『HEARTY HAPPY 2000』リリース記念
MINAKOインタビュー
番外編 「キャラクターデザイン ミナコ」編
『ハッピーピークン』を一目見たら、もう目が離せない!?
コメホカ:この歌詞カードの隅にいるのが、『ハッピーピークン』ですか?
ミナコ:(笑)そうです。それね、構想8年。8年前にある形で出来上がってるんですよ。形は全然違うんですけど。
コメホカ:これ(ハッピーピークン)は、男の子なんですか?
ミナコ:そうなんです。みんなね、正視したくないって言うんですよ。あえてそれを出させてもらったんです。てっぺいちゃんに見せても、「うわっ」って言ったきり、「もう、悲しくなるね。」と。そのうちサンリオに並べてもらおう、売り込んでみようかな(笑)それ見てどう思いますか?こっちからコメホカさんにインタビューしたいくらいです。
コメホカ:(爆笑)
ミナコ:やっぱり見たくないですよね。
コメホカ:そんなことないですよ、逆ですよ。この間発送されたゴールデンキッズのファンクラブ会員向けのインフォメーションハガキに、『踏んずけたくなる
BY てっぺいちゃん』とか書いてあるから、どんなのかと思ってたんですけど、そんな憎たらしくないなと思って。(歌詞カードの隅にあるので)ちっちゃいからですかね?
ミナコ:そうですよ。大きいの見た瞬間ね、もうね。
コメホカ:そうなんですか?これファンの子では、「これミナコさんに似てるね。」とか言ってる子いましたよ。それはかわいいっていう事なんじゃないですか。
ミナコ:大きい絵の原画を見てないから。それは、デザイナーさんがちゃんときれいに描いてくれたんですけど、憎らしさがいまひとつなんですよ。私が描いた絵が憎たらしいんですよ。
コメホカ:そのオリジナルの味が薄められちゃってるわけですね。そのオリジナルでキャラグッズとか作ってくださいよ。
ミナコ:でもきっと、そこまでね誰ものってくれないから。「これくらいにしとけ。」って言われてるんですよ。
コメホカ:そうなんですか。オリジナルの絵で、『BYミナコ』でグッズを作ったら、今度は「踏んづけたい」と思うかもしれない(笑)
ミナコ:なんか、自分一人で盛り上がってるんですよ。でもね、そう言いながらみんなね、じっと見てるんですよ、金ちゃんとか「見たくない。」って言いながら。なんかこう、引き込まれる。
コメホカ:(笑)妙に引き付けられるって感じがありますよね。最初ね、「あ、かわいい。」って思って、でもじーっと見ているとだんだん変なテンションになってくるんですよ。
ミナコ:ハガキにこれを描いてきたファンの子、いましたよ。その、描いてきた絵が憎らしい。「かわいいですね。」ってハガキに書いてあるの。
コメホカ:(笑)これはある意味、特異な例ですよね。かわいいとかっていうのを超越する・・・でも、見ちゃう。なんか1回見ると、目を外せなくなる(笑)
ミナコ:(笑)なんか寂し気なんですよ、悲し気じゃないですか。私ね、自分で描いた時は、吉田戦車の世界までいったかなと思ったんですけど。何かそれともちょっと違うみたいで。自分でも別に嫌われると思ってなかったんですけど、みんな「正視できない。」とか「これでいいのか。」とか言われて。「名前も呼びたくない。」ってみんな。ヒドイよ、ヒドイ。
コメホカ:(笑)
ミナコ:どうですか?これ。だっこちゃんでも作ってみようかな(笑)
コメホカ:いいじゃないですか、だっこちゃん。合ってますよ、だっこちゃんスタイル。みんなライブでここ(腕)につけてる(笑)。うわー、なんか目をはなした瞬間にこの辺にまとわりつかれそうな、常になんか(この辺に)いそうな・・・そういうキャラ。「正視できない。」って言うのは、そういう意味ですよ。金子さんとか、見てるとこの(ハッピーピークンの)世界に取り込まれてしまいそうな危険性を感じるわけですよ。頭の中まで『ハッピーピークン』になっちゃう(笑)。そのヤバさを感じてあえて、「俺はちょっと憎たらしくてサ、正視できないな。」ってかっこつけたポーズをとってる。石井さんも、「踏んずけたくなる。」なんて言ってるけど、ホントは取り込まれそうになってるんじゃないですか。
ミナコ:そうそう。多分、自分にはないと思ったんじゃないかな、このアート性は(笑)
コメホカ:(爆笑)そう。そして憎たらしい口をたたいてる。
グッズ第1弾・・・金太郎飴
コメホカ:キャラグッズとか、まだ予定ないんですか?
