国府田 12月も押し迫ってまいりまして、特別インタビューという事でございまして、CCCの皆さんには、解散という”悲報”が届いている状態ですね。(大久保さんも泣いております)
国府田 CCC電話の方にも、そういう状態の電話が、やはりかかってきていまして…
大久保 大久保宛ての手紙にも、「どうしてくれるんだ」って・・・
国府田 私も、この会社にお世話になって”8年”!
大久保 あっという間だね。
国府田 あっという間ですね。
大久保 だって、「朝9時から5時まででいいんですか」って言って入って、夜中まで働かされて怒ってなかった?
国府田 だって、入って1年半近くは休みっていう休みって、まともになかったですからね…あっ、聞いていらっしゃいませんね(笑〉。
大久保 あっ、ごめん。そういう話になると遠く向いちゃって…(笑) 一番忙しかったからね。
国府田 忙しかったですね。さてさて、CCCの皆さんから、大久保さんに来るお手紙のように、納得いかないという…
大久保 前向きなインタビューじゃないの?(笑)
国府田 ここから前向きなインタビューヘ持っていくんですよ。
大久保 なんか、フリから厳しい口調になっていて(笑)…
国府田 そういうお声もありながら、それはそれでね…皆さんのお決めになった事なので、楽しみにしているというご意見もいただいているんですが。どうでしようね?大久保さんとしては、メジャーデピューして、10年…11年ですか?長かったですか、短かったです
か?
大久保 長い短い、数あれど…思いは、どっちって言えないような…
国府田 我々は、そんな前々からやめるやめないでもめてた訳ではないですカらね。急は、急な展開でしたからね。だって、ダンサーも募集もしていた訳で、皆さんにば大変ご迷惑お掛けしていたりしますしね。今こうお伝えして、皆さんに思う事というのを、私もお聞きしたいんですけど。
大久保 思う事…何か長くやっていくには、節目は絶対必要だと思うんですよ。永遠に出来る事というのは、あまりなくて…個人活動ならともかく、2人以上の人間が集まって、何かモノを作っていくっていう作業には、その背景には、そのバンドのメンバーの倍以上のスタッフがいて、それぞれが思惑があって、いろいろな意味で渦巻いているんですよ。そのモノを作っていくっていう渦巻きみたいなものが、大きくなって、竜巻になって…
国府田 被害を与えちゃ、まずいですよね(笑)。
大久保 (笑)そうじゃなくて、いい意昧の被害を与えて、大きな渦巻きになって、みんな巻き込んで、ガッと一気にいけたり…それが、ちいさな渦巻きで、ヨロヨロしているとしたら…何言ってるんだろ、よく分からなくなっちゃった。ムーブメント含めて、永遠に続く訳じゃないでしよ。
国府田 そうですよね。運転免許だって3年に1回は書きかえなくちゃいけないんですからね。
大久保 そうそうそう。車だって、どんなにいい車だってモデルチェンジの時が絶対に来る訳で、廃盤になる車だってあるんだしね。どんなに人気車種でも…モデルチェンジレたり、名前をかえたりして、時代と共に変わっていくっていうところがどうしてもあると思うしね。
国府田 それが、米米CLUBの場合は、今年だったという事なんでしょうね。
大久保 これは、バンドの…バンドというか、”CLUB”というか、最低2人以上の感性がぷつかり合っていろいろんな思惑が生じるところには、仕方ない事なんだろうなと思いますよ。
国府田 確かに、生まれも育ちも違う人間が、ひとつの目的で8年以上もこれた事の方が奇跡っちゃ、奇跡かもしれませんね。
大久保 どこの仕事よりも、癖のある仕事じやないですか。それは、どっか、ごまかしごまかしやる瞬間っていうのがあったりしますよ。
そういうところで、肯定的にごまかさないでいく為にはね…
国府田 CCCの皆さんにしてみれば、青天の霹靂っていうところもありますから、ショックに思っていらっしゃる方もいるとお聞きしてますが…それは大久保さんたちにとっても、誰よりも大きいショックだと思いますが。
大久保 それは、そうですよ。私なんか、居場所がなくなっちゃったんですから(笑)。
国府田 それが生活のサイクルになっていた訳ですからね。
大久保 常に、米米CLUBについて考えてましたから。どうしたら面白くなるんだろう、どうしたら良くなるんだろうって思ってましたからね。ここ何十年、そうやって生きて来た訳だから…
国府田 CCCの皆さんに比べると、米米CLUBの皆さんは、少しは落ち着きを取り戻したところなんでしょうか?ちよっとは落ち着きを取り戻しつつある中で、例えば、もう年未ですけども、来年に向かって、大久保さんが考える事は…やはり(東京)ドーム?
