good morning No5「アタシが書くから アンタが演りなっ!」 Report




2008年12月4日(木)〜7(日) スタジオあくとれ(中野) 
アイツさぁ、「これ、絶対秘密なんだけどぉ・・・」って内輪話を持ち掛けると、ニヤッと邪悪な笑顔許せんのよ・・・
ちょっと性格の悪いミソジオンナの”コソコソパーティ”LIVE-1遂に決行!!

脚本・演出・出演 澤田育子  主演 藤田記子  特別友情出演 MINAKO(米米CLUB)
編曲:FLASH 振り付け:MINAKO



MINAKOさんが、特別友情出演された、お芝居のレポートです。
会場は、スタジオあくとれ、100名位のお客さんが入れる小劇場です。
席はどこでもどうぞという事で、2列目までは座布団席。もうすぐ目の前に、ステージがあります。

入って、しばらくすると、なぜか、ステージ後方のスクリーンに、巨人・阪神戦の模様が上映。
そこへ、飲み物の販売ということで、脚本・演出・出演の澤田育子(以下、レオ)さんが、売り子になって登場。
お品書きは「ビール 300円」「お茶 150円」「水 150円」「おつまみ 100円」が、
飛ぶように売れいって、なんとなく会場も和みつつ、テンションも上がってきます。

照明がおち、ステージに、SPOTライトが当たると、顔をやや黒くした藤田記子さん(以下、ノリコさん)が
歌いはじめます、歌うは、和田アキ子の名曲《古い日記》『あの頃は!ハッ!!』の曲です。
『ハッ!!』のところが、どんどん増えていき、最後は、ほとんどそれだけに。なんとか、曲を歌いきりました(暗転)
この先もそうですが、自虐的やら、他虐的な面白コーナー?いえ、お芝居が、バラエティ豊かに続きます。

次は、曲が流れだした。ん、この曲のイントロは《君がいるだけで》早くもMINAKOさん登場か・・・?
ステージがパッと明るくなると、中央には、カールスモーキー石井になった、MINAKOさん、似、似ている。
《君がいるだけで》の頃のオトコマエな前髪あがりに、サングラス、全身赤のスパンコールがラメラメな タキシード、黒のマラボー。もう、さすが、兄妹、似てます、似すぎです!サングラスのせいもあるけど。
カールさんであり、ひとり宝塚でもあるような激似。

バックダンサーとして、レオさんと、ノリコさんが、スクールメイツのような、いでたちで、ダンサー&コーラス。
胸には「お米っ娘CLUBjr。」背中には「ガールズスモーキー石井田」の文字が。お二人の踊りもかなりいけてました。
会場の中には、心の中で踊った米ファンが、さぞや、いたことでしょう。
ガールズスモーキー石井田さんが、気持ちよ〜く、歌ってると思いきや、突然、曲を止め、コーラスにダメ出し。
石井田「さっきのあそこさ、ババって聞こえるんだけど」
お米っ娘「いや、これからは、お年寄りにがんばってもらわないと」
石井田「なんで、デイケアデイなの」
お米っ娘「だから、お年寄りをヘルパーの方々が、お世話する場所が・・・」

石井田「じゃ、フー、ドクターコトウは?お年寄りじゃないじゃん」
お米っ娘「いや、ドラマにもなった、人気マンガですから」
といったやり取りで「やってらんねいよ」と、このコーナー終了。

舞台にスクリーンがぶら下がり、メイキング上映「澤田の部屋その1」
スタッフがレオさんを、ハンディ撮影。「どうですか(脚本の上がりは)?」
レオ「まずまず、なんだけどね〜、ちょっと、あっちの部屋で、考えるは」
しばらくして、カメラが追っていくと、DSのRPGを、やりふける、レオさん。
ノリコさんが、差し入れに登場。
ノリコ「レオ、本当に大丈夫なの…?あと、10日しかないよ、練習できているのは《君がいるだけで》の
ところだけじゃない」
あそこが一番最初なんだ〜と思ったところで、「澤田の部屋その1」終了

