1997年発掘レポート
「石井竜也 空想美術館」記念トークショー in 横浜高島屋  1997.9.1 



「えー、いまさら♪」の、PCディスクから発掘された化石レポート。1997年ものです。
ちょうどこのイベントの頃は、石井さんは米米が解散した後、本格的に音楽活動を始めた頃であり、 『WHITE MOON IN THE BLUE SKY』で解散後初のCD発売の直前でした。
この後のライブ『T-STAGE』(1997年10月〜)、『DRAG-ON』ツアー(1998年2月〜)についても、語っています。
その頃石井さんが考えていたことや思ったことが、その後どうなったか!? ということで・・・

9月1日、横浜高島屋で石井さんのイベントが開催されました。 このイベントは、横浜高島屋でのPARALLEL WORLD 空想美術館開催を記念してのイベントでVTR上映、トーク、お絵描き、Q&Aコーナー、プレゼント抽選会など、2時間ほどの内容でした。

パザパクラブ(高島屋の女性限定の友の会)の主催のため、開場前に並んでいるのは、当然ながらほとんど女性。男性は2、3名、ファンクラブからの応募でしょう。このイベントのためパザパクラブに入った人もいるようです。会場は、200名位入れるミーティングルームで、4台のモニタが設置されていました。
まずは、今回の美術館へ展示する作品、およびそのメイキング風景がスライド式に映し出され、イベントが始まりました。司会のテレビ朝日のアナウンサーが登場して、次は、VTR上映。
空想美術館へ展示した作品およびそのメイキング風景(タキシード姿で絵をかいたり、オブジェをつくったりしている)、空想美術館開催にあたってのインタビュー(4月のオープニング時のもの)、4月の東京展のオープニング風景、5月に行われたソロライブ『LIVE A LIVE』の模様、などが映し出されます。
インタビューでは、解散とかあって忙しい中かいたので感慨深い作品多い、この空想美術館のために、かいたもので結構力が入っている、みものは自分の等身大より大きい銅像、というような話でした。『LIVE A LIVE』では、「ひだまり」で失敗してやり直し、いいわけ(ドライアイスのせいにしていた)していたりと相変わらずの様子。『LIVE A LIVE』は、見に行けなかったので、ライブの映像が見れてらっきーでした。

いよいよ石井さん登場、秋っぽい色のスーツ姿です。まずは空想美術館の作品について。比較的最近かいたもので、いろいろ悩んだりしたので、自分の激しい状態がででいる、怖いという人もいると語りながら、やっぱり下ネタもかかしません。怖いという話に、トーテンポールがでてきて、下ネタになりました。
それから自然についての話。 自分は自然ではない、つくりまくっている、作品をかく時、タキシードを着ていたのは、自然にするのがイヤだったからだそうです。

ここでお絵描きターイム!。パステルで人物をかきはじめます。始めに黒でかき、後から色を重ねてゆきます。かきながらも、口はとまりません。
今度のライブ話になりました。テーマは「見世物小屋」で、バンドメンバーも見世物小屋にいそうなやつとの事。 「いい加減にかいているようで計算ずく。きょうの作品はいい出来だ。」とかしゃべること10分位で絵は完成。後でプレゼントしてくれる事になりました。

絵が完成して、再びトーク。笑ったのは、占いの話。池田満寿夫に生前小鼻占い(?)をされ、「女を替える」と言われたんだそうです。今後の展開は、実験ライブを200人規模のライブハウスでやって、来年2月からのライブにまとめていくそうです。

