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そこには、バラバラになった進行表の紙に埋もれるミナコさん(ご一緒の
DJブッチさんはクリアファイルに入れてるのに)、ブッチさんのマシンガントーク
に口のはさめないミナコさん、サザンオールスターズの「ホテルパシフィック」をバ
ックにDJ席に座ったまま踊るミナコさん、ブッチさんとアナウンサーの方
のインタビューで「人には言えない趣味はなんですか?」の問いに「私、いまだにドクターマリオやってるんです」と
答えるミナコさん、などが映っていました。
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「お待ちかねのMINAKOライブタイム! よろしいでしょうか? よろしいでしょうか
?…それでは皆さんでお呼びしましょう。せーの!」
「(客)ミナコぉ〜!」で登場。
お客さんに「ご飯食べましたか?」なんて言ってるとすかさずお客さんから「
おっはぁ!」。「おっはぁ!」って返しつつちょっとうれしそうなミナコちゃん
。ギターのチエちゃん(シュークリサイタルの時ギターを弾いていたおねえさん)と
、パーカッションのマリちゃんを呼び入れると、「なんだか叶姉妹のような
気分です」だって。マリちゃんは花柄、ミナコちゃんは水玉のピンクのスリップドレ
スみたいな衣装だからね。ギターのセッティングができるまで、ミナコちゃんはつな
ぎトーク。
(チエちゃんに)まだですか?まだですよね。…そういえばマリはこないTUBEのコ
ンサートに行って来たんだよね(マリちゃんうなづく)。TUBEはデビュー15年なん
だって。私たちと同じ…15でデビューしてる(客:え〜?笑)。いいじゃ
ないのぉ!
で1曲目は"アンソロジー"、アコースティックギターとコンガのやさしい感じがす
てき。途中に入るタンバリンの♪チャンチャンってキメが心地良い。ミナコちゃんの
歌い方がCDよりずっと大人っぽくて。
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米米が解散してから3年、そのうち2年ぐらいソファーにずーっと座ってるような
生活をしてたんですけど。それまで米米のビデオとか封印しているところが
あったんですね、棚の奥にしまっちゃうというか。
それで1年過ぎ2年目ぐらいの時に(自分の中で)『決着がついた』というか『こ
れから何かしたいなぁ』と思いはじめていて。そのころにある日ドライブをしていた
ら、たまたまラジオから"愛してる"が流れたんですね。で、脇に車を止めてセンチメ
ンタルな気持ちになっちゃって。それとこのあいだてっぺいちゃんのライブ(ドラガ
ジア)、国際フォーラムの初日を見に行ってたんですよ。で米米メドレーとかやって
て。あのメドレーとかは思いだしのためのリハーサルとかには行ってて『忘れちゃっ
たね』とか言いながらやってたんですけど。
でも私の中では"君がいるだけで"は(みんな)踊らないと思っていたんで
すよ。それがこんなになって(フリをする)踊ってるのを見て『みんな踊っているの
にわたしはあそこ(ステージ)にはいないんだ』って思ったらなんだかセンチメンタ
ルになってしまいました。…あんなヘンなフリなのにね(客:笑)。
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そろそろ次の曲にいきたいと思うんですけども…皆さんの中でもうすぐ結婚間近と
いう方はいらっしゃいますか…いない?さみしいなぁ。予定は未定って感じですか。
それじゃボサノバチックにいってみたいと思います。
"心のままに−アコースティックバージョン−"はやさしい感じがして、CDとはま
るで違った印象を受けました。軽く歌ってるんだけどしっとりしちゃうという感じ。
曲が終わって「もしみんなの中で結婚するという方がいたら、条件によっては歌い
に行きます(客:大歓声)。…そのときはぜひ八芳園を使っていただいてね。私、す
ぐ近所ですから」
