって情けないですよー(「そんなことここでバラすなよ(小林)」)。」

 しんがりは金子さん。「今日は前半からガッツンガッツン行こうってことで、いつもならアンコールでやったりする曲をアタマからやってみたんですが。でもなんかまったりしたね(客:笑い)。今日はね、衣装も揃ってて(客:えー?)テーマは『攻撃』。俺なんかこれ(黒のシャツに黒のベスト)だし、(オリタさんを指して)SWATもいるし(オリタさんも黒いTシャツに、防弾チョッキのようなベストでした)ってことで。そういうことを言えって言ったじゃん(オリタさんに)、みんなもう忘れてるんだから。じゃそろそろ曲にいこう!!(客:えー?) 『えー?』って言われるのも悲しいもんなんだけど。そうそうパーカッションの大儀見元、彼は今『サルサ・スィンゴサ』ってバンドをやっていて、アルバム出たんだっけ?(大儀見:うん) 出たそうなので買ってあげてください。じゃ懐かしい曲でナチュラル!」

 【NATURAL】は昔聴いたことがあるナ。♪ドゥエニドゥエニドゥエニドゥエニ、ナッチュラ〜ルの繰り返しに覚えがある。ちょっとハネる感じのリズムが気持ちイイ。続いて【BLOWZ JOB】のイントロが始まるとフロアから『きゃー』の声が。まってたのよぉ。途中小林、金子、大儀見(すっげー!かっけー!)、成田(わー!ドシャメシャ)とソロ回しがあってDJの〆、今回はキャッシャーの音じゃなくて子供の声バージョンでエンディングへのなだれ込み。観客大騒ぎ。

 インストゥルメンタルの曲をバックに「今日のスペシャルゲスト、ジェームス小野田!(by SADOI3200)」コールが! 観客の『えー!』とも『きゃー!』ともつかぬ歓声のなか、小野田さんは自慢のお髭に銀ラメをつけて深紅のジャケットで登場! その堂々とした存在感、少しやせて精悍さを増した姿に場内騒然。曲は当然【UHA UHA】。響きわたるシャウティングボーカル、負けじと響くアルトサックス、♪AHAーン、UHAーンはステージもフロアもみんなで揺れて。ほらほらドミンゴスファンのお姉ちゃんも踊ってるよ〜(笑)。曲が終わると小野田さんとっとと退場。

 そのまんま息もつかせず【YOU CAN'T SIT DOWN (PART2)】のサックスが。即座にパン、パン、パパパンの手拍子でアワセる。あー身体が覚えてしまっているわ。♪You can't sit downも叫んじゃったりして。両手をペッペッってフリも自然発生(笑)して場内そこココで手がひらひら。終わると同時に【SUPER TEA】へ。そうそうこの曲並びなのよぉ。♪ここは天国〜、では観客全員の両手も揺れてます。お客さん、だんだん要領がわかってきましたね。エンディングでちゃんと腿上げしましたか? それともシモちゃん見てハネてましたか?(笑)

 サイレンの音が響きわたり【LAST SONG】へ。♪Last songさわげ踊れよ、ってもう終わりぃ?すかさず【PARTY AROUND THE CLOCK】へとなだれ込む。♪Keep on mo〜vin' can you join togetherのところ、小林・下神コンビのフリがちょっとアヤシいゾ。はいみなさん、フリはこーですよぉ。あちこちで完璧な踊りを見せるお客さん、筋金入ってます。

 後半、金子・コンダ、オリタ・SADOI、わかば(A.Sax)・沢田と異業種(?)掛け合いソロもあり見どころ満点。圧巻は最後の成田・大儀見のドラム&コンガの掛け合いソロ、あまりの凄さに場内が一瞬静まりかえる場面も。でも最後は歓声に包まれての大団円となりました。

 もう汗だくだく。でももっと楽しみたい、盛り上がりたい。即座に上がるアンコールの拍手。再登場したメンバーの中には水戸華之助(3-10Chains)、J小野田、一休(ドミンゴス)の3人の姿も。小野田さんの再登場で逆上するやつ(自分)、一休さんの登場で歓声をあげるやつ、水戸さんが出てきてびっくりするやつ、とそれぞれの反応の中、「久しぶりにあの曲やらない?」と小野田さん。

 イントロ♪チャラララチャラララ、で即座に跳ね始める私たち。こ、これは【狂わせたいの】よぉ〜!! きゃーこんなところで聴けるなんてぇ〜夢みたいぃ。ドミンゴスの一休さんがこっち見て踊ってたのが印象的だったわ。だってあたしの前のお姉さん2人&あたし達3人ってカンペキに踊ってるんですもの、マネしやすいわよね(おいおい)。さらにあたしの隣にいたドミンゴスファンのコたちもあたし達のマネして踊ってたわ。そうそう、そうやって盛り上がるのよ!楽しいでしょぉ。

 1番と2番の間で一休さん、小野田さん、水戸さんの三者三様のコール&レスポンスが見られたのは楽しかった。水戸さんなんて「ジャイアント馬場のマネ」って♪アポゥ、ってやらせるんだもん(笑)。面白かった。

 ご存じでしょうがこの曲の終わりは…そうです。全員うち揃ってのジャンプ。BHBのみんなも後ろでハネてます。小野田さんってば「あと10分続きます(ひー)」…「あと5分(ひーひー)」…「あと3分(ひょえー)」…「あと1分(シヌ〜)」…♪チャチャチャチャン…(空白)…ぜーっ、ぜーっ、ぜーっ、ぜーっ! 息、吸っても、吸っても、楽に、ならない、よー。

 気づいてみればステージの上はもぬけの殻。それにしてもBHBの5人、エンディングでよく音出せたものね。心臓バクバクもんで息止めて吹くなんてもう正気の沙汰じゃないわ、ほんと。つ、疲れたぁ。今日はもう思い残すことはない完全燃焼だったわ。BHB & FUZZ JAZZの皆さん、ジェームス小野田さん、そのほかの皆さん、楽しかったよぉ。またやってくださいね。

 そうそう、目撃者の証言によれば、奥の関係者席にいたミナコさん&マリさんが嬉しそうに『狂わせたいの』を踊っていたそうな。だったら出てきて踊ってくれればいいのに。見たかったな。


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