次は、ノリコさんのひとり芝居
スケジュール帳(大学ノート)を埋めないといけないという強迫観念が強い、ちょっと、頭のねじが緩い女性「藤原記子」 の日常
「スケジュール帳、書いたけど、生理の日しか書いてないなぁ、藤原紀香と藤原記子、1字しか違はないのに、 予定がないのは、なんでかなぁ〜?」といった芝居で、下着だけになったり、部屋着をきたり、大熱演でした

MINAKOの一言コーナー。衣装はシューク的な蝶の刺繍が入った可愛いもの。
ネタは、すいません、覚えてません。ただ、会場が引き始めたなと、かんじゃったなとか、場がもたなくなると
ハイ!(手を「パンッ!!)」と打って、リセットするコーナーでした、たぶん、10回くらい?パイ!

続いては「カリヤの泉」美輪さまのような、金髪ヘヤーのMINAKOさま。いけばな教室で、その先生という設定です
弟子であり、且つ、私のほうが綺麗に活けれるはと、ライバル弟子なのが、レオさんとノリコさんです。
今日も、争うふたりに、MINAKOさまは「この鉢に、二人でコラボレートするのです」といって、ツボを置いていきます。
お互いに「この花は○○○、花言葉は希望」という風に競い言いながら、互いに花を放り込みます
やがて、花言葉は”あんたの絶望”とかに変わりながら、いつしか二人は、洋服をひきちぎる程の取っ組み合いに。
花瓶はぐしゃぐしゃ。三輪MINAKOさまが再登場し「あらまあ〜!・・・美しい」で暗転。

再び、藤原記子の登場 妊娠しているらしい。小脇には大学ノートを10冊位、抱えています。
記子「うちな、ずーっと、先までノートが埋まってるんや。赤ちゃんに、初めておっぱいをあげる日、
初めて、洋服を着せる日やろ、もう、めちゃ幸せやわ〜!」

女医のレオさん登場「今日は、藤原さんに、大事なことを伝えなければなりません。実は、あなたは想像妊娠なのです
記子「先生、ウソですよね、この先の予定がなくなってしまいます!ノートは仰山ありますから」
レオ「そうです、だから、今日はこの聖書を差し上げます。旧訳と新訳、両方です」
記子「先生、めちゃめちゃ、嬉しいですわ!今日は何ページから、何ページとか言うて、
当分、スケジュールが、いっぱいになりますわ、先生、ありがとう」
と、記子退場。
女医レオさんの元に、ナース・MINAKO登場。白ミニのナース服、ももの辺に、白のリボンがついたガーター。
ナース・MINAKO「先生、藤原さん、大丈夫でしょうか?」
レオさん「あれで、大丈夫、当分は持つでしょう、
新訳も旧訳も渡しましたから、こんな時のために、買っておいたんですよ。Book Offで、100円でね、オホホホ」
(暗転)

続きまして《女王の教室》ならぬ《レオの教室》
あの音楽が流れると、レオさんが、阿久津真矢。ノリコさんと、MINAKOさんはセーラー服姿で登場。二人はイスに、座っています。
レオ「今日は、二人の心を、海底2マイルよりも、ずーっと、深海まで、沈ませてあげるわ。自分をさらけ出してア・ゲ・ル。
あらっ、記子さん、誰がそんなの着ていいっていったかしら、ゼ・ン・ブ!お脱ぎなさい」

シブシブ、セーラー服を脱ぐ記子
レオ「アラァ、まだ、ブラとパンティが、残っているじゃないの」えー!それも脱ぐんですか、と皆思いました。
意を決して脱ぐ、記子は、肌襦袢一枚に!これは、これで、全裸よりも、相当に、恥ずかしい。
そのやり取りを、ずっと見ながら、笑いをこらえていたMINAKOさんに、狂犬の牙が向かった!!
きびすを返すレオ先生「MINAKOさん、あなた、ゲストだから、大丈夫と思っているでしょ!」
MINAKO「は、はい」

