ミュージカル 森は生きている

-女官長- レポート


 
ふだんだったらきっと見に行かないだろうなぁ、という夏休みファミリー向け(ぷるっぷる注)ミュージカル『森は生きている』の千秋楽(最終日)を見に行ってまいりました。
理由は単純明快「ミナコちゃん、もといミナコ女官長さまがご出演だから!」でございます。
 というわけで、このプチレポは「ミナコ女官長」ばかりを遠く3階席から見つめていたファンの偏見に満ちたレポートです(もう宣言しちゃう!)。



このお芝居、舞台はロシアの冬。
大晦日の夜「マツユキソウ(スノウドロップ)が見たぁい」という若き女王のわがままから、咲いてもいないマツユキソウを採りに行かされる哀れなみなし子のお話です。
継母と義理の姉にいじめられる娘(エンクミ)がマツユキソウを採りに入った森の奥で12人の月(1月から12月まで)と出会い特別にマツユキソウを咲かせてもらう。
そのマツユキソウを見た女王が「私もマツユキソウを積みに行く!」と言い出して…というロシア版シンデレラなお話です。

このなかでミナコ様は女王に仕える女官長の役どころ、ブルー系に錦糸の縫い取りのゴージャスなロングドレス(宮廷衣装)にりっぱなかぶり物で貫禄十分。
マツユキソウが宮廷にもたらされるというあたりでは歌のソロパートもありましてファンとしてはうれしいかぎりです。

そしてやっぱりやっぱり「踊り」! 
歌に続いて宮廷内全員での群舞(といっても宮廷舞踊じゃないよ。軽いジャズダンスみたいなのね)があるんですが、やっぱり惹き付けられちゃいます。ドレス姿なので派手な動きはしないのですが(役柄的にもね)、ターンのときドレスの裾がふわ〜っと丸く広がったり動きがとっても優雅なんです。
「やっぱすてきだわ♪」と思わずにっこり。

お芝居でも、台詞はなくても総理大臣とひそひそ話をしたり、扇子をぱたぱたやったり、女官たちを「あなたたちは!」というふうに扇子でたしなめたり、そのくせ女王にはへつらったり、そりゃあもう「お局」な雰囲気を醸し出してらっしゃいます(役柄ですよ役柄)。

マツユキソウ摘みに駆り出され真冬の森に迷って「もう帰りましょう。このままでは凍え死んでしまいます」(だっけ?)という台詞は、本当にへとへとよろよろした感じで、なかなか上手だわ、とつぶやいてしまいました。

あの汗かきのミナコさまのお顔がどうなっていたかは、3階席からはわかりませんでしたが、きっと大汗の大熱演だったんじゃないかなぁ? (間近で見た方、教えてくださいな)

最後のカーテンコールではキャストへのサプライズということで、事前に配られたペンライトが客席を彩り、キャスト全員が声援に応えてました。
エンクミのご挨拶、そして一番声援の多かった4月の精・白川裕一郎さんのご挨拶があり、最後はテーマ曲を全員で歌ってのお別れとなりました.
 ミナコさんは下手側2列目ぐらいに位置され、前の方のお客さんの声に応えて手を振ってらっしゃいました。そこはいつもの『ミナコちゃん』でした(笑)。

2500円(3階席の値段)で、けっこう楽しませてもらいました。
ローリー(女王の家庭教師役)のギターソロも聞けた(笑)し、今陽子さんの♪わ〜すれられないの〜ぉ、の一声にも笑えた(年バレ)し、
「(芝居のスポンサーである)HONDA製のそり」のお遊びも楽しかった(いかに枝葉末節ばかり見てたかわかるな、はは)し、
なによりミナコさんの元気な姿が見られてよかった。行ってよかったです。

蛇足:会場で売っていたパンフレットにキャストのプロフィールが載っているのですが、ミナコさんのところには「趣味:水泳、ギター」と!
水泳はともかくギターとは。去年のサマパの『あ○して○』が頭の中を駆け巡ってしまった私です(あ〜ミナコさんごめんなさい)。




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