大久保 やっぱり、ラストのLIVEをどこまで高められるか、高揚出来るか。
国府田 自信のほどはいかがですか?
大久保 自信もなにも、やるっきやないっていうところが、自分は強いですね。”やるっきゃない”っていうと、体育会系のバカみたいになるけど…せめてCCCのみんなにはね、最後に思いっきり楽しんでもらえればと…
国府田 あっ、ありがとうございます。ファンの皆さんの代表として、ありがとうと言うしかないですよね。
大久保 だから、楕一杯ラストのLIVEは、その人たちに向けて悔いのないように、自分の感性をぶつけたいと…それしかないからね。
国府田 私の場合、楽しいっていう事もなくなるし、職もなくなるんですから、職を誰か世話して欲しいですよね(笑)。そんなこんなで、来年に向けて、ドームだけでしか出来ないっていうのは、とても残念ですね。全国の皆さんに、ぜひご覧いただきたいと思うんです
が…どうでしょうね。今の段階で内容というのは?
大久保 内容で言えるのは、米米でしか出来ない事をやりたいなと。
国府田 大きさとしては、どうとらえてますか?
大久保 ドームはデカイですよ。デカイですから、最善に小さな芸をやっていこうかなと…
国府田 …見えないだろう!っていう
大久保 だから、かなり倍率の高い双眼鏡を用意してもらわないと、楽しめないんじやないかと…まだ、そんな事言ってるのかって怒られそうですけど。
国府田 いやいや、いいんじやないですか。楽しみ方ですからね。
大久保 双眼鏡は持って来た方がいいんじゃないですか。自分もね、東京ドームとか福岡ドームとか観に行く時は、持って行きますからね。自分の行く時の事言ってもしょうがないですけどね…今出来る限りの事を観せられればと思ってますよ。だから、これまで米米CLUBに関わった人たちには声を掛けています。スケジュールもあるから、みんなが出れるとは限らないけど、そういう気持ちでいますよ。
国府田 スケジュールの合う範囲で、快くOKと言ってくれれば…
大久保 みんな出てくれっていう感じですよ。
国府田 くしくも、3月5日は、大久保さんの誕生日だと、運命ですね。
大久保 国府田君も誕生日だと。
国府田 でも、大久保さん自身は、正直な話どうするんですか?
大久保 いやあ、どうするってね。
国府田 なにも考えてないんですか?あっ、お店があるから!
大久保 いや、お店があるからって、俺を雇えるぐらいの余力ないし(笑)。
国府田 えっ、だって経営者じやないですか?(笑)
大久保 これがやると難しいんですよ。
国府田 飲食店は難しいですよ。でも、最近さらに美昧しくなりましたですよね。
大久保 ありがとうございます。でも、お客さんは減ってるんです(笑)
国府田 (笑)でも、年未ですから、クリスマスとかね…
大久保 来て下さい。
国府田 実際にお店に、大久保さんがいたりしたら、そこで色々と聞いてもらってね…
太久保 もう、どんどん来て下さい。
国府田 どうですか、大久保さんは、他になにかこれというものは…米米CLUBはないとしても、その他で芸能活動していくぞ!みたいなものは?
大久保 自分としては、舞台とか好きだからね。せっかく、こういう仕事で来たからね。そういう仕享があったらいいとは思ってます。
舞台の裏方も面白いかなと思ったりもしますね。
国府田 もう表舞台に立つ気はないんですか?自分で、歌を歌っちゃうっていうような…
大久保 俺歌った事ないもの…でも、楽器も好きだし…ステージの構成は、すごく興味あるし、好きなんだろうね…
国府田 まあ、好きな事やっているのが、人間健康でいられるっていう事ですからねぇ…とりあえずは、3月のドームを終えるまでは…
大久保 それがね…来年の…早い段階だけど…ひとつの、ヤマと考えてます。
国府田 早いヤマですけど。
大久保 早いヤマだけど、それに合わせて、お客さんに伝えたいな、と…まあ、それからでしょ。
国府田 大久保さんが、CCCの皆さんに、ドームのラストLIVEを通して伝えたい事ってなんでしょう?
