NHK『二人のビッグショー』に石井竜也出演!97/10/13NHKホールにて収録
郷ひろみと繰り広げた魅惑のエンターティナーショウ!

−−10月20日放送予定の番組を一足早く詳細レポート!−−


行ってきました、NHKホール。
諦め半分で出した葉書が当たっちゃったのよね。ラッキー!天は我を見放さず。日頃のお米信仰の厚さに天が感じたのか・・・
でも、NHKに着いてびっくり。長蛇の列。オマケに圧倒的にミドルエイジのオバサマが多い!しまった!ひろみ・郷に負けたか!郷ファ ンと石井ファンを比べたら3対1くらいか・・・いやいや、二股かけてるっぽいのも結構居るみたい。などと思いつつ中へ。

長いながい前説(副題:えーはいらない)

今やTV収録ではお約束になっているFD(フロッピーディスクじゃないよ、フロアディレクターね)による前説がありました。ところで 副題がなぜ「えーはいらない」となっているのか・・・このFDやたらひとこと、ひとことに「えー」が入って聞き苦しいったらありゃあ しない。という訳でした。

まず、収録に当たっての諸注意。

1階席真ん中の人間は立つな(後ろにカメラがあるから邪魔!とか)
放送日(10/20総合テレビ、10/23 8:00pm&11/23,8:00pmハイビジョン放送)の解説がありました。
さらには拍手の練習と称してぶんぶん台本をふりまわし拍手を強要?するし(カメラが3台とも客席を向いていたから、あれは番組中のど こかにインサートされるはず。まったくヤラセなんだから)
そして極めつけは「拍手のコツ」−早く、強く、細かく−だそうな。
同じ拍手の練習だってもうちっと面白く出来んのかい!体全体使うとかさぁ!などと突っ込みながらいやいや付き合って拍手する。ちょっ と素直じゃないコメホカスタッフ。
これらに延々5分以上を費やした(ふぅ)。

イントロ

さて緞帳があがってみると、ステージは石井好み。
3本の階段とそここに立つギリシャ神殿の柱。バンドはボックス付きで、スマイリー小野田とベルベットハーモニーズみたいな感じ。つま りディナーショーのようなセット。おおっ!いやがうえにも期待感が・・・
よくよく目を凝らして階段を見ると、最上段に足をかけハスに構えてカッコつけてる石井がすでにスタンバっているヨ。
イントロが始まり前にでてくる石井。
♪ふったりのぉ〜ふたりのぉ〜ふたりのビッグショ〜!♪(ド演歌調で)
「もうこうなったらわたくしひとりのビッグショーでいってしまいましょうかぁ〜」などと声を裏返しにしながら叫んでいるよぉ。
今回はカルスモモード全開だぁ!!!

よろしく哀愁〜シュールダンス

チャッチャ〜ラチャ〜ラとイントロ。「郷さんはどこでしょう? 郷さんは私の心の中にいます。それでは歌います。『よろしく哀愁』!」 ところが階段上には郷さんが立っていて歌いながら降りてくる。ずっこける石井。(うはは、お約束)
よろしく哀愁の一番が終わり、おぉ〜っとこれはシュールダンスだぁ!
2曲おわったところで自己紹介。
I「赤い(ベルベットの)スーツが郷ひろみさんで、くすんだ黄緑色が、私石井でございます。」すでに、共演者というよりは司会者モード 入ってます。十何年やってきた悲しい性やね。
「日本のエンターティナーの草分けといったら郷ひろみさんですね。そこで私、いろいろと研究したんですけれども、あの笑い方がすばら しい。私もまねしてみたんですけど。」ここで笑う。なんだかなさけない泣き笑いチック。
G「そんなんじゃないですよ。はっはははは」お馴染みの”あの”ひびきわたる郷ひろみの笑い声。
I「こうですか、ははははははぁぁぁぁぁ」どんどんなさけなくなる笑い方(卑屈だなぁ) と前編この調子で、よいしょと盛り上げの嵐。
I「すごいですよ、今日の顔合わせは、今までは演歌!って感じでしたけどね。これから二人のビッグショーの歴史が変わりますよ」うんう んとうなずく客多し。
モンローウォーク〜愛knowマジック〜水色の恋