ミナコ:『HEARTY HAPPY 2000』のCDを買っていただいた方のプレゼントがあります。キャンディなんですよ。
(プレゼント用キャンディを取ってくる)
コメホカ:このキャンディは、CDを買うといただけるんですね。3部作のCD3枚買うとですか?
ミナコ:いえ、1枚で。『HEARTY HAPPY 2000』を通販で買ってくださった方には差し上げてます。でも数が限定なんで、お早めに!!
コメホカ:金太郎飴じゃないですか!!
ミナコ:作るの結構大変なんですよ、金太郎飴。
コメホカ:この顔の崩れ具合がいい。
ミナコ:そうそう。みんな「こっちの方がかわいいね。」とか言うんだもん(笑)
コメホカ:(笑)金太郎飴を作る人泣かせって感じがしません?結構、線が細いし、大変ですよね。
ミナコ:そうだね。よく作ったよね。最初、「できない。」って言われたんだけど。目がポイントじゃない?これ。Wドリブルとかだと、簡単だけど。
コメホカ:そうですね。ただまん丸くやるんじゃないですから。これは顔の横のところの羽根のところとか、かなり大変だったでしょうね。
ミナコ:やっぱり憎らしい、この飴(爆笑)
コメホカ:(笑)生みの親がそういう事言っちゃぁ。
ミナコ:ホントはね、(プレゼントは)キャンディがかわいいねって言ってて。じゃあ何にしようかという事で、『石井兄妹物語』ってあったじゃない?あの時の顔にしようかって言ってたんだけど。でも、なんかなめるのイヤじゃない?(笑)「ミナコちゃん、なめちゃおう。」きっと気分的に、イヤでしょう?
コメホカ:(笑)それはそれで、おもしろい。
ミナコ:でも昔のファンしか知らないでしょう?ずいぶん古いもんね。
コメホカ:『ハッピーピークン』、一人歩きしそうな気がする。
ミナコ:これは、食べると幸せになるキャンディ(笑)これをなめると恋人がいない人は恋人ができる。リストラされた人は仕事が見つかる。
コメホカ:いいですね(笑)ご利益満点。
ミナコ:いいでしょ?そういうキャンディですから。いろいろ書いておこうかな、「安産祈願」とか「就職祈願」とかなんとか祈願とか、受験生が受かるとか。
これだけキャラクターが強いからね。
コメホカ:それでキャンディを作るっていうところがすごいと思う。
ミナコ:何がすごいの、どういうふうにすごい?
コメホカ:すごくないですか?絵を描くところまでは誰だってしますけど、グッズを作る、しかも金太郎飴。普通は一番お手軽にステッカーとかに逃げちゃうじゃないですか。
『ハッピーピークン』の家族
コメホカ:これが家族でいることろを見たいですね。
ミナコ:『ハッピーピークン』と『ハッピッピーチャン』。『ハッピッピ』と『ハッピッピー』なんですよ。あと『
ハッピーパパ』と 『ハッピーママ』、4人家族なんですよ。こわいよー。自分でも、もう。
コメホカ:(笑)『ハッピーピークン』がベースで、4つ並ぶわけですね。その家族構成って石井家の家族構成そのままなんですけど・・(笑)それとは関係ないんですか。
ミナコ:そういうわけじゃないけど、一人じゃかわいそうだから家族作ってあげようかなって。
コメホカ:『(ハッピー)ピークン』が最初なんですか?
ミナコ:『(ハッピー)ピークン』、次は『(ハッピー)ピーチャン』。でも、「それ以上作るな。」って言われてるんですけど。「お願いだから、もう作んないで。」と。
コメホカ:(爆笑)
ミナコ:私もう一人で頑張ってますよ。
コメホカ:リカちゃんファミリーみたいに増やしてくださいよ。ボーイフレンドのなんとか君とか、双子の妹のなんとかちゃんとか、フランス人の友達のピエールとか。『ハッピーピエール』
ミナコ:『ハッピーピエール』、いいですね。金髪、目が青い?