大久保 変わらず…なんていうのか、いつもと同じテンション感で楽しんでもらいたいですよね。最後だからって、シンミリしちゃうんじゃなくて…みんなも、なんか「えっ、これで終わりなの!?」みたいなテンションで、楽しんでもらいたいですよね。
国府田 これで、すぐ再結成したら、殴られるでしょうね。
大久保 まあ、それも米米らしいって言えば、米米らしいけどね(笑)。
国府田 (笑)すごい事になるでしょうね。でも、その可能性って、どうなんですか?この週刊誌的ノリですが(笑)。
大久保 まあ、解散って言った方が、お客さん集まる…そんな、とんでもない(笑)。
国府田 (笑)とんでもない!話ですよね。今、ここに「と・ん・で・も・な・い」って出て来てますよ。
大久保 (笑)昔、そういう理由でやったんですよ。『THE LAST SHARISHARISM』ツアーって。そうするとお客さん入るんじゃないかって…
国府田 (笑)「この人でなし!」って言われますよ。
大久保 そうすると、どこ行っても聞かれるでしょ。ラジオとかで…「人が入ると思って」って(笑)。
国府田 それ大変な事になりますよね。
大久保 まあ、今は全力でやるのみですよ。さっきと重複しちゃうけど、その時の人間の興味っていうか、面白がるっていうのは「和」じゃないですか。それに対してアンンテナを延してあげる、それで、みんなが「おもしれえ、おもしれえ」って言って盛り立てていくっていう…
国府田 米米CLUBのステージを構成していた18人なら18人の方が、いずれ、それぞれの道を歩むにしろ、米米CLUBというテイスト感は受け継がれていくものなんでしょうね。
大久保 うん。何らかの形で…逆に反発があるかもしれないよね。米米CLUBやって、いい形で反発して、違うものを作る者も出て来るかもしれないし、「このテイストがうまいんだよね」って言って…また、その味を追及していく者もいるかもしれない…抽出するのか、
放出するのか、分らないけど…。また、固く封印しちゃう奴もいるかもしれない(笑)。でも、それはいろんな意味で、米米CLUBというフィルターを通ったから出来る事で…自分とすると、好きだから、何らかの形で、広くまだまだ浸透させてやるぞ!っていう気はありますよね。
国府田 それは嬉しいお言薬ですよね。
大久保 また、変な事やってんなっていうのを、形変えても、どうしてもやりたいですよね。それは、どういう風にすればいいのか、まだ分からないけどね。
国府田 2日間とも同じメニューでいく予定ですか?
大久保 もちろん舞台装置とか、大きなものは変えられないから、曲目を変えたりしていこうかとは思ってて、やはり1日で、ドーンとやろうとしても無理なので…
国府田 ACEに近い構成になると思っていいですか?
大久保 そうですね。それでうまく日替りに出来たらいいと思ってますけど。
国府田 今回、東京ドームという会場になった、その辺のところは…
大久保 そうね、一番そこは反発を買うところかもしれないけど、何故と問われれば、出来るだけ短時問に沢山の人に観てもらいたいというのが一番の理由で…それと、もう一つは、やった事がないからっていう…
国府田 なるほど、本当でしたら、全国回って…というところもありましたけど、何分にも、急に決まったので、会場押さえるといっても、限界がありますからね。
大久保 予走が決まってた訳じやないからね。
国府田 正直言えば、東京ドーム2日間でも取れて良かったっていうところもありますからね。
−−− 大久保さんが、読まれた手紙の中で印象に残ったものはございましたか。
大久保 そうですね。けっこう…思い入れたっぷりなのが伝わって来て嬉しいですよね。これが、なにも思い入れもなかったら、「ああ解散か…」で終わっちゃうからね。便箋の枚数も、1枚じや書ききれないって感じで、5〜6枚で書いてくるから、胸が痛いですね。それだけ、米米のテイスト感に惚れてくれている人がいるから、なんらかの形でお返ししたいと思ってます。
国府田 そうすると、もしかしたらドーム終わりで、なんらかの形で新たに…
大久保 それはまだ…勘違いしてもらうと困るんだけど、すぐ新しいバンド作ってっていうんじゃなくて、例えば、ラジオ聞いてて、なんかこれって米米っぽいよね。っていうのがあったら、米米のブレーンがいたりとかね。
国府田 なるほど、隠し味ですね。
大久保 そうなると…分かんないけど、もしかしたらドゥエチで、ご飯作ってるかもしれないしね(笑)。せっかくフリーで頑張ってきたんだから、またフリーで頑張っていきますよ。
国府田 今後PUNK’A RICEをご覧いただいているCCCの皆さんの中から、私のように、大久保さんのお手伝いをされる方が出てくるかもしれないですよね。
大久保 これぱっかりは、分からないですよ。
国府田 私も、一ファンとして、ヒョンな事から、ヒョンな話で入ったようなものですから(笑)。CCCの皆さんには、この先お便りを、どこに出したらいいのかっていうお問合わせがあるんですが…
大久保 あ、だから大久保、インターネットやりますから。
国府田 あっ、そこに繋ぎたかったですか(笑)。ホームページも作って…
大久保 まだ、ホ‐ムページは分からないけど、インターネットやるから、メールのやり取りを、皆さんしましょう。この号で載せられるかな?必ずメールのアドレスをお知らせするので、二千年に向かって、メールのやり取りをしましょう。
国府田 ハイテクですね…。大久保さん、MACは使ってらっしやるんですか?