レオ「私はね、昔、ゲストで出たライブで、乳を出したのよ、両方よ。しかも、さきっぽに、寿とつけてね!」
ずっと笑いをこらえていたMINAKOさん、大爆笑、会場も大爆笑
「でも、あなたは、米米のアイドルだから、許してあげるわ。ただ、あたしより、一回りも年上ネと言っとくは」
MINAKO「なんてこと、言うんですか!」(暗転)

赤いライトが点滅するなか、3人の生着替え、OH!
バブルを思い出させる、ボディコンスーツの赤黄青、MINAKOさんは赤です。
3本のスタンドマイクで、フォーメーションで、入れ替わりながら、踊りながら、歌うは
澤田育子作詞のオリジナル曲《ナイス サーティ トゥルー ラブ》三十路女の恋を歌った問題曲。( )内はコーラスです。
『出会いはバイト先の居酒屋♪(北の家族Z)』『おじさんとの恋♪父親みたいなおじさんとの恋(50years old!)』と、
コーラスに爆笑!でも、この辺の曲・歌詞はオリジナルなのに、
『アンタちょっと居酒屋だったよ(カンパイ!)だけどビルマの男』何か《シャ○Q》と曲が同じ?
『1つだけ食べて彼が言った(SAY)もう食べられない(ノー!)』《ド○カム》さんの《サンキュ》、
『Love Love 愛玩されたい I Love Dog & Cat』も《ドリ○ムさん》の《Love Love Love》の気がする。
と、合間合間に激似な曲も登場しつつ。MINAKOさんは主に()部分を担当、振り付けは、もちろんMINAKOさんです

とある、女性刑務所。ボーダーの囚人服で、レオさんとMINAKOさんが、同じ房で、ご飯を食べるシーンから始まる。
レオ「一年も一緒にいるのに、お互いにあだ名つけてなかったよね」
MINAKO「やろー、やろー」とあだ名付け遊びが 始まったり、
MINAKO「ここのご飯って、美味しい、ダイエットに良いよね」
とか、気持ちよさそうな入浴シーンとか、
セックスが楽しくなるヨガ教室など、楽しい囚人ライフが展開します。ちなみに、MINAKOさんの囚人番号は564、殺しです
それを、そっと見ている、ノリコ看守
「自分は、勉強、勉強、また勉強、たまにご飯、また勉強、さらに勉強と、平均睡眠時間、一時間半で、看守になれたのに、
なぜ、あいつらの方が幸せそうなの」
と、ひがみ続けています。そして、時は流れて春、出所するレオさんとMINAKOさん。
房のなかに入っているのは、ノリコ看守「楽しそうやから(罪をおかして)入ってみたのに、ひとりじゃ、全然、つまらへんわ」
(暗転)

メイキング上映「澤田の部屋その2」
舞台監督「ホント、どうするんですか?レオさん、何かやりたいこと、ありませんか?」
レオ「何でもいい? ん、じゃあ、スーパー歌舞伎」

ステージに立つのは、レオ姫とノリコ、こと、ノグチの尊(なぜに、ノグチ?)。
平安時代ぽい、色の装束。背景には、茶色い山の画が、掲げられています。
ノグチ「もう、わしは我慢できないのじゃ。あの汚れきった山がのう」
レオ「それは、分かりますとも。でも、ノグチさまが、行かれなくても、ほかの者を遣わせては?」
ノグチ「いや、これは、わしの仕事じゃ。わし自ら、やることが必要なのじゃ。どけ。そこを退くのじゃ」
レオ「おまちくだされぃ、ノグチさま!」ここで、行く・行かせないの攻防が、舞となってつづきます。
「さあ、参るぞ」と言った、ノグチさまの手には、火バサミと、背中にはカゴをしょっている。
そして、ワイヤーで吊り下げられるノグチさま。ステージの床より、20cm程、浮かんでいます。
茶色い山から、ゴミのような物を次々と、火バサミでつまんで、背中のかごにいれる、ノグチさま。
そして、山は、茶色い部分の布がはずれて、青々とした山へ
「見よ!霊峰、富士の山がよみがえったぞ!この、ノグチケン、アルピニスト、野口健によってな」
レオ姫「ノグチさまーー!」ノグチさまの衣装がとれると、全身まっしろな衣装になって、その様は白竜の化身のごとく。
ノグチの尊「アルピニスト!」レオ姫「ノグチケン!」ノグチの尊「アルピニスト!」レオ姫「ノグチケン!!」
会場が、驚きと爆笑に包まれた!たしかに、スーパー歌舞伎のよう、かも?
そして、ワイヤーに吊られたノグチさまは、右手に引っ張られながら、地味に去って行きました。

