おまけにチケットと、アルバムの同時購入をすると、ミナコちゃんの直筆サインが貰えるという、こ〜んな美味しい話、逃す手は無いでしょう。
という事で、行って来ました、渋谷NEST。
渋谷といっても表通りからちょっと離れているので、渋谷駅前の師走の喧騒もそんなに届かない。
怪しくなりりつつある空模様を気にしながら開場を待つことに。
会場前にはすでにけっこうな人数が待っていた。相変わらず女の子が多いよ。同性にも好かれるミナコちゃんらしいね。ミナコちゃんの歌で元気付けられる事多いよね。
今回のライブが『シンガーミナコ』の本格的始動といってもいいと思う。2001年2月からのツアーに先駆けて、どんなライブを見せてくれるんだろうね。楽しみだぁ。
きっとミナコちゃんも気合は入ってんだろうなぁ。ワクワク。
ステージの近さがみんなの期待度を煽ってるよ。よっしゃー、20世紀の踊り納めだぁ。めいっぱい踊っちゃうよ。
ところが、えっ、えっ、えっ。ドンドコ、ドンドコお客さんが入ってきて、まさしく『すし詰め』、『満員電車』状態に。ごめん、まわりの皆さん、踊りながら殴っちまうかも。
最初に謝っておきますぅ。最初に謝っちゃえば怖いもんなし!これぞソーリー精神!
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いよいよ客電が落ちてメンバーがステージに。今回、金ちゃんは石井兄のアートヌードに参加のため欠席。妻より
義兄に義理立てですか?(笑)
という事で近ちゃん(G)がバンマス。ベースは女の子(初顔です)。パーカッションはマリちゃん。ドラムも初顔。
まずはおなじみ【HARTY PARTY】のイントロが流れてミナコちゃんが登場。白地に金銀のスパンのワンピース。白いロングのサテンの手袋。白いいファーの帽子(ジャミロ・クワイがよく被っているような)それと大きなサングラスというちょっとドレッシーな感じ。
続いて【ANTHOLOGY】
ミナコちゃん気合はいってる!っていうかやや緊張気味。頑張れ!
ここでやっとMCに。
「どーもありがとー!ミナコです。塩沢トキではありません!」(爆笑)
んもー!せっかくドレッシーとか思ってるのにぃ。自分で壊すんだもん。(笑)場内なかなか笑いが収まらない。
「えー!12月の忙しい時に・・・いつまでも笑わない!緊張してるんですから!いいですか?ミ・ナ・コ・です〜ぅ。」
といいつつ帽子とサングラスを取っていつもの美しいミナコちゃん。そこ、ここから「かわいい!」「ミナコちゃん素敵!」の声がかかる。まるでアイドルのコンサートだ。
「ありがとー!まっ、幾つになってもかわいいと言われるのは嬉しいもんですよォ」
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ここで真顔になって。
「私にとっては初めてのソロコンサート、しかもフルで。だからずーっと緊張してて、右手と右足が一緒に出るような。こーんなに緊張したのは、初めてで、米米の時よりも緊張してて。吐き気してきてて。緊張するとこんな風になるんだなぁと思いました」(爆笑)
「今日は HEARTY PARTY 2000というライブでね。今年3枚目のアルバム『375』が20日に出るんですけど、一足先に皆さんに聞いていただきたくて、このようなライブをやらせて頂いてます。
今日、金ちゃんは・・・いません!(笑)福岡なんです。で、てっぺいちゃんも福岡で。だから、今日皆さんここに来てくれて有難う!今日みんな福岡に行っちゃったらどーしよーと思っちゃった。ウソウソ」(爆笑)
ここでメンバー紹介。
「ベースは『ダーリン、ダーリン』で有名な矢井田 瞳さんのライブに出ている(おー!という声)????
(一瞬名前を忘れてつまる)・・・しのぶちゃん!でーす!