大久保 使ってますよ。ゴルフデータベース…
国府田 ゴルフの話が出たんで聞きますけど、尾崎ついに百勝!
大久保 おめでとうございます。なんで、ここでお祝い言ってるんでしょう(笑)。
国府田 (笑〉別にそんな事お聞きしようと思ったんじゃないんですよ。ああいう、一つの自分の持ち場の中で、勝利を挙げて行くというのは…その集中力というのはね。そこで、置き換えて米米CLUBの場合は、この11年間の中で、何勝挙げてきたと?
大久保 はぁ?あっ、LIVEの中で…
国府田 連戦連勝じゃないと思うんですけど?
大久保 そこが、米米っぽいところですよ。たぷん、ユーミンさんにしても、サザンにしても、クオリティ高くて、みんな8割バッターなんですよ。きちんと、きちんと仕事するんですよ。でも、米米は、違いますから(笑)なにが起こるか分からないですから…
国府田 (笑)
大久保 反省会やりますから、悪いとね。
国府田 イメージで言いますと1〜2割ぐらいしかクリーンヒットの出なかったツアーってありますか?
大久保 (笑)
国府田 平均打率ってあるじゃないですか?例えば、IOTAが、平均打率としたら、どうです?
大久保 これはね…いろんなツアーがあるから…ものすごいツアーありましたよ。イチローが、開幕ずっと打てないような(笑)やり出した頃のツアーで悩みきったツアーがありましたよ。メニューが20回ぐらい変わったの(笑)。もう、スタッフに呆れかえられちやってるの。もう、自分もメニュー変更出すのに、顔引きつってるの「へ、へ、ヘ、変更なんですけど…」って(笑)。
国府田 (笑)
大久保 もうスタッフ冷たいの、「いいよ、どこ変えんの?」って…
国府田 そうしてみると、辛い任務ですよね、大久保さんって。
大久保 いやあ、もう…いい時は、誰も何も言わないんだけど。
国府田 (笑)
大久保 良くない時は、いろんなところから、もうバババババって…ものすごい攻撃で、みんないろんな事言うし…「どうしよう、どうしよう」って、訳分からなくなりますよ。
国府田 大久保さん、そういうのまとめて本お出しになられてはどうですか?面白いかもしれませんよ。
大久保 いやあ、辛いですよ。
国府田 「メニユ‐は辛いよ』っていうタイトルで。
大久保 なんか、お風呂場にメニュー持っていって、バチャバチャって濡らして、壁にバタンって貼って、バチャーって入って…
国府田 (笑)
大久保 「どこが悪いんかな」って思ってね。何回メニュ−濡らして、やった事か分からないですよ(笑)
国府田 そうですか…大変ですね。誰かに相談するっていう事はないんですか?
