ライブレポート2003.11.25 at 初台 Doors

セットリスト

1. US
2. GIMMICK '03
-MC-
3. 組曲 Land of the Rising Sun
4. BABY BABY BABY
--MC-
5. Tell me what you need (新曲)
6. GRAMOROUS BABY


リョージさんの参加するバンドjungapopのライブを聴きにやって来ました!
場所は新宿の摩天楼の下、オペラシティーの向かいにある「Doors」というライブハウスです。
今回のライブはタイバン形式。jungapopがトリを務めます。

jungapopが再起動して、久々に見るライブは、観る前からワクワク。しかーし、この日は平日、仕事。
でも、よかったぁ〜!仕事が終わって駆けつけるにはちょっと厳しいかなぁと思っていたのですが、
トリということもあって余裕でセーフ。

入場すると空き缶で作ったシェーカーを渡されました。jungapopのHPのURLが貼り付けてあります。
わーい!お土産ができたぁ。と単純に喜ぶ。 盛り上がっていくよ!

会場内は、照明も落とし加減で落ち着いた雰囲気です。
舞台上でチューニングの最中に、一平さんがビデオカメラを持ってうろうろ・・・
いえいえあちこち撮影していました。

チューニングがだんだん整ってきたなぁ〜と思っていたら・・・そのままなし崩しに1曲目へと突入です。

US

この曲はアルバム「Land of the Rising Sun」でも最初の曲なんですが、アーバンな香りが好き。
チューニングとも、イントロともいえる導入部からしてジャズセッション風でお気に入りになりました。
都会的なアンニュイな雰囲気にあふれた大人のロックってやつですか。
ファルセットボイスのアクセントが利いた一平さんのボーカルが、セクシー。
じっくりと染み込んで来る。ぐっと腰を抱き寄せられたようで、いゃ〜ん!って言いつつ、なびいてしまうぞぉ!みたいな。
つやっぽい余韻を残しつつ、次の曲へなだれ込んでゆく。

Gimmick'03

徐々に上がっていくテンポ。観客のシェーカーもしっかりシンクロしてます。
リョージさんのドラムが早いリズムを刻んでヒートアップしていく。
ベースのジュニアさんとなにやらアイコンタクトでにっこり。
楽しそー!めちゃめちゃギンギンのロックではないんだけど、力強さとしたたかさを感じる。
豊かな力量に裏打ちされた、余裕のプレイともいうべきでしょうかね。

Jr:こんばんみ!
今日は雨の中よくいらっしゃいました! もう雨やんでますけど・・・jungapopです。

シェーカー シャカ!シャカ!シャカ!シャカ

Jr:前のバンドも素晴らしかったですが 拍手のときにもこのシェーカーがシャカシャカってなっててね。
素晴らしいですねぇ。手を使いなさいよ(笑)。
実は、メンバーのバッチなんか作っちゃってさオジサンたちの顔のアップだからさちょっとクドいのかなぁ・・・
ストラップにつけたのはいいんだけど、かなりひっかかるよぉ
メンバー紹介です。うちのバンドのバンマス  リョージ

シャカシャカ〜。空き缶シェーカーが一斉に鳴ります。
リョージさんおじぎ。あれ?それだけ?
リョージさんがバンマスなんだぁ・・・・知らんかったぁ!「15へぇ〜」くらい

Jr:今年最後なんだからなんか喋れよぉ。たまにはいいでしょ。

リョージ:みんな楽しんでる?

イェー!

リョージさん相変わらずかっこいいです。客席からも「かっこいい!」と声がかかります。

Jr:かっこいいとか言ってるけどね、バンドの中で一番甘えん坊なんですよ。年上なのにねぇ。

へぇ〜そうなんだぁ。余計にいいかんじぃ。うふふ。

Jr:前の「ガーデン」というバンドもいいバンドで・・・でも、こっちのほうが平均年齢が上がってます。

その分音楽のグレードもくぐっとあがってますぅ。ぜんぜんOKですぅ。

Jr:ゆかいなjungapopのメンバー・・・ギター・・・は・・・水を取りにいってます。

あはは、是永さんいないよー。メンバー紹介なのにぃ。

気を取り直して・・・

Jr:じゃあ(わー!かあいそ。「じゃあ」なんだ。天下のハウンドドックのメンバーなのに)
キーボード!蓑輪単志!