そうこうするうちにタブーが流れ初め、なぜか階段上には大きなドラとチャイナ服の2人。ドラの音とともに灼熱のラテンムードメドレー へ。(なんでドラやねん?)
まずは郷ひろみで、『モンローウォーク』。
オンエアーチェック!爪先立てて海へ・・・大衆演劇の当て振りもかくやの、歌詞の通りに踊る石井が笑える笑 える。
続いて石井で『愛knowマジック』すかさずお遊戯状態に陥る米ファンたち(私たちも例外ではなかった、しかし、座ったままの踊りはつら いよ)。さらに石井の『水色の恋』・・・をバックにヒップホップダンサーたちと一緒に踊る郷ひろみ(かっこいい)。

哀愁のカサブランカ〜お嫁サンバ〜硝子の少年

続いてステージ左右にソファと三日月のオブジェ(石井好み)が運び込まれ左右に分かれて座るふたり。「どっちが・・・(ごめん忘れた) だか」と『哀愁のカサブランカ』を1フレーズずつ交代に歌う。

ステージ中央にでてきた二人が歌うのは『お嫁サンバ』。てっぺいちゃんのステップも軽やか。でも笑いがおこるのはなぜ?
宴会のオヤジよろしく、ネクタイを肩に跳ね上げてのはしゃぎよう。どうしちゃったのぉという程のハイテンション。
これで終わり・・・なワケがない。そのまま『硝子の少年』に突入!(おいおい)曲の終わりのところでダンサーも全員そろってのステッ プ。郷ひろみが余裕綽々なのに我らが石井は・・・少々よれている。あちゃ〜。

トークコーナー

ぜいぜいしながらもトークに入る石井。
I「いやぁ郷さんすごいですね。汗ふきましょうか?」(と自分のハンカチを出す)
I「踊りがキマってますねぇ。それに比べて俺はもうこんなんなっちゃって(とフリをする)」
G「石井さん汗すごいですね。」
I「俺すっごい汗っかきなんですよ。郷さん汗かいてないですね」などなどいいながら・・・

I「六本木で会食したんですよ。そしたら郷さん、ワインリスト見ないで注文しちゃうんですよ。『えーっとこれは・・・(沈黙)菊・・正 宗とか』(郷ひろみ&場内爆笑)。あれかっこいいですね、おれはそんなことできなっすから。
オンエアーチェック!ここは絶対に放送されない!だって商品名がバッチリはいってるもんね。カットしまくり のはず。

I「あとその会食の時に言った言葉がすごい。『早く40になりたかった』。いえないですよ。おれなんかなりたくねーとか思ってますか ら」
G「いや。だからほどよく熟成された年代ってことで」
I「じゃ郷さん、ご自分の年をワインにたとえると?」
G「89のマルゴーあたりの・・・ってところですかね」(場内ほぉ〜)

言えないよ〜手紙

I「いや、なかなか言えるこっちゃないっすよ。やっぱりすごいなー郷さんは。ということで次は郷さんの『言えないよ』ですが」
G「曲いくまでが長かったですねぇ(笑)」「いやいいんですよ、これで」
I「というわけで『言えないよ』。ってぼくが先に歌いますよ」(ずっこける郷)
G「曲紹介されたらぼくが歌うと思っちゃうじゃないですか?」
I「いや、バラードの雰囲気になってないっすから俺が先に歌って、ビシーっとこう雰囲気を作っておきますから」
ってんで、『手紙』へ。ここで注目なのは彼の襟元。さっきの曲で自ら肩へ跳ね上げたネクタイがそのまんま。気づいてないよー。見てい る方はヤキモキ。
オンエアーチェック!、放送の時ネクタイが下がっていたらば、それは撮りなおしたやつだ!さて、ネクタイはど うなっているでしょう。

メドレー

さてバラードのあとはまたまた盛り上げ。
「ビバ! Hiromi Go!!」ということで始まったメドレー。
『花とみつばち』〜『ア・ブラ・カダ・ブラ』〜『My Lady』〜『SHAKE HIP!』〜そして二人で『2億4千万の瞳』(大盛り上がり!!)
最後のキメの「ジャパ〜ン!」の前でブレイクしてしまって帰ろうとする二人。あれあれ〜そりゃないよ〜。でも、引き返してきて「ジ ャパ〜ン!」
はーすっきりした。