しのぶちゃんは、昔米米のファンで、『農林28号』とかって言う、わけの分からない農協のイベントとかを見てたそうですよォ。そーれじゃ引き込んじゃおう!ってんでお願いしたんですよ」
「ええ、わたしファンクラブの会員番号30番代でしたっ!」
おおっ!すごい。でも、演奏のほうもしっかりしていて頼もしい。すごく楽しそうにベース弾いてて、可愛い女の子。 でも、見かけに寄らずけっこう激しいベースです。
「つぎ!ドラ息子じゃなくってドラムス!」(どーしてもボケずにいられないのね、ミナコちゃん)
「及川光博くんのライブで活躍している宮川君!自分から『どーしてもやらせてくれ、タダでもいいっ!』っていうんで入ってもらいました!」
えっまじかよ?って顔の宮川さん。
「ウソウソ(笑)お願いして来て貰いました」だろーとおもった。
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「パーカッション!マリ!」
イェー!マリちゃんノリノリ!なんかいつもよりテンション高いよ。くるくる回ってます。
「えー、今日バンマスです。初めてなのでかなり緊張しています。近田潔人!」
近ちゃん顔がこわばっています。、いつも表情変わらないほうですが、今日は特に能面です。顔がひきつっています。時々ミナコちゃんに向ける視線も心配気です。俺がしっかりしなくてどうする!金ちゃんの留守を守るのは俺だ!という決意に溢れた表情です。ある意味『凛々しい』です。
「次は新曲聞いてもらおうと思うんですがですね・・・今年、福岡でDJやってるんですよ。それでDJトークの曲を作りたいナーと思っていて・・・」新曲の紹介に持っていきたいんだけど、どんどん話がメロメロになってゆく。みんな聞いちゃいない。げらげら笑っている。(笑)
「うるさい!うるさい!」逆切れするミナコちゃん。
「次の曲も新曲で、【二人の時間】という曲なんですけど。勝手に感じてください」(爆笑)
あははは。なんと乱暴な曲紹介。ミナコちゃんならではですね。
ヘロヘロのまま【愛を語るだろう】へ。
サビの部分の
『歌にのせて送るよ 愛を 音にのせて叫ぶよ「元気になれ」 君に届くように 僕はずっと愛を語るだろう』
ってとこ、すごくいい。こころにしみる。
ミナコちゃんのシンガーとしてのスタンスを表している気がした。ほんと、ミナコちゃんの歌声でみんな元気になってるよ。
次の【二人の時間】はアップテンポのノリのいい曲。
マリちゃんのタンバリンに合わせて「チャンチャン、チャチャチャン」と手拍子を打つ。だんだん体も温まってきた。
会場はますますヒートアップ。
「もうすぐクリスマスということで、ここでクリスマスソングをいってみたいと思います。一人では寂しいのでゲストを呼びました」
「松崎しげるさんでーす!」はぁー???
「ウソウソ、松崎ナオちゃんでーす!」(笑)
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ナオちゃん登場!うわっ!かわいい。ちょっと照れてるとこがまたかわゆい。
「今日なぜ来てくれたかというと、近田君と宮川君といつもバンドをやっていて、それで、近田君に紹介してもらって、友達になって、曲も書いてもらって、で、今日出てもらいました」
をいをい、それじゃぁなんか、ずーずーしいおばさんみたいじゃーないですか。(笑)
おまけにとどめに一発。
「ナオちゃんクリスマスの予定、何かありますか?」
「ありません」
「そーでしょうねぇ」(爆笑)
あわてて、「違う違う何いってんですか、仕事で忙しいでしょうって意味ですよ」必死にフォローするも、時すでに遅し。
ミナコちゃんの天然ボケ炸裂!