大久保 いや、相談するよ。てっぺいちゃんとか、メンバとかに…やっぱり、一番てっぺいに相談するな。
国府田 やっぱり、フロントにいますからね。
大久保 「どう、歌いにくい?」って言うと、「歌いにくい!」って(笑)。
国府田 (笑)その辺は、ハッキリしてる訳ですね。
大久保 そうね…ドラマーは、そういう事言わないのかな?リョーちゃんにしろ、トシにしろ構成に関しては、絶対的に信頼してくれてましたね。
国府田 逆に、基本設計図を元にやってるパートですからね。
大久保 フィルを変えちゃうと、大変だって話もあるけど(笑)。
国府田 (笑)骨組みを作っていく方たちですからね。
大久保 だから、まずやってみて、味が出てから変えたらいいんじゃないのって、よくリョーちゃんとかは言ってくれてた。
国府田 じゃ、そのパートパートごとに、考え方って違いますか?
大久保 違うね。ギターは飽きっぽい性格だから「変えようよ」「良くないんじゃ〜ん」、みたいなね。
国府田 (笑)性格があるんでしょうねえ。
大久保 ホーンセクションは「息継ぐ場所はありますか?」みたいな(笑)。やはり、自分のエリアは、プロとして確保したいって思うようで、「この曲順、どこか悪い?」って聞くと「息継げないんです」(笑)って、だから、ホントうまい具合…多少ホ‐ンには我慢してもらっちゃうんだけど、上手く絡み合った時がいいメ二ュ−ですね。よくないメニューってい方は変だけど、誰か一人に負担がかかっているメニューの時は、自分なりには起伏つけているつもりでも、ひと色で平坦になってたり…といって、みんなに気を使って作ったメニューも、面白くないものになってるしね。なんかね…難しいんですよ。
国府田 難しいですよね。
大久保 そういう意味じゃ、自分が最初に考えた呼吸感を信じて肉付けして…やっぱりテーマがボケちゃうと、よくないですよね。骨組みを変えだすと、最後まで組み立たない事が多いですね。
国府田 次のドームも、しっかりとしたコンセプトがもうあるとお聞きしていますが。
大久保 もうストレートですね。「バカでえ〜!」でいきますよ。
国府田 例えば、プリンセス・プリンセスの場合ですと、「みんなで遊ぼう」みたいなものがあって、TMネットワークの場合は「散会」みたいなコンセプトで、米米CLUB‐・大久保さんとしては、この解散を一言で言うとすると?
大久保 「カットアウト」!
国府田 …!?
大久保 なくなっちゃった、みたいな。いつものように楽しんでて、気がつくともう見れないんだ!っていう。
国府田 余韻なし。突然、何の前触れもなく買い物に出たまま蒸発しちゃうような。アレ?どこ行ったんだあ?みたいな。
大久保 そう。もういつものように楽しんで「また遊ぼうぜ!」で終われたらいいかな、と。また、来週もあるんだろうなって錯覚するような。
国府田 いつか見れるかもしれない、みたいなね。ぜんぜん、その時は面白かったって。
大久保 そうですね。
国府田 そうなりますと、CCCの皆さんにも、いつものように観ていただきたいという事ですね。
大久保 そう、普段と変わりなく観て欲しいですね。
国府田 メンバーの皆さんの中には、解散だから、ああしよう、こうしようというのはないんですね?
大久保 うん。もちろん最大限お客さんには楽しんでもらおうというのはありますよ。ただ、そこでスペシャルな気持ちでっていうのはないですね。いつものようにやった方が楽しいんじゃないか、と思いますね。
国府田 じゃ、コンサートの最後に、てっぺいさんが「また、遊ぼうぜ!」っていうのが聞けるかも知れませんね。
大久保 ああ、もういつものクセで。
国府田 (笑)
大久保 いや、そういうペース配分でやりたいという事ですよ。そりゃ、十何年間、染み付いてますから、カールスモーキー石井と名乗って舞台に出たら、サービス精神として、彼はいくでしょう。
国府田 CCCの皆さんにとっての、メンバーの皆さんからのお礼の意味の一つとしては《いつもと同じ!》という事ですね。
大久保 そうです。本当にそうですね。
国府田 いつもと同じであれば、コンサートとしては、良く出来ているという事なんでしょうね。
大久保 ああ、いい事言ってくれて…。
国府田 職ないっすから(笑)。
大久保 もう、こうなったらなんか面白い事やりますよ。
国府田 というような事で、皆さんの中に寂しいという気持ちがあるのは、分かった上で、「みんなで楽しもうよ」という事で、ぜひ皆さんいらしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。今日は、大久保さん、ありがとうございました。
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