【客席の方からの質問コーナー】
司会:それでは皆さんからのご質問にいきたいと思います。その前に席替えをお願いしたいんですが。
假:(トークが一段落してお茶を飲んでいるところ、なのだが、そのお茶を持って移動)
石:(席を立って、ふーふー吹いている)さましとこうと思って(客、笑い)。
假:(その隙に、石井氏のお茶も移動してあげている)
司会:石井さんと假屋崎先生のお子さん時代のあだ名は?
石:僕は「パン屋」。うちはパン屋をやっていたんで。
司会:じゃロバのパン屋とかもやってらしたんですか?
石:(リアクションに困った様子)
假:假屋崎ってのは本名なんですよ。むずかしいでしょ?
司会:なんか「ひま」みたいな…
假:そう、子供の頃はひまだったんですけど。だから「カーリー」とか「カリさん」とか。
司会:假屋崎先生に質問、今度源氏物語をテーマにしたお仕事をされるようですが、源氏物語における「いい男」の定義を教えてください。
假:6月の末から7月の頭にかけて、京王プラザホテルでやるんですよ。瀬戸内寂聴さん、堀ヒロシさんと私とでやります。私の中で光源氏というのは石井竜也さんのイメージですよね。
司会:そうですよ。石井竜也さんのイメージぴったりですよ。光源氏ってすごいわがままなんですよ(客、爆笑)。
石:俺がそんなににくいんですか。俺、なんかしましたか。
司会:もし2人のために料理を作るとしたら、何を作って欲しいですか?
石:今だったらもう何でも作って欲しい(客、爆笑)。俺の今の弁当の食い語ったらすごいですよ。出た弁当一粒残らず食っていきますから。…でも好きなのは中華料理が好きなんですよ。でもねぇ中華料理ってカロリーすごいじゃないですか。だから最近ちょっと敬遠してますね。
假:でも中国人の方って毎日中華料理めしあがってるわけでしょ…
石:だってウーロン茶飲んでるもん、彼らは。(客、笑い)
司会:先生は?
假:自分で作る方が多いんですよ。小さい頃から「今日の料理」をずっと見て育ったんです(客、笑い)。再放送まで見て、1日2回見て育ったんですよ。
司会:先生のお得意の料理はなんですか?
假:なにからなにまで全部。50人100人の料理だってどんとこい、ですよ(客、感心)。それもね、作ってると台所に汚れ物がたまるでしょ ?私は作ってる間にどんどん片づけていくんですよ。もう整理整頓。
石:先生、俺と結婚しましょう。イヒヒ…。
假:もう、つくしてつくしてつくしてつくして、捨てられるんですよ。(客、爆笑)
石:(がっくり)
假:私がですよ。
司会:假屋崎先生へ。石井竜也さんの『夢の迷い道』はもう買われましたか?明日発売ですがもう買えますよ。これって質問じゃないですよ。
石:あの、夢の迷い道じゃないんですよ。夢の迷い道”で”なんですよ。
假:はい、今日これから買います。(客、笑い)
石:こういう事を言うとプロモーションか?みたいになっちゃいますけど、「こういうのだったらイマドキっぽくなるよな」とか「こういうのは今の若いヤツらが聴いてくれるよな」とかそういうこと考えて作ってたときもあったんですよ。でも今はほんとギターでまじめに作ってるんですよ。ですからラジオとかで流れたら、ちょっと変えないで聴いて欲しいですね。
假:それとカバーとかもあるんですよね。
石:そうです。シルエットロマンスとかみずいろの雨とか歌ってるんですよ。近ごろカバーブームなんで、それに乗っかった…わけなんですけど。(客、笑い)
福山くんのとか聴いているとやっぱり男言葉の歌を歌ってるんですけど、俺は女言葉を男が歌っても全然嫌らしくならない自信があるんですよ。だから女言葉の女性の歌を選んで歌ってるんですけど。そっちも聴いていただきたいです。…プロモーションみたいになっちゃいましたね。すいません。
司会:年をとったらどういうじいさんになりたいですか?
假:お名前を申し上げてよろしいんですか?…では私から。『美輪明宏さん』(客、やっぱり&拍手)
石:自分の生き方を貫いているじじいはかっこいいですよ。人間年をとるということはすごく偉大なことだと思うんですよ。昨日、和田アキ子さんと二人のビッグショーのトリをやったんですけど、その中に白髪の方とかいらっしゃるんですよ。その人の回りがね、すごい大人の空間になってるんですよ。
假:パリに行くとみんなおしゃれですよ。おじいちゃんもおばあちゃんも、きれいな色の服を着られるんですよね。
石:うちの親父とおふくろをみていると、女の人の方がエンジョイしていますよ。男の人の方がだらしない。電話するとおふくろは「ワインパーティをやるの」って言ったりしてるんですけど、おやじのほうは「のんでんだぁ」って。散歩でもして来いよって言うと「いいよ、脚いてぇから」とか言うんですよ。
假:男の人って仕事と野球とお酒ぐらいしかないんですよ。デートするときはコンサートとかいっぱい行くんだけど、結婚すると何もしなくなる。よくないですよね。
石:俺、こないだ泣いちゃった事件があるんです。あのね、親父とおふくろが俺の前でダンスしてくれたんですよ。親父ってああ見えてもシャイなんですよ。ワイドショートかでちゃいますけど、断り切れなくて出ちゃう感じなんですよ。そのシャイな親父がね、俺の前でおふくろの腰に手を回して踊ってくれたの。それも俺の歌で。あ「あ、いいなぁ」と思ってね。
司会:それは石井さんのどういう曲だったんですか?
石:WAVEって曲なんですけどね。で、今回のISHYSTで歌おうと思って、入れたんですけど。
假:とってもすばらしいですね。
石:ずっと一緒にいてね、そういうのもアリなんだなと。俺は別れちゃったけど、正直うらやましいと思った。
假:会場でお二人にお目にかかってご挨拶したりするんですけど、ほんと楽しそうでいらしてねぇ。石井さん、親孝行ですよねぇ。
石:そんなことないですよ。一緒に暮らしてる人の方がよっぽど親孝行ですよ。俺は一緒に暮らせないから、せめて自分が必死になってやってるのをみせるぐらいのことしかないですから。一緒に暮らしてる方の方がたいへんですよ。
司会:ということで、皆さんも安心して年を重ねていただきたいですよね。
石:そういうまとめ方をしますか。
ということで、この後お二人が抽選して、コーセーの化粧品や、香水(石井氏)、本(假屋崎先生)などのプレゼントがあり、トークショウは無事幕を下ろしたのでした。おわり。
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