3曲目は"星に誓って"。「この曲はライブではできないしこういうパーティだから
歌ってみたいと思います」と椅子に座ってしっとりと歌ってくれました。ギター一本
での演奏、途中からマリちゃんのトライアングルが入って、曲のやさしい感じにじー
ん。間奏部分では「おとうさん、おかあさん、私は嫁ぎます」ってはにかみ笑いをし
ながらの台詞もあったりして。「この曲はマリの結婚式でも歌ったね」って、結婚式
でだれかに歌ってもらえたら幸せだよね。
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ここで8月から始めたラジオの生放送の話。
最初なんてオープニング10秒で終わっちゃいましたから。始まって『お相手はわ
たくしブッチと』『ミナコでした!』って(客:爆笑)。それから漢字は読
めないわ、カミカミクラブとか言われちゃってかみまくってね。もういつ降ろされる
かって感じですよ。
初めてやったときの帰りにご飯食べる時間がなくて、『じゃビール買って』って空
港でビールとたこ焼きを買ったんですよ。私がビールを持って先に行ってマネージャ
ーの子がたこ焼きを持って(飛行機に)乗ったんですけど、中が満席で席がマネージ
ャーの子と前後になっちゃって、それも通路側じゃないからさすがに食べられないと
思っていたら。
♪ピンポンパンポーン、お客様にお忘れ物のご案内を致します。さきほどカウンタ
ーにお忘れになった『たこ焼き』(客:笑)って放送がかかって。そしたら
サラリーマンの人が「たこ焼きじゃあ出て行けねぇな」とか言ってて。でも
自分たちじゃないと思っているんですよ。だって私はビール持ってますからね。それ
で(前の席の)肩をつついて「あんたじゃないの?」って聞いたら「違いますよ」っ
て。そしたらまた放送がかかって「お客様のお忘れになった『たこ焼き』」…って
怒ってるんですよ声が(客:爆笑)。それで飛行機を降りたらどっちも持って
ない(客:爆笑)。「さっきのって私たち?」って。
そういう珍道中ですよ。これからひとりで行かなきゃならないのに『はじめてのお
つかい』状態で大丈夫かなぁ、って不安なんですけど。
「次の曲は…アッコちゃんフケたんじゃない?」「そういうサリーちゃんだって、ア
・シ・ク・ビィ」「きゃー」ってなつかしいトークを入れつつ【会いたくて】が始ま
ります。♪会いたくて〜、のところではみんなでフリをマネして、エンディ
ングでは大拍手が起きました。
ここで「間に合ったみたいです。金ちゃんです。本当は来れないはずだったんです
けど」って呼び上げられる金ちゃん。ちょっと照れ気味に「こんにちわぁ、元気です
か?」って。
「しかしなぁ、ずーっと後ろで見てたんですけど、拾わないね、他の人のしゃべって
るのを聞かない。…(衣装を指して)すごいねこれ。でもおもしろいですよ。だって
ステージ見ることないじゃない?ふだん一緒に出てるから(客:歓声)。」
「僕は今、自宅のスタジオで新人のプロデュースをやってて、ボーカルの14歳の女
の子、子供だから眠くなって声も出なくなってきたんで『寝てていいよ』って30分
だけ抜けてきたんですよ。…それじゃがんばって。皆さんも楽しんでください」
陣中見舞いなんだか何なんだか…の金ちゃん。でも忙しいなか駆けつけてくれると
ころがすてきだなぁ。
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最後の曲になりました(客:え〜?)。"POWER"をやるんですけど、アコースティ
ックなんで♪ジャン!ってとこをみんなに協力してもらいたくて。
と会場を3つの班(マリちゃん班、ミナコちゃん班、チエちゃん班)に分けて、そ
れぞれにかけ声を入れてもらうことに。マリちゃん→チエちゃん→ミナコちゃんの順
に2回ずつ。それぞれマリちゃんは『マッチョ』『コンガ』、チエちゃん『ズッキー
ニ』『ガンコ』、ミナコちゃん『八芳園』『八宝菜』とかけ声も決まり練習開始。と
ころが2巡目のところでミナコちゃんがいきなりハッポウサイならぬ『スブタ!
