MINAKO & THE GIRLS BROTHERS
「LUV LIFE 2002 Vol.1」 レポート

南青山MANDALA(02/02/25)


MINAKO、待望の、しかも1年ぶりのライブ「LUV LIFE 2002 vol.1」。
vol.1とついてるのは、今年、2ヶ月に1回!の予定でライブ開催という、大期待しちゃう企画だから!
2/25の南青山MANDARAは、その『LUV  LIFE 2002』初回なわけです。

MANDARAは、イス席もあり、踊るっていうよりも、お酒を飲みながら聴かせる場所。ステージも近いし、じっくりMINAKOちゃんの唄をきいちゃうぞ。
まわりを見渡せば、みんな飲み物片手に期待しつつ待っている。すごく楽しみ。
ステージ向かって左はマリちゃんのパーカッション、右に成田さんのドラムセット。
真ん中にはイスがあるから、ここでMINAKOちゃん、座りながら歌うのかな。なんて思いながら、始まりを待つ。



そして客席のライトが落ち、雨の音、雷の音。近田君、金子さん、続いてMINAKOちゃんが登場して、ステージのライトがつく。
MINAKOちゃんは、黒のトップに黒のスカート。トップはかわいい感じ。左肩から黒地に花柄のショールをかけ右腰の上で結んでいる。
右腕に水晶のブレスレット、左腕には、ターコイズのブレスレットと、茶色っぽいのブレスレット。
GIRLS BROTHERSの二人は黒の皮のズボンに黒のシャツ。
ギターとコーラスで曲が始まり、静かに歌い始めたのは、新曲『流されて』。心にしみるメロディに、最初から聞き入ってしまう。
『流されて』は、船が川をゆっくりと流れていくそんなイメージ。
そして『こんなはずじゃなかった』と新曲が続く。せつない歌詞。モノローグのよう。
ギターと歌だけの、シンプルなじっくり歌をきかせるスタイルに、客席から大きな拍手がおこる。

「みなさん、こんばんは。MINAKOです。」元気よくMCが始まる。
「1年ぶりのライブということで。月曜日だというのにありがとうございます。元気でしたか?昨日は、お兄様のライブを見にいきまして、ソルトレークの話をかなりしてましたので、私は違う話をしようと思います。」ひゃーお兄様だって、爆笑。相変わらず汗ふきふきのミナコさん。
「(前回のライブツアーから)1年間何をしていたかというと、新曲作ったり、あいかわらず博多に通ったり頑張ってやってますよ。このご時世ですし、不景気ですし。なんかパァーとしないじゃないですか。だからこういうアコースティックにしてみました。」強引に話を落とします。
「1曲めは新曲『流されて』という曲で、2曲目ですが、友達の話なんですが、悲しい話で急に彼がいなくなったということで、そういう曲をつくりました。
・・・ちょっとメンバー紹介を」 MCに詰まり(?)唐突にメンバ紹介となり客席は爆笑。
「私の後ろにいるのが主人の金子隆博。」主人という言葉に大きな歓声があがる。
「あそこにいるのが父と母です。」ステージ向かって右手の関係者席のご両親を紹介。これも、メンバ紹介でしょうか(笑)
「そしてバンマス近田潔人。今回のアレンジは近田君がやっってくれて。そして、MINAKOです。」

