MINAKO & THE GIRLS BROTHERS
「LUV LIFE 2002 Vol.2」 レポート

南青山MANDALA(02/04/28)




ゴールデンウィークも始まったばかりの4月28日。2月のライブを上回る期待を胸に再び青山は「曼荼羅」へと足を運んだのでありました。
数日続いた初夏の陽気から一転、爽やかな・・・というよりかは幾分肌寒いほどの風が吹く青山通りはこれから起こる嵐の予感に震えているようでしたぁ!!
われわれの予想をはるかに凌駕するその出来事は、ちょっぴり早いメイストームいや、ミーストームとなって私たちの前で吹き荒れ、見るものを圧倒したのでしたぁ!。
えっ!なになに何があったのぉ!と気になる皆さん。
波乱のライブをつぶさにお伝えいたしましょう。


会場内に入ると、前回よりもずっと多いお客さん。まさに立錐の余地なしでした。ドリンク片手に待つことしばし、メンバーが登場!

おなじみのフルートのイントロが流れる中、粛々と美奈子ちゃんが登場!『さくら』をしっとりと聞かせます。
成田さんの奏でるウドゥー(大きなつぼのような楽器)がいい雰囲気を出してます。
今日の衣装は、頭には小ぶりのカゥボーイハット、今流行のボヘミアン調のオレンジや赤の小柄の散ったプリント地のスモックブラウス。シルバーのスパングルがアクセントのジーンズ地のタイトスカート、フリンジの付いたピンクのショートブーツといったいでたちです。
カジュアルな感じの中にもさりげなく流行を取り入れて、さすがわれらのファッションリーダー、一歩先を行くファッションです。
男性陣のファッションは今日は「赤」で統一されています。 近ちゃんは赤の長袖のジャージ。大儀見元さんは赤のオープンシャツ、成田さんは赤のTシャツ、金ちゃんはチェックのシャツの下に赤のTシャツを重ね着しています。

「みなさーん盛り上がってますかぁー!」 いぇー!
「今回は”LUV LIFE 2002 Vol.2”という『ツアー』に、あっツアーじゃないか(笑)、ライブにようこそ。2月にもやって今回4月もいろいろと楽しんでいただこうと思っていますが。 2月にもいらっしゃった方はいますか?」
「はーい!」とかなりの数の手が上がる。
「で、今回もいらっしゃった方は?」 (えっ?全員ちゃうの?)と思いつつハーイと手が上がる。美奈子ちゃんは気づいてない。
2月に来たのに4月は来てないという方は?」 (場内爆笑)
「あっ居ませんね。」(いるわけないっちゅうねん!それマジ?それともギャグ?)
「まあ、いろいろと大変なんですが、きついなぁーと思ってても、きついのはきついんです。(笑)」
???何なんでしょうわけわかんないですぅ。美奈子ちゃんしょっぱなから飛ばしまくってますけど・・・大丈夫でしょうか?
「と言うわけで『さくら』を聞いていただきましたけど、さくらももうすっかり散っちゃってね。
でも、どうしてもやりたかったので・・・初夏だというのに。今回早かったですからね散るの。『散っちゃったよぉ!』ってね」(爆)
「面白いですかぁ?(最前列に座ってる人に話し掛ける。まるで新宿末広亭の噺家さんのようなくすぐり方です)
あっ、福岡の!遠くからわざわざねぇ、ありがたいですね。福岡では今度テレビもやり始めたんですね。よろしかったらみて下さいね。」

じゃ、ここでメンバー紹介!
「ドラムスの成田さんです。 成田さんにはライブの時には毎回、回文をやってもらっているんですけど、
2月の時は振るの忘れちゃっててご紹介できなかったんでね、まず2月の分お願いできます?」
えっ!いきなりでとまどう成田さん。 でも、さすが!ちょっと考えただけで、出ました!
「おにぎりバージョン」で。 『納豆とツナ』 えらい!さすが!
「次はキーボードとベースと・・・いろんなものをやってますね金ちゃんです」ずいぶん大雑把な紹介の仕方ですね。
「じゃ、何か一言」
「えっ!」金ちゃん準備してなかったのかとまどった表情。
「どうぞ!」と美奈子ちゃん。
「今日は・・・」
「はい!ありがとうございました。」
おいおい!そりゃないでしょう!(笑) あーあ、金ちゃんスネちゃったよぉ。知〜らないよ。
美奈子ちゃんいじめっ子のような笑いを浮かべつつ見てるよ。
「なんだよそれ!」(怒)
「じゃ、バンマス近ちゃん一言お願いします。」
ステージの上で夫婦喧嘩は止めてください!」
「失礼しました。バンマスからそういう注意を受けましたので・・・(金ちゃんに向かって)仲良くしようねぇ!」(場内爆笑)
「パーカッション大儀見元ちゃん!大儀見さんは米米のCoCongaの時からの付き合いですね。
あのー、NUNCA CONTIGOっていう曲で一緒にシュークと踊ったんですよね。」
「ああ、あれはね、この世の中から抹殺したい曲ですね」ほんとに嫌そうに言う大儀見さん。
おかまいなしに美奈子ちゃん「皆さん知ってます?ドゥッドゥドゥットー・・・こんな感じの、一緒に踊る?」と踊りだす。
今日はほんとにいじめっ子バージョンの美奈子ちゃんです。 喋りすぎ、踊りすぎで息があがる美奈子ちゃん。
お水を補給しようとするが吹いてうまく飲めない。
「今日は一部と二部に分けてね・・・じゃあアコースティックでしっとりと・・・%#&”><¥?・・・」
何を言ってるか分かりません。(笑)
「MCでもかんでます」自ら認めてます。
金ちゃんぼそっと突っ込む。「どこがしっとりなの?」根に持ってる持ってる(笑)
ハァハァ息が荒いまま次の曲紹介へ。
気を取り直して・・・
「新曲です。 友達が彼と別れて・・・『彼と居ると泣けてきちゃうのよね』っていう。そんな悲しい気持ちを歌にしてみました。」
乾いていく部屋
アコースティックギターのやさしいメロディーにのせて、すれ違っていく恋人たちの心情を歌い上げます。
リズムは軽く、からっとドライな感じなんだけど、切ない気分になります。