』と叫んだから場内大ブーイング。
「わかったよ、わかった!私が悪かった。…そんなに怒んなくったって…わかってん
だけどさぁ」って今度はどうだか。
さて本番の"POWER"、2度目の♪ジャンはかけ声もフリも決まっ…たのに歌い出せ
ないミナコちゃん。「歌えなかった。練習してるときからできなかったし。だってか
け声と(そのときの)フリとで頭がいっぱいでできないんだもん。」「みん
なもねぇ高いお金払ってこんなバカなことやらされて」ということでやり直し。
2度目もなんとかかけ声をこなし…ごまかして入ったのを見逃さないチエちゃん。
演奏やめちゃった。「ごまかして入ろうとしたのに。(チエちゃんに)お願
い、ごまかさして。(お客さんに)またやる?(客:うん)じゃ歌からやろっか?(
客:ブーイング)わかったわかった。」ってことで2度目の仕切り直し。
3度目の正直、はアヤシイながらも何とか歌い出し場内全員で踊ります。最後の♪
ラララ、のところはミナコちゃんがフロアへ降りてきてくれて、踊りながらみんなに
マイクを向けてくれます。いろんな声の♪ラララが聞こえてきて楽しい。エンディン
グでマリちゃんとチエちゃんを紹介するとこれにてライブタイム終了。
帰り際に「みんな、着替え持ってきたよね。それとダンスする靴も持って
きたよね」と意味シンな発言を残してミナコちゃん退場。
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デザートタイムを挟んで、今度はお楽しみのダンスタイム。司会の方の「腰に手を
当てて間隔をあけてください」でそれぞれ散らばるお客さん、気合い充分です。
「ミナコ先生ぇ〜!」の黄色い声に迎えられて登場したミナコちゃんはお花の刺繍入
り白のサマーニットに白パンツ。そしてダンサーとして迎えられたマリちゃんはピン
クのフリフリブラウスに同じく白パンツという『動きやすい』恰好にチェンジ。
踊るのは『アバズレディーバ』(なんと石井兄作詞、金ちゃん作曲の名(迷)曲な
のです)。リズムもパラパラ(笑)なこの曲ににミナコ流パラパラダンスの振付がほ
どこされ、4小節分ずつ振り付けていきます。ところが、例によってあっちゃこっち
ゃで「ありゃ?」という様子を見せるミナコ先生に場内からは「先生ぇ〜」
の声が。そのたんびに「先生じゃないも〜ん、振付師だもぉ〜ん」「先生おろされち
ゃったしぃ」って居直るミナコちゃん、もう可笑しい。
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1番全部を踊ったところで総仕上げ、全曲踊ることに。ここで「私、カンペキに踊
れるわって人は出てきて踊って」の誘いになんと3名の勇気ある女の子達がステージ
へ。その自信はウソではなくほんとにカンッペキに踊ってました。
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本当に今日はどうもありがとうございました。願っていればいつかまたみんな
と会えることもあると思ってきました。本当にこの3年間悩んだり苦しんだりし
てようやくゆっくりと一歩を踏み出すことができました。これからも皆さんの応援を
頼りにしています。そんな急に大きな事はできませんが、ちっちゃいところで女性な
らではのひとときを皆さんと過ごすことができたらな、と思っています。
来年もまたこういうことができればいいと思います。そのときは彼氏も連れてくる
ようにね(笑)。ほんとうにどうもありがとうございました。
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じつは曲と曲のあいだに、事前にお客さんに書いてもらった質問に答えるというコ
ーナーがありました。読まれた人にはもれなく賞品が渡されます。ピンはミナコちゃ
んの私物(イェ〜イ)からキリは明太子味のプリッツ(博多名物!)まで。
さらに終了後10人ずつミナコちゃん、マリちゃん、チエちゃんと一緒に写真撮影
! できあがった写真は後日郵送されるのだそう。まぁなんてすてき。
そしてそのうえ参加者全員にプレゼントまであったのでした。中身はミナコさんの
スタッフの方が夜なべして作ったという『お花の飾りの付いたペン』に、八芳園から
は『クッキーの詰め合わせ』、そしてなんと『太ももまでのストッキング』(これは
ミナコさんのお友達がご厚意で出してくださったもので、そのお友達はそれを輸入な
さっている方だそう)まで。
そのプレゼントは帰る際、出口でミナコさん自身がひとりひとりに手渡してくれた
のです!まさに大盤振る舞いだったのデシタ。はぁしあわせ(はぁと)。
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