さて、次は会場の人からの質問コーナーです。
Q:体力づくりで気を付けていることは
A:サウナに入っているが、28なので(笑)急激にやるのは、そろそろよくない。 マラソン位はやっているが、ハードなのはヤバい。昔からハードな事をやっていたかというと、コンサートの時は、練習に練習をやっていた。
Q:自分がやってきた事が、自分の方向となんか違うという事があったのでしょうか? あれば、どういうふうに解消したのでしょうか?
A: ツアー中につぎのツアーの事を考えねばならないのがつらかった。そうすると、100パーセント自分の気に入ったようにはできない。100パーセントでないものがでるショックというのは、小さなものを作っている時とは、くらべものにならない位ショック。ステージとかは、それをつくるのに何百人もの人がやっているが、最終的なできあがりはその人たちにも見えない。その時のショックはでかい。
一番ショックがでかかったのは、『オペラブルー』で、自分のイメージとは全然違ったものができてきた。 でも大体は自分のイメージどおり 、許せる範囲。そういう時には、ライブがどこか煮え切らない。 その時にはお風呂の湯船に頭からつかり、大声を出してすっきりする。

Q:今後も新しい作品が追加されますか?
A: 時間が許す限りそのつもり。

Q:インターネットHPは自分で書いているのでしょうか?
A: 自分で打っている 。
メンバーの情報をかこうと思ったが、皆HPを持っているので、情報をくれない。

Q:今日はこれからどうするのですか?
A: CD-ROMができあがるので、そのチェック。あとは家へ帰って寝る。

Q:女性に望む事、女性にとって一番大事だと思うことは?
A: 時代、年代によって違う。
20代..スタイル、ルックス、30代..その人のテイスト、サポートしてくれる人、 40代..安らぎ

今度のライブのメンバーについては、勝又さん、金子さんが昔やっていたバンドの人、コータロー、がでるそうです。また飛入りゲストに、金子さん、マタロウ師匠などが日替わりで出演するそうです。
今度リリースされるCDのカップリング曲について、その場でちょっと歌ってくれましたが、 学生時代、この歌の歌詞のとおりの事があったそうで、その話しを長々と語っておりました。タイトルは、『壮絶夜舞酒家』。
他メンバーの情報もありました。シンジはアムロの事務所に入ってデビュー予定、ダンスチームをつくって日々努力しているが いまだデビューできず。みなこさんは毎日のようにおにいちゃんの家にきて遊んでいる。金子さんは、カンガルーポケッツのプロデュースで、ロンドンでレコーデイング。さて、気になる下神さんは、今デラ・ルス関係で動いていて、BHBは謹慎中で、脱退したわけではないとの事ですが、はたして?

続いてプレゼント抽選会。品物は、PARALLEL WORLD サイン入りパンフ、サイン入りスケッチブック、Tシャツ 、ポーチ、アンモナイトの化石のペンダントヘッド、銀の指輪 。当たった人の中に見た事のある方が・・・。そう、以前テレビ(『ハンマープライス』という番組)で声入り炊飯器を御買上になった方でした。石井さんにも、『クジ運強いですねっ』とつっこまれていました。
最後に、先程かいた絵の抽選です。欲しい。タイトルは『MOON MAN』。このままだと汚れてしまうので、後でスプレーしてから渡される事になりました。

最後に、新曲「WHITE MOON IN THE BLUE SKY」プロモーションビデオ上映となりました。9/1時点では、本邦初公開映像(9/5まではオンエアしない予定だったそうです)。石井さん自身が17時間もかけて特殊メイクをして撮ったものだそうで、お金は、思っていたほどかかっていないと本人は言っていましたが、スポーツ新聞によると「1億円デビュー」だそうですので、その位かかったんでしょう。 「浪漫飛行」「DAY DREAM」系の曲だと思ったら、なるほどJALのCMソングでした。

という事で、2時間程のイベントは終了しました。ライブの映像やプロモーションビデオの完全版など、なかなか見られないものがあったし、おえかきタイムなど楽しいイベントでした。
石井さんの今後の展開は、実験ライブを200人規模のライブハウスでやって、来年2月からのライブにまとめていくそうです。ツアーのテーマは『竜』。バンド名はドラゴンスレイヤー(竜退治)だそうで、かなり凝ったセット(いんちき臭いもの)になるようです。
また、シングルのプロモーションのため、これからHEY HEY HEY、うたばんなどにテレビ出演もするとの事です。


 ということで(笑)いかがでした? 懐かしいでしょう!


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