そしてもう1回両親を紹介して、「こういうアットホームな感じでいこうと思うんですが。」
紺のタオルで汗を拭きつつ、「すんごい汗かいてるんですよ。兄弟そろって汗っかき。あんなに静かな曲なのに。」
ここで時事ネタへ。「わたし英語が得意で(笑)、自然に英語が出てきた時があったんですよ。テロの事件当日、ふらふらドライブしてアメリカ大使館近くのカフェでお茶したんですよ。いつも車がいっぱい停まってるのに今日はすいてるなと思って。家に帰ってテレビつけたら、飛行機がビルに突っ込んでて。その瞬間テレビの前で仁王立ちで『Oh!MY GOD!!』(発音よく、オーマイガー)と思わず言ったんですよ。その時に私って外人?って思いました。皆さん言いませんでした?私くらいですよね。」自分で突っ込む。ここにたどりつくまでが長い。
「今回は『LUV ♥ LIFE』、人生と愛そうというテーマにもとづいて。歌を歌うことに集中してライブできたらいいなと思って。
歌はまだまだ自分のなかでは『歌うぞ!』みたいに踏ん張ってしまうところがあったけど、今年は、淡々と曲を作って、少しずつ皆さんの前に披露できたらいいな、ずっと歌えたらいいなと思ってます。
今回1部、2部に分けまして、1部は少ない編成でやってみようかなと思って。2部からはマリちゃんと成田さんにも加わっていただき、ゲストもあり、楽しく盛り上がっていきたいと思いますので、最後までたっぷり楽しんでください。」拍手。
「こんな風に1曲ごとにMCもやっていきたいと思います。 こんな感じで、今年もみなさん、『石井ファミリー貧乏』(大爆笑)とか言わずに、また来てください。大変でしょうが。」
「石井貧乏」ならぬ、「石井ファミリー貧乏」、ウマイ!! 石井貧乏を進化させました!
「昨日もね、階段から落ちて大変だったんですよ。ほんとドジなんですが、今年はしっかりしたいと思います。」当然、客席は爆笑。笑いが一段落して静まった中、MINAKOちゃんのお母さんがまだ笑っていました。時間差の笑いに、みんなの注目をかって、また、みんな大爆笑。石井ファミリー可笑しすぎ、最高!

MINAKOちゃん「ものすごくやりずらいんですけど。」といいながら、唄再開。新曲、『乾いてゆく部屋』へ。
せつない女心を歌った曲。友人の『彼と一緒にいるとなんか涙出てきちゃうんだよね』っていうことを膨らませて書いた曲だそう。
突然詩の朗読が始まりました。「・・自分を愛そう、自分を愛してこそ、他人を愛せる」こんな感じの詩の朗読が終わると爆笑。「MCに詰まった時は、詩を読もうと思っているので、詩の朗読をしたらMCにつまっていると思ってください。」
次の曲は、『ディビッド』。矢野顕子さんのカバー。ドラマ『やっぱり猫が好き』のテーマ曲でもあったので知っている人も多いのでは。
近ちゃんのコーラスが入る。改めて聞くといい曲。ミナコさんが歌ってもいい感じ。

最後2曲の前にマリちゃんと成田さんが登場。
マリちゃんは、あいかわらずスリムで美しい。黒いレースのカーディガンに、375ツアーの時にはいていた両サイドにビョウのついたGパン。成田さんも上下黒でいつものように帽子かぶってます。
愛のメロディ』と、『Power ボサノヴァバージョン』と続けてボサノヴァ。
『Power』もボサノヴァバージョンだと、いつもよりちょっとスローテンポになって、おしゃれな感じに。全然違う曲みたい。
「1部はアコースティックをやってみましたが、どうだったでしょうか?」拍手、拍手、拍手。
「それでは、2部、盛り上がっていきたいと思いますので!!」