ミナコ:次は『ハッピッピーチャン』が出てきます。『ハッピーパパ』はね、どうしようと思って。
コメホカ:いや、いって下さいよ。
ミナコ:もったいなくて見せられないんだよね、『ハッピーパパ』は。
コメホカ:そうなんですか。そこまで聞いてしまったら。
ミナコ『ハッピーパパ』と『ハッピーママ』を見たら、ちょっとめまいするよ(笑)
『ハッピーピークン』ができるまで
(ハッピーピークンの絵を切り抜いて貼った紙を持ってくる)
ミナコ:これが初代『ハッピーピーチャン』。
コメホカ:うわー(笑)
ミナコ:初代、2代め、3代め、・・・だんだん変わってきてるの。こわ。うわー憎らしい。
コメホカ:(笑)ミナコさんの言ってることが、ようやく分かりました。これで謎が解けたような。この変遷を見るとすごくわかります。妙に納得しちゃった。ああ、確かに、微妙な崩れ具合がきれいになっちゃうと、全然違うイメージになっちゃいますね。
ミナコ:手描きっぽい方がいいんだね。クレヨンとかで描いた方が。でもね、だんだんうまくなってきちゃったんですよ、私も。練習しすぎて。
コメホカ:(笑)
ミナコ:こんなの、見られてる事、すっごいはずかしい(笑)これ、切り抜いてこの紙に貼ってますけど、実際は300個くらい描いてるんですから。それがここまできてるんですから。苦労、わかりますか?構想8年(笑)『ハッピーピークン』は、今回、堂々の大デビューっていうことで。
コメホカ:すごいですね。石井さんは?
ミナコ:それを見て、「うわー、憎らしい。」って一言言われて、終わったんですけどね。もう、全然無視ですよ、てっぺいちゃん。見たくないって感じ?妹のやってることを。
コメホカ:(笑)そうですか?それは言い過ぎじゃないですか。
ミナコ:これやってたの米米の頃ですから。BONとかも、すごかったですもん。「こういうのを見ると、火をつけて破りたくなる。」とか言ってた(笑)
コメホカ:(笑)そうなんですか?結構、大久保さんとか琴線にふれそうな気がしますけど。
ミナコ:いやいや、心を揺さぶられてるから、そういう事言うんですよ。
コメホカ:なるほど、そうですよね。
ミナコ:金ちゃんも、「絶対見たくない。」とか言いながら、見て一人で喜んでますもん。てっぺいちゃんは、笑ってて、「こういうのやる時は、大きいのにクレヨンで描くといい。それをぎゅっと縮小すると、細かいところも出て、憎たらしいのもすごく表現できるから、クレヨンで描きなさいって。」言われたの。「それをちっちゃくして手描きっぽくした方がおもしろいよ。」って最後に教えてくれて、「おかしい。」って笑ってた。「憎らしい。」とか言いながら。
コメホカ:(笑)『(ハッピー)パパ』と『(ハッピー)ママ』のデビューはいつ?
ミナコ:まだまだですね。構想がちょっとね。どう見てもサリーちゃんのパパとサザエさんって言われちゃうようじゃ。なんだかわからないものじゃないと、やっぱりダメなんですよ。でも結構気に入ってるんですけどね、この辺。ヒゲがついてるところが(笑)
コメホカ:ちゃんとネクタイしめてるじゃないですか。
ミナコ:(笑)終わってるよ、それ。『(ハッピー)ママ』は、ちょっと恥じらいのあるママなんですよ。
コメホカ:ちょっと、紅がキュッキュっとはいって、かなりかわいい。
ミナコ:いや、そこまではいかないです。『ハッピッピーチャン』が出れば、それで私は幸せですよ!!(笑)
『ハッピーピークン』推進委員会発足!?
ミナコ:ぜひ『ハッピーピークン』を、ファンのみなさんに流行らせてほしいです!!
コメホカ:(笑)いや、バリバリ、一押しですよ。『ハッピーピークン』、一押し(笑)。育てましょうよ、これは。ここまでやったんだから。
ミナコ:ねえ。『ハッピーピークン推進委員会』 じゃないけど、そういうのどうですかね?
コメホカ:このキャラクターを使って、勝手にグッズを作ったりして・・・
ミナコ:バカバカしいのじゃなくちゃダメ(笑)、真面目なのじゃ、ね。なんか着てても普通「かわいいね」なのに、「それ、憎らしいね」って言われたい。そういうのをねらいたいよね。すごいかわいいと思って本人は着てるのに「憎らしい」ってみたいな、そういうようなの作りたい、どうせだから。はずかしいけど着たいっていうのを。
コメホカ:(笑)そうですね。
コメホカ:このキャラ、設定がなんかほしいですね。何かありますか?誕生日とか、好きなものとか、プロフィールとか、好きな食べ物とか。作っちゃう。血液型とか、動物占いにしたら何とか。そういいうのはないんですか?