蓑輪:こんばんわー!風邪引いちゃって、昨日がピークだったんですけども・・・
是ちゃんもジュニアも引いちゃって、 二人は引いてないんだっけ(リョージさんと一平さん)

Jr:何とかは風邪引かないって言うじゃない。

わっはっはー!言われちゃったね。

み:でも、それなりに一生懸命やってますからよろしくお願いしまーす。

水を取りに行っていた是永さんが戻ってきました。

Jr:jungapop「エロス代表」「エロ部門代表」

是永:こんなに仕事ばっかしてるよ。(うーんいまいち意味がわからん!)

Jr:さっき車の中で新しいアルバムを作っちゃったんだよねー。「アリ地獄是永」っていう。

是:お前!そういうこと言ったら・・・こいつ!明日神永と俺ラジオ出るからお前のこと散々に言うからなー!

Jr:いゃあー、嬉しいですねぇ、宣伝してくれたら。

是:いやいや、凄いのいっぱい出すからな、オボエテロヨー!

Jr:そんな、怒ってるような、笑ってるような、ギター是永功一ー!

Jr:うちのバンドの看板息子です。さっきからカメラ回してましたけど、映画の一部になるんでしょうね、いつかね。うちのボーカル!尾上一平!
(民主党!と、どこからか声が)
民主党?何のこと分けわかんないことを言ってますねぇ。すいません!いっぺぇいー!

一平:僕ひげ薄いんですよ、薄いんですけどね、ひげ伸ばしたいんですよ。ひげ好きなんでね。
ワイルドになりたいじゃないですか、男って。で、ひげ伸ばしてこっち来ると、必ずチェックする奴がいるんですよ。「あー!一平ひげ伸ばしてるぅって」

Jr:ワイルドって言うよりか、マイルドな感じに俺には見える。

一:余計に丸くなっちゃうんじゃない?
一平のひげチェック担当!ベース!高橋ジュニアー!

Jr:私事ですが、風邪を引いてるんで、あっちにもいますが、みんなも気をつけてください。寒いから。
話は変わりますが、週末に家でビールが飲みたくなって、近くの酒屋を探してて、一軒だけぽつんと
明かりが付いてて、わくわくして入ったらレベッカの「ラズベリードリーム」がかかってて・・・

是永さんギターをちゃら〜ん。客席が「おおー!」期待の声。

是:弾かないに決まってんじゃん!

でも、後ろでこっそり蓑輪さんがワンフレーズ弾いてましたぁ。

Jr:そういうことがある度に、是ちゃん今何してんのかなぁ・・・って思ってね。

み:でも、明日ラジオじゃん。土橋さんと何かやってんじゃん。

Jr:そういうみのさんも、こないだあるところでライブやってたら、キーボードの子がメンバー紹介したら「フォルテッシモ」弾き出して・・・
そのときもみのさんは何してるのかなぁーってね。

曲を聴〜けば思い出す〜♪って感じですかねぇ。(笑)

是:そんなんじゃなくってさぁスタジオじゃ「ロマンスの神様」とかさー弾いてんだよねぇ。

Jr:「ロマンスの神様」?程遠いよ!

是:それが、だからさぁー!オチがあってさぁー・・・もういいやー!・・・シュン!

あらら!是永さんすねちゃって、自己完結しちゃったぁ。なんだか知らないけども、ちょっと聴いてみたかった気もするな。

Jr:なんとか劇場みたいになってきましたねぇ。でも、このバンド仲がいいんです。

気分を入れ替えて・・・

Land of the Rising Sun

第1楽章「都」
ゆっくりと上ってゆく朝日のようにスローなテンポで始まる。
曙光が摩天楼の街の片隅から、徐々に広がり、あまねく光に満ちていくさまが眼に見えるような、
そんな演奏。
スケールが大きくて、広がりと奥行きがある音の響き。
万物の創世をイメージしている感じかな?
癒し系入ってます。

第2楽章「個」

すこしずつテンポアップしてゆき、目覚めた後の鼓動のように少しけだるさを残しながら、徐々に力強く刻み始めるリズム。
さらに展開していくフレーズは、心地よい律動となり体を揺さぶる。
がっぷり四つに組むのではなく、5人の持つ豊かな才能が軽やかに絡み合い、もつれ合いながら、極上の音楽を紡ぎ出してゆく
ガチンコのバトルじゃなく、融通無碍に昇華していく音のコラボレーション。
単純な言葉で言えば、「いい音やなぁ!上手いなぁ!楽しそうにやってるなぁ!」ってことかな。
久々に聞くリョージさんのドラムはなんとも人の心を軽くしてくれる、元気が出る。
もったりした所がひとつもなくって、いろいろなもやもやを一掴みにとりこんで、新宿の摩天楼の空へ立ち上ってゆく音とともに清清しく晴らしてくれる。