しばし、ドリンクタイム。
今度はステージにイスが二つ用意された。ゲストが来るのかな。誰だろう?
2部が始まり、MINAKOちゃん再登場。今度はトップスは白。ハイネックの襟はレース。胸元から縦に、ジルコニアのような光る石がなって光っている。ボトムはGパン。イヤリングもシルバーに変わっている。
ようこそ、CLUB MINAKOへ。最近不景気だしねー、客も全然こないし。今日はお客さんが一人来るって言ってたのに、遅いわねー。どうしたのかしら。」MINAKOママがぼやくなか、ゲスト、竹下宏太郎さん来店。
「やっときてくれたのね。久しぶりね。いらっしゃい。」
「奥さん、元気にしてましたか。」
ここで関係者席のほうから、グラスが割れる音が。
コ:「割れましたよ。あっ、ごめんなさい。知り合いだ」
ミ:「知り合い、あそこで見ているのよね」
ミ:「どう?コーちゃん最近は。釣りが忙しいって。釣れますか?」
コ:「釣れますよ。やっと東京湾に春が来ましたよ。」
ミ:「釣った後は、食べるんですか?」
コ:「食べる時は食べるし。」
ミ:「ああそう。一度、お刺身でご馳走になったことがあるね。釣ったやつを」
コ:「今日は、一曲目のMCやたら長かったらしいじゃないですか。外人発言まであって。」
ミ:「オチを言うまでがちょっと長かった。」(客:笑)
コ:「さっき、楽屋じゃどれがオチだかわからないって・・・・・そもそもなんか、石井家の血ってありますよね。」(客:笑)
ミ:「そうですね。家族中変な人ばっかりですけど。お兄さんは飛びぬけてますけどね。意表をついているんですよ、子供の頃から。困ったもんですよ。」(客:笑)
コ:「そろそろ、空気が重くなってきたので・・」
メンバを呼び込みます。 成田さん、金子さん、近田君は白のTシャツに替わっている。マリちゃんの衣装は、白のレースのトップス。前と後ろが長くなっていて、裾と袖にフリンジがついている。 1部は全員黒い衣装で統一していたけど、2部は白で統一している。

2部の最初の曲は、『愛を語るだろう』。そして、 新曲『LOVE』。MINAKOちゃんの「せーの!」の掛け声で、タンタンタタタと拍手のリズムをとり、曲がはじまる。元気よい、楽しくなってくるような曲。途中ちょっとフリも入る。
「周囲に見えなくなる恋をしている人がたくさんいたんで、ボーと突っ走っていく恋の歌を書いてみました。なかなかノリのいい曲で、息切れします。」(笑)
2部の始まりなのでもう1回、メンバ紹介。
「成田さん!」MINAKOちゃんと向き合ってお辞儀し合います。
「マリちゃん。いつまでたってもきれいで。」客席からも「かわいい」ついでに金子さんからも「(女子高生みたいなアクセントで)かわいい↑」笑っちゃいます。
「そして金子隆博君です。マイダーリンです。」ヒュー!客席からは、歓声があがる。しかし言った本人はテレてしまい、思わずマリちゃんの方へにかくれる。「すいません。」かわいい。
「バンマス、近田君です。素敵でしょ?」
「愛について語ろうかな、と思って。」突然、まじめなMCに。
「『愛とは何だろう』ということを考えていたんですよ。ここ1年くらい。そして、天から降ってきたんですね、『愛とは』ってことが。ホントなんですよ。『愛とは、育てるものだよ』って。」客席、爆笑してすいませんって感じ。マジメなイイお話なんですよ。
「目からウロコですよ。愛とは、いつも育てていかないと、無くなってしまうもの。 愛っていうのは、友達同士でもあるじゃないですか。マリちゃんとの間にも、15歳からずーっといるから、一緒に育てた愛があるから。愛って、誰かと育てていくものだなって。
だから米米の時から応援してくれるファンの子たちと自分の間にも、きっと何か育ってきて。ずーっと見ているうちに、『MINAKOちゃん今日のライブはちょっと』『ちょっと声がかすれてたわね』『踊り、間違えたでしょ。』(客:笑)とか。これも愛なんですね。いやな感じしないもの。(ホントに?)
でも急に生まれてくるものじゃなくて何度も、同じ時間を体感して生まれてくるものなんで、これからもずっと見に来てください。」もちろんこれからも行きます。客席からも大きな拍手。 「私たちの間にも、愛を育てよう。

続いての、『あの日の選択』で、しっとりしてしていると、突然、
「なんか頭痛くて、インフルエンザかな<悪寒>でした。甘くておいしい、食べるやつ<ようかん>あそこに座ってるのは<おかん>。すいません!『予感』です」
一瞬、なにがおこったんだーの客席(笑)ひー、もう可笑しすぎ!!
予感』はヤングノスタルジックバージョン(バンマス近田君の命名)。
昔の60年代〜70年代前半くらいの、バンドっぽい感じかな。それで、ノスタルジック、「パヤパパ、シュビズバ」とかのコーラスがはいったりしたところが、ヤング?
近田君、ヤンノス シリーズを続けて、ぜひ新しいジャンルにしていただきたい、って思うくらい、良かったですー。