次の曲も新曲。 「今度は幸せな気分を歌ってみました。」
愛を感じて
ボサノバっぽいイントロ。囁きかけるように歌う美奈子ちゃん。金ちゃんのピアニカがいい感じに入ります。
二人頬寄せ合って語り合っている情景が目に浮かんでくるようです。聞いている方もホンワカ幸せな気持ちになります。
大儀見さんのパーカッションがいい!絶品です。リズムの海に乗せられて心地よく揺られる感じ。

「次の曲も新曲です。去年?一昨年だったかな?松崎ナオちゃんがゲストに出てくれて、一緒にやったことがあるんですけど、
そのときに曲を作ってねって約束をしてて、それでナオちゃんが作ってくれた曲です。
今までなかなかやる機会がなかったんですが、今回やってみようかっと言うことで聞いて下さい。
これにはナオチャンからお手紙を頂いたんですよ。
てっぺいちゃんと兄妹で子供の頃走っていたこととか、海のこととかを詩に入れてみましたって書いてありました。」
同じ息
なんだか田舎の景色が目に浮かぶようなほのぼのとした曲です。子供の頃の甘酸っぱいような思い出が胸にこみ上げてくるような・・・
なんだかちょっぴりしんみりとした感じになって、しっとりと落ち着いた感じでみんな聞いていたのですが・・・

「それじゃぁ・・・もう・・・あっ、あと二曲ありますね、ここはMCでした」(笑)
せっかくいい雰囲気になってたのにぃ・・・・ 無理やりなMCをいれる美奈子ちゃん。
おまけに話が続かなくなると大儀見さんをいじってしまう。
「NUNCA CONTIGO踊っちゃうよー!」何の関係があるんでせう???
やめろー!」叫ぶ大儀見さん。

次の曲は『恋のNo.1 Girl
ところがなかなかバンマスとの息が合わずに、イントロに入れずまた爆笑。
「じゃ聞いてみましょう」 ???歌うのはあなた、聞いてどーする。(笑)
CDではバリバリのダンスナンバーなんだけど、今回のアレンジは軽いフレンチポップス風です。

「本編、もとい一部の最後になります。Powerです。前回はボサノババージョンでしたけど毎回違うバージョンでやりますよ。
今回はサンババージョン」
Power-サンババージョン-
サンババージョンもなかなかいける。思わず踊りたくなっちゃいますねぇ。もっと会場が広いといいのになぁ。
大儀見さんのコンガが軽快なリズムを刻んで盛り上げます。金ちゃんのフルートも良い!!
ところがまたまた、曲の途中でのメンバー紹介を間違えるし、さびの入りを間違う美奈子ちゃん。

混沌のままに1部終了。
「2部はもっと盛り上げるからね!」って・・・どーなる2部!(不安)


気を取り直して2部開始。
今度の美奈子ちゃんは白のレースのドレスシャツにブーツカットのジーンズ。裾にレースがあしらってあります。おっしゃれー!

Luv Life』ご存知、今回のライブのテーマ曲。
1部よりぐっとテンポアップしてみんなノリがよくなってきた。
畳み掛けるように『Anthology
会場は一気にヒートアップ。熱くなりすぎたのか「強制終了」した人まで出る始末。まだまだ波乱は続いていたのだぁ。

「じつは昨日、スタッフの方の結婚式の二次会で”何か歌ってください”っていわれて、いいよって気軽に言ったものの、
誰が演奏するんやぁ!ってね、テープで歌おうかなぁって思ってたら、
ボンとトシとBingo Bongoのギターの方がやってくれるって言うんで、
久しぶりにボンのベースと、トシのドラムとで『心のままに』を歌いました」(おー!)