ステージには、また、スクリ−ンが引かれ、レオさん、ノリコさんが、三味線で歌う姿が投影。
歌うは「チヨッキンキン」どんなもの四角に、切れるよという歌です。
例としては、チ○コも四角く切れるよ、おかまがドッサリ、きのこの山が出来るよ、という歌です。

さて、続きましては、ノリコさんと、この場にて抜擢されたお客様との、愛のドラマコーナー
脚本・演出:澤田育子  主演:藤田記子  特殊効果:MINAKO
レオ「はいじゃ、そこのあなた!」マドロス帽とかもめが、渡されます「お名前は?」
客「俺を、マドロスと呼んでくれぃ!」
レオ「余計な演出をいれない(イラッ)もう、マドちゃんでいいわ。あとね、席で立ちあがらなぃ(イラッ)後ろの人が見えないよ
抜擢されたお客さん、もう、舞い上がってしまって、余計なことをするので、次々とレオのダメ出しが!
ノリコ「マドちゃん、港、港に女がいるんでしょ、あたしも、ついて行くは。大好きなから揚げも、作ってあげる」
ここで、特殊効果!パチパチ・キャンディを口にいれ、それをマイクで拾うMINAKOさん!
おー、たしかに、から揚げあげている音に、なっている!この他にも、紙ふぶきを降らせたり、
「You Get Mail」とケータイの着信音など、特殊効果の見せ場が、たくさん、あります。
そして、舞台は感動のクライマックス。客席を割って歩きながら、マドちゃんのもとへ、たどり着くノリコさん。
二人は、和田アキ子「あの鐘を鳴らすのはあなた」を熱唱します。
しかし、この時、熱唱するふたりは、気づかなかった!足元には、歌のじゃまにならないように、
小さくなっている、バービーボーイズの杏子さんがいた事を!

という事で、和田アキ子に始まり、和田アキ子で終わった「ちょっと性格の悪いミソジオンナの”コソコソパーティ”LIVE-1]でした。
特別友情出演といいながら、いろんなMINAKOさんが沢山見れて、舞台もすごく面白くて、是非、LIVE-2も上演していただきたいです。

今回のMINAKOさん
・カールスモーキー石井のMINAKOさん
・シューク的衣装で一言コーナーのMINAKOさん
・オーラ三輪のMINAKOさん
・ナース丈短めのMINAKOさん
・セーラー服MINAKO
・バブル的ボディコンスーツ(赤)のMINAKOさん
・ボーダー囚人服のMINAKOさん
・特殊効果のMINAKOさん


さて、終演後は、劇中の曲を収録したCDを販売。一枚500円でした。※.1曲めのarrangedは、FLASHさん(笑)

「good morning No5 Nice 30'True Love」
01.ナイス サーティ トゥルーラブ
02.澤田育子って、意外と親しみやすいヤツで、結構悩んだりしてるし、いいとこいっぱいあるのに、誤解されやすいから、今夜はアタシがマジアンタの哀しくも愛すべき生き様を書いてマジ歌うからアンタはおとなしく聞いてな!サワダ!
03.チヨッキンキン
04.Special bonus track!




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