ここで二人で【サンタがママにキスをした】と【天使の悪戯】を。
みんなリズムに合わせて左右にゆれている。
なんだかホンワカしちゃって、アットホームな雰囲気になっちゃった。
「こんど『375』というアルバムを作ったんですけど、ようやく自分の中でやりたいことが見えてきたって言うか、テンションが上がってきて出来たアルバムです。で、せっかくだからプロモーションビデオを作ろうってことになって、 作ったんですけど、米米のメンバーはほとんど全員出てます。ロビーのところで流すはずだったんだけど、まだ見てない?」
えっー!見てないよー!見たいー!場内騒然となる。
「あとでロビーで流すそうですからみんな見てってね。
『357』の歌詞に『時が過ぎても ずっと変わらずにいたい』ってところがあるんですが、それじゃ、みんなに集まってもらったらってことで、作ったんですけどね。
みんな年末のすっごい忙しい時なのに駆けつけてくれてね、米米のすごさを改めて感じたんですよ。でもね、一人としてまともに演技してくれないの(笑)てっぺいちゃんも、ジェームスも出てるんだよ。シンジくんも」
きゃー!うれしいー!一足早いクリスマスプレゼントをもらった気分。ありがとう!ミナコちゃん!
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がらっと変わってボサノバにアレンジされた【予感】
大人の女性の色気がとってもGOOD!
ビューティーの【予感】とはまた一味違ってて、ソフイステイケーテッドされた女性の歌になってる。
続けて【DREAM OR REALITY】
近ちゃんのギターが気持ちよく泣いてる。マリちゃんが刻むトライアングルが心地よい。
「さくらの中に入っている曲なんですが、この曲を作った頃はどうやって気持ちを伝えていけばいいんだろうと悩んでいて、いっぱいいっぱいだった頃でした。いきたくていきたくてしょうがないんだけど(先へ)いけなくて、もがいてた・・・そんな頃でしたね」
「次も新曲なんですけど、【あの日の選択】という曲で、誌的にはせつない曲なんですけど、決して後ろ向きでなく、あの日選択ががあったから、私は歌っているのよ。今の私があるという曲です」
近ちゃんのアコギ1本だけでしっとりと歌うミナコちゃん。
2コーラス目からマリちゃんのコンガが入る。
『離れて生きる それぞれの未来は あの日決めた道を歩いている』
『夢だけ追いかけて 何も怖くなかった 今はそれぞれの道を歩いている』
シューク解散、米米解散はファンだけでなくミナコちゃんにとっても痛みを伴うものであったに違いない。
だけど、今こうして歌っている姿を見ると、ミナコちゃんの選択は間違っていなかったんだね、と思う。
ミナコちゃん越しに見えるマリちゃんの姿も「そうだよ、あの日の選択があったから、今日のステージがあるんだよ」って言ってるみたい。
あのままずっとダンサーでいたら、こんなに心にジンとくる歌を私達は聞くことが出来なかったんだから。
シンガー『ミナコ』から元気をもらったり、勇気付けられたり。それもあの日の選択があったから。
1歩踏み出す勇気を私達に教えてくれたミナコちゃん。ありがとう。
ちょっとしんみりした後はゲスト登場。
なんと!ミスター珍さんこと、山本 公樹さん(Sax、Flute)
ボサノバアレンジの【心のままに】
うわー、久しぶりー!こういう肩の力を抜いた、さらっとした歌い方ミナコちゃんに合ってると思う。
軽やかな山本さんのフルートが、ボサノバのリズムにマッチして耳をくすぐる。
なんだか一気にしゃれたジャズライブハウスかなんかになった気分。
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【恋のNO.1 GIRL】
暗転して、「ダーンスタイム」の声とともに女の子3人出てきてディスコ状態。ここはヴェルファーレ?って感じ。
よーっしゃ!待ってましたぁ。一気にヒートアップ!客席も一体となって踊る。足は踏む、手はぶつかる。ごめんなさい。
赤いチェックのワンピに着替えたミナコちゃんが登場。
ミナコチャンだけでなくマリちゃんも前に出てきて一緒に踊る。けっこう激しい踊り。みるみる汗だくに。
最後は近ちゃんも一緒に踊ってる。
ダンサーの女の子は”あの”沖縄アクターズスクール出身(ワオ!)の二人と、福岡でDJのお手伝いをしてる女の子(モデルという事でスタイル抜群!でも、やっぱりミナコちゃんが一番綺麗。)
次は、またまたダンスナンバー【375】
「1曲で息が上がっていますが、大丈夫でしょうか。頑張ります」ほんと、ゼイゼイいってますけど、大丈夫?