「2部もメンバー紹介しようかな?ドラムは成田さん!じゃ4月の分の回文をお願いします」
「えっ、今すぐ?」とまどう成田さん。しかし、流石、すぐにできました。
「お婿さんシリーズ!」おおー!
ムコ寝込む
ムコセコム
ムコアコム
たいへんよくできました!
「ベース、キーボード金ちゃん!今度こそ一言どうぞ」(爆笑)
わざと神経逆なでしてない?
「バンマス近ちゃん!なんか一言」
「べつにー」
べつにーって言われちゃいましたぁ。
「今日のスペシャルゲストでパーカッショニスト、大儀見君!」
「もう、無敵だね」(爆)
「さっき楽屋で、『ファンは良いよねー、何してもうけてくれるから』って言われましたぁ。
『もうこの人だったらしょうがないと思っちゃうよねぇ』だって・・・どーいうこと?」
あはは、確かにそうですぅ。美奈子ちゃんですから!何をしても許されるんですよ。長い付き合いなんですから。(笑)

ここでとーとつに、雰囲気ががらっと変わって”ポエトリー・リーディング”タッチのMC!
明日へ
頑張って前向きに生きていこうねっ!というポジティブシンキングな曲。

「つぎはシューク時代の”夢の続き”と言う曲を・・・」
ん?なんだかほかのメンバーの様子が変!バンマスが「違う違う」と首を振り振り。
「あっ!ごめん!次は近ちゃんの曲だった!じゃあボーカルチェ〜ンジ」
大慌てで退場する美奈子ちゃん。

Haether Srapham
くー!めちゃめちゃロック!きくぅー!って感じ。うねるロックビートが心地よい。なんか近ちゃんのびのびしてる。
気持ちよさそうに歌ってます。

再び美奈子ちゃんが登場してビートルズナンバーへ突入。
Paperback writer
プチビートルズ!かっこいい!
近ちゃんがポールで金ちゃんがジョン?成田さんがリンゴで大儀見さんがジョージ?
てぇことは美奈子ちゃんは?ヨーコ・オノ?
なんでもいいやぁ!とにかくめっちゃ盛り上がりましたぁ。

「じゃあ次の曲を・・・”夢の続き”聞いて下さい。あれ?」
ふたたびメンバーが首を振り振り。「違う違う」場内爆笑!
「あれ〜?今日はなんか変!先へ先へ行っちゃってて」
いつもだよ!」ぼそっと金ちゃんの一言。あはは。一本取られたね。
「すいません!いつもでした」あせあせする美奈子ちゃん。気を取り直して・・・

愛を語るだろう』 続けて 『夢の続き
シュークの時とはまるきり違うアレンジ。シュークのときははんなりした感じで女の子らしい感じだったけど、
今回はもっとしっかりリズムが刻まれていて力強い感じ。流れた時間の分だけ大人になったっいう気がするね。

最後の曲はおなじみ 『375
座ってみてた人たちもとうとう我慢できずに立ち上がっちゃいました。でも狭くて手を動かすのもままならない感じ。
うーむ、おもいっきり踊りたいよぉ。
ここでも間奏のパーカッションが素晴らしかった!絶品です。
さびの部分は全員で大合唱!酸欠になるかと思っちゃったよ。
楽し〜い!


アンコールへ突入。

全員、ボーダーのTシャツ姿に赤のバンダナ。Luv  Lifeのやつです。
と、そこへ突然の聞き覚えのあるナレーションが・・・。 ボイスチェンジされているこの声は・・・もしや
世界ミュージックアラモード・・・」
わぁーお!なんと懐かしい!ソーリーミュージックの中でもかなりソーリー度の高い 『タトゥーレ』じゃああ〜りませんか!
みんな熱狂!歓喜!爆笑!涙がちょちょぎれるほど笑っちゃいました。

とうとう最後の曲。
「実はお葉書を頂いていまして。水戸から青森へお嫁に行く方が居るということで、
『心のままに』を歌ってくださいということだったので、お祝いということで。その方のために歌いますね、じゃさらっと歌います」
さらっとですか?(笑)
「さらっとじゃないですね。心をこめて歌います」
金ちゃんすかさず「ぜんぜん違うじゃん!」
結婚は忍耐ということでね・・・」
それは俺の台詞だろ!」(笑)はっ、腹がよじれるぅ。夫婦漫才もここまでくれば一流ですよ。
しっとりと『心のままに』心をこめて。
お幸せにね。

「ここでお知らせです。8月にまたサマーパーティーをやりますよ。ダンス!ダンス!ダンス!ですからね。
体力をつけてきてくださいね。石井ビンボーになる前に!」
いぇーい!絶対に行くよぉ!楽しみにしてますよぉ。

最後の曲。『あなたに届くように
最後はしっかりシメてくれました。



爆笑あり、夫婦喧嘩(?)あり、しんみりしたり、ロックではじけたり。
こんなにドキドキ、はらはらしたライブは初めてかも。
なんだか波乱万丈のドラマを見たような気分で会場を後にしたのでした。

美奈子ちゃん、この次はどんな壊れ方を見せてくれるのでしょうか?展開が読めないからこそ楽しいんですよね。
どんなに壊れたって、ずぅ〜っと美奈子ちゃんについて行きますからね。(笑)またヨロシク!



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