第3楽章「放」
らららー!だけのスキャット。力を放出し、終息していくかんじが気持ちいい。

Baby Baby Baby
がらっとイメージが変わって、ちょっとー!それヤバくねー!っていうくらいな、ハートわし掴みのバラードです。
おもわずくらくらっ!ときました。さすが「演奏してほしい曲1」納得しました。
一平さんのバラードはほんといい。惚れました。(*^_^*)
ラスト、ドラムのソロがキモ!めっちゃいいんだな。
まるで、恋人たちが言葉もなく抱き合い、ただお互いの鼓動だけ
が響いているという情景が
目に浮かぶよう。妙になまめかしい余韻を残しておわる。

Jr:今年は、振り返ってみると1月くらいから・・・あっ!去年の忘年会からjungapopをまたやろう!って
久々にみんなでやることになって、1年があっという間だったよねー!なんかねー!
アルバムもさ、喧嘩しながら作ったりとかさ、あと、なんかいろいろあって、この5人にはね、他の人が入ればいいっていう感じのものではなく、僕は尊敬しつつ、愛しつつ、腹も立ちつつ、でも、世界でたぶんこの人たち以外には居ないかも知んない今もね。
今はねー!
でも、それなりの意味があって、一生懸命やっているんだからね。
信じてやっております・・・のよ。(笑)今年はこれで最後だしね。
いろいろやったね。空き缶とかね。「リサイクル大作戦」とか名前付けちゃったりね。来年は、いろいろ面白いこともありつつ、空き缶にもバッチにも書いてありますが・・・jungapop.comかわいいスタッフたちが書いてくれてますが、来年もよろぴく!

観客から「かわいいー!」の声。

:可愛いかぁ?

Jr:「かわいいー!みたいな〜」(ギャルのイントネーションで)
ほんっとに五歳児だよね、この5人でいるとね。

是:そんなことないよ。大人らしいやらしー詩とかも書いたりするよ。

Jr:五歳児がね。

是:五歳だけど、充分成人になってる、四歳半の君たちと違って・・・・

Jr:ほんとに憎まれ口ばっかりきいてるよなぁ。でも、おれけっこう是ちゃんのこと好きだなー。

是:うっそー!

Jr:もうすぐ年末だからバラしちゃおう。毎年、毎回、ライブをCDにして、メンバにプレゼントしてるんだよ。
けっこう手間かかるんだけどね。みんなにあげるときに、ひそかに手紙を添えてみんなに渡したんだけどね、
誰も反応してくれなかったんだよぉ!

是:忙しくてみんな出ないんだもん。

Jr:みのさんは「本当にどうもありがとう」ってお返事来たんだけどねー!みのさんすてきー!
ちょっと!そこの3人!正座しなさい!

何で、何でといいつつ他の3人もぞもぞ。
と、その中で、一平さんだけがちゃんと正座。

いぇー!観客大喜び。

一:何で正座したかっていうとね、遅刻したんだけどさぁー!

Jr:遅刻はよくないよ!

一:ジュニアこないだ誕生日でした!おめでとう!

パチパチパチ!

一:俺たちもうすぐでしょ?っていうか一緒じゃん?(一平さんと是永さんは同じ誕生日です12月25日)

Jr:すぐ人のものを奪っていくんだからぁ・・・まだ11月じゃん。Nobember!あなたたちはDecember!

一:まあいいや。あと丁度1ヶ月!カウントダウンだ!

Jr:クリスマスに生まれたサンタの贈り物!

一:そうだよぉ!誕生プレといっしょなんだよ!お年玉とまでたまに一緒にしようとしてないか?

是:むかつくよね

Jr:(この二人)客を無視してしゃべってるよねぇ。

一:いいんだよ!珍しい日の生まれなんだから。

Jr:何だよー!お年玉まで一緒って・・・・

是:きついよー!ねー!

Jr:俺のMCの段取りが・・・・

二人ジュニアさんを無視して暴走モードへ突入です。

一:だってさぁ!自分の誕生日に人に物をあげるんだよぉ!

是:そうだよぉ!自分の誕生日に「ものを頂戴!」って言われるのよー!

一:終業式の次の日だぜー!たのむよー!

客席から「むきになってるー!」

一:彼女とかに1つあげるとするでしょ、すると2つくれるわけよいちおうね。でもね、割合からいくとじゅうにぃー!じゅうにぃーなわけよ。

???わけわかめですぅ。???

一:10:10ではくれない。10:2そんな感じ。誰かわかる?