サビの部分『恋の始めはいつも 魔法にかかったマーメイド たぶん恋の体温37゜5分』のところは、熱が出て、頭に手を当て、フラフラ〜と言った振り付け(笑)
初めてにもかかわらず、さすが、みんなすぐに踊っちゃう。
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怒涛のごとく【Power】へ突入。
もう、止まりませんよォ。ブレーカーが飛ぶまで踊っちゃうよォ。
「ディスコターイム」の掛け声とともに会場一体となって踊りまくる。この一体感がいいのよ。だから止められない。
「もう1曲いっちゃおーかな!」
いぇー!いっちゃってください。どこまでも体力の続く限りついていきますぅ。
【Jump jive】
狭いステージに総勢8人。山本さんのサックスに煽られながら踊る踊る。
「ツイスト!」はいな!シェイク、シェイク。
「ジャンプ!」よっしゃー!ジャンプ、ジャンプ。床が抜けるんじゃなかろうかと心配するほど。
汗だくになって終了。はー快感。
『アンコール』
「ありがとう、もっと広いところで思いっ切り踊って欲しかったんですけど、まあ、少しずつやっていこうと。2月のライブの時には、みなさんこの倍の人数を連れてきてくださいね(笑)」
アンコール前にもう一度、メンバー紹介。ミナコちゃんが一人ずつ呼び込む。
忍ちゃん。山本さん。宮川君。白いワンピに着替えたマリちゃん。マリちゃん出てくると、ミナコちゃんに抱きついてほっぺにキス!バンマスの近ちゃん。くわえタバコで出てきた。かっこいい。
「寝ないでメニューを考えてくれた近ちゃん。もうちょっと年を考えたメニューにしてください!(笑)」
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【あなたに届くように】
元気が出る曲だ。なんだかスキップして歩いていきたくなるような気分にしてくれる。明日もガンバロー!って思える曲。
突然、山本さんのサックスで「ハッピーバースディ」が。
そうそう、明日はミナコちゃんの誕生日。ちょっと戸惑った後にっこりするミナコちゃん。
「おめでとー!」の声にほろっとしてる。涙もろいんだから。
「私もこれでやっと29になりました(笑)」おいおいおい。
動揺して次の曲が出てこない。「なんだっけ?」インストアライブの話などをしているうちやっとに落ち着いたみたい。
【夢の続き】
サックスソロの部分で、ミナコちゃんと後ろにいるマリちゃんが一緒に踊っていたんだけど、息がぴったりで、しかもマリちゃんすっごく嬉しそう。とってもいい笑顔。よかったぁ。そしてまたもやミナコちゃん感極まったのかちょっとウルウル状態。
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最後の最後に【375】で盛り上がっておしまい。
ダンサー達も全員集合でふたたびディスコ状態。
最後は阿鼻叫喚のその場駆け足。最後の体力を絞り尽くして終了。
ふーっ、いやぁ満足満足。
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ってこれで終わりじゃあないんですよ。
このあと、お待ちかねサイン会がありました。
ライブ後でお疲れなんでしょうけど、一人一人丁寧に声をかけていただき、サインしていただきました。
また、そのときのドレスがすっごく可愛かった。真っ赤なハイヒールできちっと膝をそろえて。さすが、座り姿も一分の隙もなく決まっていました。プロの心意気を感じました。
ファーストツアーが、待ち遠しいよー、MINAKOチャン!!