ここで前半終了。
またまたでてくるディレクター(はぁ)。中説の始まりはじまり。
ただ今回はふたりについての裏話をしてくれる。
「郷さんはいつ電話しても『いまジムに行ってます』って言われるんですよ。鍛えてますよね。さっきのダンスだって20代のダンサーと 互角に踊ってましたよね」
「石井さんには今回いろいろとご協力いただきました。このセットも、米米CLUBのファンの方ならおわかりだと思いますけど、石井さ んの案なんです。といっても米米CLUBから借りてきたワケじゃなくて、NHKにはこういうのを置いている部署があるんで、そこから 借りてきたんですけど。そのほかにも石井さんにはいろいろと曲のアイディアなんかを出していただきました」

で、バックバンドの人たちの演奏が1曲入りました。曲の初めと終わりにシャッター音が入るインストゥルメンタルでしたが、このバンド の編成が結構変わってました。
ドラム、ギター、ベース、キーボードまでは普通ですが、そこにテナーサックスが加わっていて、しかも女性。バンド名はわかりませんで した。

写真コーナー

さて、セットが変わって、二人のビッグショー恒例の写真のコーナーです。
それぞれ4枚ずつ写真が飾られていました。
郷さんのほうは普通(というかありがち)のカレンダーとかCDジャケットとか、ブロマイド(古い!)のようなもの。
変わっててっぺいちゃんの方は・・・さすがです!! 
「罪と罪(あるいは車輪の上かも?)という米米本があるのですが、その中にでている眠狂四郎をきどった(どこが?)着流しの一枚。 指の曲げ具合が絶妙。
そいからオペラブルーのパンフにのっていた、でっかい葉巻を持っている写真。
次はソニーマルチディスクプレーヤーのCFでつかった、天使のかぶりものをしている写真。(インサートデザートのやつ)
そして唯一かっこいい、数年前の米米カレンダーに載ったサングラスをかけた横顔の写真という構成。

ふたりがでてきて、いきなり
I「郷さん、ずるいなぁ。自分だけいいの出しちゃって」って自分の選んだのが変なんだろー!!(つっこむファン>筆者)
G「この着流しの目がいいじゃないですか。自分の世界つくっていて。バラエティに富んでいて」(必死のフォロー、郷ひろみでも目が笑っ てるよ)
I「このかぶりものなんかいいでしょ? これ俺がつくったんですよ。なんなら倉庫に2、3個余ってますからさしあげましょうか?」(あ まってんならくれよ>筆者)
G「子供にならいいかもしれない」
I「やっぱ郷さんはすごいな。このピターッとしたシルクのシャツ。おれこんな写真はずかしくって撮れないもん」うそばっか。もっと恥ず かしいのいっぱい撮ってるじゃん。
G「自然な感じでしょ? カメラで撮られることに抵抗はないよね。」
I「そうですよね、15、6からやってるんですよね。」
I「郷さんの写真は便所行かないって感じだけど、おれのは便所で育った(爆笑)ってかんじするもんなぁ」(ヨイショしまくり)
I「郷さんこの世界ながいですもんね。シングルも何十枚も出してるんでしょ?」
G「よく覚えてないんですよ。確か73枚。っておぼえてんじゃねぇか!」(自己つっこみをする郷ひろみ。わぉてっぺいちゃんが移ったか しらん?)
ということでコーナーも終わり、逃げるように左右に散るふたりでございました。

このあとはそれぞれの新曲を披露するというところですが、セットの転換があるあいだ郷ひろみがステージ上でいろいろとしゃべっていま す。
「生じゃないからね、セットの転換の時間とかもあるんだよね。そうだ!この放送いつあるか知ってる?(客口々に「10月20日」とか 「1週間後」とかいう)え?なに?」(またまた会場くちぐちに言う)
「そんな諭すような言い方しなくてもいいじゃないか。こっちのほうが年上なんだから。」だって。
そういうけど、結構年配の人が多かったぞぉ。頭の薄いオジさんとかも結構居たし。米米のライブで見かけるタイプのお客さんじゃなかっ たよね。

そうこうするうちに「空へのオマージュ」(羽付き椅子)が運び込まれ、「え?そろそろやめろ、じゃね」と郷ひろみが去る。(ほっとし ているみたいだったな)

WHITE MOON IN THE BLUE SKY

てっぺいちゃんは赤の上着のほう(Mステで着てたやつ)を着てました。
曲のエンディングでバレリーナの人が倒れて曲がおわっても、ピンスポットが消えるまでじっとしてた石井さんでありました。

ゆっくり恋しよう

入れ替わりにでてきた郷ひろみ。今度は黒のスーツに着替えています。曲は新曲「ゆっくり恋しよう」。バラードなんだけど、ときおりい れるフリがシャープです。さすがです。

曲が終わって石井が登場。またまたふたりでトークです。
このトークってやつ、全編石井さん「幇間もちモード」オン!で、持ち上げるわ盛り上げるわ。
だてに米米やってない。盛り上げ続けて十余年って感じですね。今回のも長いながい。(どこまで放送されるのかな?)