ああっ!そういうことねぇ!わかったぁ!でも、ジュニアさんまだ釈然としない様子。

是:俺にはわかる。

Jr:「じゅうにぃー」って何よ?

一:5:1って言ってもいいけどね。

ジュニアさんやっとわかった!

Jr:わかってくれよー!
誕生日に「くれくれ」って言うもんじゃなくって、生んでくれた父さん母さんに感謝しなさい!

おおー!観客も感心。ジュニアさんいいことおっしゃる。

一:また思いついた。ちょっと話していい?
あのね、俺がクリスマスに生まれたのにはねー・・・ここはいい話ですよ!お笑いじゃなくって。
(そう言われるとかえって可笑しい)
久しぶりに話すと緊張するなぁ。
俺がクリスマスにうまれたのは何でかって言うと・・・あっ、みんな俺見てねー!(爆)頼むから
俺の親父とお袋がもうそん時不仲だったんですよ。で、うち離婚してるんだけど、うちの親父、
8回結婚してるんですよ。

ええっー!すごー。

一:最初のお母さんの子供が僕なんですけども、そん時もう仲悪かったんですけど。

そ、そんなこと暴露しちゃっていいんですかぁ?一平さん波乱万丈の人生スタートなんですねぇ。

一:で、俺が出来た時にお袋が親父に「子供が出来た」って言ったら「それは俺の子じゃねぇ!」って言ったわけですよ。いやいや笑い話じゃなくって!

って、言ってる本人が笑ってるっちゅうの!(笑)

一:その時にお袋が、お父さんに祝福されないんなら、全世界の人に祝福して貰えるクリスマスに私は産むんだ!ってクリスマスに生まれたんですよぉ。

おー!!いいはなしやー!
いぇー!場内大歓声。

是:俺が祝福する。おれがする!俺もしてくれる?

Jr:せっかくいい話なんだけど、その前振りがなぁ・・・俺にはなんかショックですよ。
8回?10:2・・・もうすごい話するねぇ。
このバンドのルールで、MCは誰が喋ってもいいという。取ったもんがちという。
話が途中になってましたけど、尊敬するミュージシャンは一平・・・ってどーしよーかなぁ。
うそうそ!みんなそれぞれ活動しているので、この5人が集まるのって珍しいんですよ。
是ちゃんとこもね、ソロで自分のバンドでね、自分で曲をやったりしてね、

:いっぱいやってるよ。何かもうわかんないよぉ。

Jr:そんな是ちゃんがjungapopに曲を提供してきたという・・・

是:あっ!そうきたねー。

いぇー!

Jr:この12月のサンタの贈り物ブラザーズで・・・この二人が曲と詩をね。

是:クリスマスギフトっちゅうことか、俺たちは・・・

Jr:ちょっと一足早いけどねー!みんなクリスマスは忙しいからね。

み:フォークグループみたいな話だねぇ。

Jr:いいんですよ!今日で最後なんだから!
はい!行きましょう!是ちゃんから・・・

Tell me what you need!

ワンコーラス終わってみのさんのキーホードソロ!
アスファルトの上でくるくる踊る木の葉のように軽快に。so cool!

ツーコーラス終わってギターソロ。ぐいぐい喰い込む。抉られるぅ。
やっぱ、生よねぇ!生はいい!
是永さんが音を手玉にとって遊んでいます。

つづけて
Glamourous Baby

ファンキーチューン!
各人のソロ回しがめっちゃいい!
ジュニアさんのハーモニカがクール!
ベース弾きつつハーモニカを吹くという離れ業も披露。
リョージさんのドラムソロ!聞かせどころです。長いです。
いつもより多く回しています!っていうところです。
生きがいいです。ぴちぴち、躍動する筋肉。
なによりドラムたたいてるリョージさんの表情が素晴らしいです。
誰よりも楽しんでるって感じ。音楽はこうでなくっちゃね。
きいてるこっちも元気が沸きあがる音です。オーラが出てます。
他のメンバーも一歩下がって傾聴です。
ここから一気にラストへなだれ込み。
一平さんのシャウト!
観客との掛け合い!
場内は最高潮。
あつくあつく盛り上がったところで終了!


最高の演奏を聴けたばかりか、おまけにメンバーの顔がプリントされたバッチが撒かれました。
もちろん!しっかりゲットしましたぁ。リョージさんのと、ジュニアさん、蓑輪さんのとjungapopのロゴの分。(^_^)v

残念ながらアンコールは時間がなくてありませんでしたが
最高に楽しいライブでした。
テクニシャンぞろいだから安心して聴けるしね。この次はもっとみっちり聞きたいぞ!!

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