ミナコ:それがないとダメですね。まだそこまで深く考えてないんですよ。でも、ちょっといいとこ育ちで、意外と。すごい生意気だったり。生意気じゃないんだよね、この感じ。いたぶられる感じ、いたぶられても喜んでる感じ。
コメホカ:(笑)
ミナコ:1回くらい蹴飛ばされても、「ピー↑」とか言って、このへんにまとわりつき、「あっち行け!」みたいな、そういう感じじゃないですか?
コメホカ:やっぱりだっこちゃん人形つくりましょうよ。
ミナコ:「ピッピピッピピッ」とか歩いて、「うわ憎らしい」(笑)いっぱい、「ピッピピッピピッ」どう?それでなんか失敗とかすると「ピッピー」とか笑ったりして。それで跳ねあがって座っている。そういうキャラクター作りたいな。
コメホカ:それ、いいですね。それ、今始めて、見えてきました。憎たらしさが見えました(爆笑)
いいねえ。やっぱりプロフィール作んなきゃ。
ミナコ:プロフィールね。
コメホカ:(笑)なんか作りましょうか。動物占いはね、憎らしいキャラ?ちょっと考えてみよう。ライオンとか・・
ミナコ:サルじゃないの?(笑)サルのキャラって憎らしくない?結構いいんだよね、性格とかさ。なんかちょっと生意気そうなんだ、サルのキャラって。
コメホカ:性格よくないんですよ、サル(笑)こずるいとか書いてあって。
ミナコ:『ハッピーピークン』推進委員会、いいな。「知ってる?『ハッピッピーチャン』出たんだよ」とか言って。「えーうそ、私、『ハッピーママ』。うわ、憎たらしい。」「私『ハッピーパパ』持ってる。」みたいな。限定だからないわけよ、20個くらいしか作んないから。それがだんだん高くなっちゃうわけよ。「売ってよ、売ってよ。」なんて。「いいよ、5万だったら。」(笑)なんで5万・・・そういうふうになんないかな。自分の中では(そういうの)描いてるんだけど。すごーいひそかなブーム。そしてそのうちサンリオが来るんですよ。「うちで作らせて下さい。」って。21世紀にむけて『ハッピーピークン』。
コメホカ:(笑)『ハッピーピークン』推進委員会。勝手に作って、勝手に活動するという。全然あずかりしらないところで一人歩きしている。自分達の普段の生活の中で、さりげなく普及活動をするわけ。名刺の中に刷るとか。
ミナコ:いいねぇ。なんだろうこれって。
コメホカ:HPにも載せといて、「あなたのページにも1枚、ダウンロードして使って。」「壁紙にもどうぞ」とか。
ミナコ:アルバムの事、全然聞いてないですね(笑)(インタビューの目的は)私のアルバムですからね、あくまでも(笑)『ハッピーピークン』推進委員会になっちゃうんじゃ。その位すごいんですよ。イヤー良かった!!『ハッピーピークン』推進委員会ができたから。
コメホカ:(爆笑)もう、できた事になってる。できたのネ?みなさん、推進しましょう!!
ライブの予定
コメホカ:すっかり頭が『ピークン』漬けになってしましましたが、話しを戻しまして、音楽活動の事を(笑)ライブのご予定は、いかがでしょうか?
ミナコ:やります。まだちょっと発表できないんですけど、そうだなあ、 ツアーという形でライブをやってみたいですネ。
実は、まだ発表していないんですけどCD3枚買ってくれた方に、抽選でなにか。それをちょっとライブに、からめようかなと思って。今はそれしか言えないんですけど。
コメホカ:それは楽しみです。
ミナコ:3枚買ってくださって、(歌詞カードの)『ハッピーピークン』の応募券送ってくれた方に。3枚めのCDが出た時には、どういうふうにやるか発表できると思うんですけど。
コメホカ:応募券送っちゃったら、『ハッピーピークン』残んないじゃないですか。
ミナコ:これは、これから世に出ていきますから。楽しみにしてて下さいよ(笑)
あと、3部作の第二弾ミニアルバム「さくら」は、4/1発売ですので、みなさんよろしくお願いします!!
都合により『HEARTY HAPPY 2000』記念インタビューながら、締めくくりの今回分の掲載が、遅くなってしまいました。
楽しみに読んでいただいてました皆様、ごめんなさい。お待たせしました!
気がつけば、3部作の第二弾ミニアルバム「さくら」も本日4/1に発売されました。こんどは、どんなMINAKOさんか、 楽しみデスね。