再びトークコーナー

天井からスルスルとミラーボールも降りてきて・・・
I「郷さん最近なんか早起きなんですって?」
G「だんだん早くなってきて、最近は6時ぐらいに起きますね」
I「6時ですか、鳥みたいな人ですね。そんな時間に起きているのは盆栽いじりのじじいぐらいですよ。」(笑)

I「やっぱ郷さんはすごいですね。こうフワ〜っとにおいがね、漂ってくるんですよ。フワ〜っとくる感じがね、ホレてしまう理由がわかる 感じですよ。こうフワ〜っとね」
G「そんなになんかきますか?」
I「いや誇張して言ったんですけどもね。」

I「郷さん鍛えてますよねぇ、何年か前にホノルルマラソンでしたっけ? 参加されて。40キロ以上走るでしょう?」
G「42.195キロですよね。でも15キロ、20キロくらいまでは苦しいけれど、ある程度走ってくると苦しくなくなってくるんですよ。」
I「あ、それ俺わかります。高校んときに1度だけ20キロマラソンってのでたことあるんですよ(会場で「え〜?」の声)。(客席に向か って)俺にそんなイメージがないからだろう。でね、途中15キロぐらいまではすごく苦しいんだけれども、それをすぎると足がとまんな くなっちゃうんですよ。ゴールしてからも『だれかとめてくれ』って感じで(とせかせか走るフリをする)」
G「(そのフリにウケて)てっぺいちゃん、その走り方変ですよ。こんなん(マネする)じゃおじいさんが走ってるみたいじゃない」(ここ んとこ「おじいさん」っていったかどうだかよく覚えてないっす)
G「走り続けることが大事だと思いますよ」急にまとめに入る郷。
I「言い方がこなれてるなぁ。ニクイですよ。今日は勉強ばっかりですよ。」

I「郷さんはこう、真っ直ぐ目を見て話しますよね。そういう人は真面目な人なんですよ。あなたは真面目なんですよ。真面目な人か、同性 愛のひと!」(おひおひ)

ハリウッドスキャンダル

二人でしっとりと謳いあげる。米米のライブでも聞いたけど、いやぁ〜いい歌ですねぇ。うっとり。

さて、ここで番組の収録が終了・・・のはずなんですが、なぜかミラーボールはおりてくるし、ふたりともでてくるし「あれ?」
I「郷さん結構しゃべりますよね。コンサートの時しゃべりますか?」
G「コンサートではしゃべりますね。1分ぐらいだとよさがでないんですよ。」
I「なんか、カメラ回っていないと急に生き生きして喋ってません?」
G「番組はおわったけど、まだちょっとやりたいですね。」
I「もうカメラは意識しなくていいぞ。飛ぶなりはねるなり好きにしていいぞぉ!!」

歩いていこう〜How Manyいい顔

てっぺいちゃんは新曲『歩いていこう』
「アルバムに入れようかなぁと思っているんだ。こんな曲も歌うんだぞっ、てことで聞いて欲しい」だそうです。Just My Friend,上を向 いて唄おうなどにつづく、ちょっと回り道してがんばろうって感じの曲。客席もあちこちで立つ人あり。
そして最後に『How Manyいい顔』をふたりで。
石井、客をあおるあおる!!ステージの前面にある階段を途中まで降りて、わざと郷の前に出て煽りまくる。
怒涛の最終曲!!!ひろみファン、石井ファン入り乱れてのワーキャーの絶叫の中、二人は去っていったのでした。

大盛り上がりのうちにあっと言う間に終了(今度こそ本当に)。満足しつつもちょっぴり物足りない(踊りたかった)気分でみんな帰って いきました。
あー面白かった。オンエアーが待ち遠しいよ。


最初のページに戻る

前のページに戻る