次は新曲『LOVE LIFE』(『LUV LIFE』と書くべきかも?)。『LUV ♥ LIFE』のテーマの曲。
ドラムのリズムから始まる。自分の生き方を好きになって生きていこうという、前向きな、元気がでてくるような曲。
そして、『明日へ』。ちょっとラップっぽい感じの曲。今までにない感じ。客席からは「かっこいい!」
最後の曲の前に、もう一度メンバの紹介。そして、「もう一人のメンバ、打ち込みなんかをやってくれた大井君、ありがとう。」
2部の最後の曲は、『あなたに届くように』。
やはり最後はコレ! 「どうもありがとう。どうもありがと」いつもの語尾があがるあいさつ。


鳴り止まぬ拍手の中、MINAKOちゃんは、グッズの、ボーダーのカットソーを着てバッグを持って登場。
カットソーの左袖とバッグには、さくらんぼのワンポイントがついている。
「アンコールありがとうございます。」
「あれ、こんなことろにバッグが。」 わざとらしく、グッズの宣伝。「あれ?中はストライプ?取っ手は皮?こういうものを作ったので買っていただけたら、生活楽になると思いますので。入り口のところで売ってます。」
「今年はライブを少しずつやっていくので、懲りずに来て下さい。」もちろん、また行きますよー!
ここでメンバ呼び込み。マリちゃんも同じカットソー。成田さん、金子さん、近田君も同じボーダーのTシャツに同じく左袖にさくらんぼのワンポイント。金子さんたちの着ているシャツもグッズにしてほしい。(コメホカ♂)
スペシャルゲスト、コータローが登場しましたが、なんか顔が赤い。酔っ払ってる?「みんなの力でここまでこれました。感謝してます。」
まじめにMCしている最中に、コータローはマリちゃんのパーカッションを叩いて、ミナコさんに「うるさいよ!」一喝されてました。
「次は、シュークリームシュの曲を歌って踊りたいと思います。『シュークリームシュとボーダーズ』」大きな歓声が上がる。その間にも、コータロー、パーカッションを叩きまくり、またまた「うるさい」って言われてました。ただの酔っ払いだー(笑)
「コーちゃん、今日はブルースハープを吹いてくれるんだ。ずっとリハーサル来れなかったんですよ。今日オーディションするからって。」爆笑。「オーディション、受かりました。」ということで、コータローも参加。
曲はシュークリームシュの『ロリポップ』。なつかしいー。
もちろんみんな踊りました。MINAKOちゃん、途中踊りを間違え、「間違えちゃった」。近田君、金ちゃんの低いコーラスもいい。
「この曲は、私がやりたかった訳じゃなくて、近田君がどうしてもこの曲をやってくれと。 10代の頃これを聞いてかなりHな気分になってたらしいですね(笑)
米米の時のシュークの曲はほとんどお兄ちゃんが作ったんですけど、まともな詩がないですね。『この歳になって歌うのはちょっと無理なんじゃない?』『いや、聞きたいんです、僕は』」近田君、ナイス!
「そういえばコータロー君、ブルースハープやってくれたのに、言わないでごめんね。踊るのに夢中で」(笑)。「いっぱいいっぱいになってしまって」
そして、『375』。コータローもブルースハープで参加。 マリちゃん、成田さん、コータローもソロで盛り上げてくれました。 「どうもありがとう↑。また4月にもやりますので。みんな気をつけて帰ってね。」


今回のライブは、1部がアコースティックライブ、2部はバンドでという構成。 今までとは違うスタイルが、よかった!
1部は、アコースティックで、じっくり歌を聴かせる感じで、2部は、いつものバンドのメンバで、元気な曲を盛り上がって。いつもの感じに近いけれど、人生を愛していこうというメッセージが感じられました。
新曲も、こころにしみるせつない曲、人生を愛していこうという前向きな曲、元気をくれるような楽しい曲、どれもイイ。
4月のライブもすごく期待しちゃう!ウン、また次も行くよ! MINAKOちゃん!!



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