「MINAKO & THE GIRLS BROTHERS」

『375』リリース記念MINAKOインタビュー

VOL.3 福岡ラジオ、ライブ編



ラジオ番組(BUTCH COUNT DOWN RADIO)


コメホカ:話題はかわりますが、福岡以外の人も、「ラジオ(BUTCH COUNT DOWN RADIO)を聞きたいな」って思ってるんですよ。インターネットラジオとかで流してくれないかなと思うぐらいですよ。

ミナコ:ねぇ、ほんとに。すんごい面白いよ。もうほんと、てっぺいちゃんがこの間ゲストで来たときも。でもその時は、私と兄妹対決だったんですけど。

コメホカ:なに対決するんですか(笑)

ミナコ:てっぺいちゃんが(番組に)来た時に、てっぺいちゃんのファンの子だと思うんですけれども、FAXが届いたんですよ。「本物のミナコさんだったんですね」って。(笑)

コメホカ:(爆笑)

ミナコ:(笑)おいおい。声とミナコさんが一致しなかった、と。これから聞きますっていう。ニセモノ、物まねをしてると思ったっていう。

コメホカ:ミナコを語っている、と。

ミナコ:笑っちゃいますよね。そういう人もいるんですよ。FM福岡で(番組を)やってても、「元米米クラブ、踊子、DJ」って言われて、「ミナコです」って言わないと、ミナコが誰かわからないという。
ラジオやってて嬉しいなと思ったのは、ライブに来るっていうところにまでは心動かせないかもしれないんですけれども、「米米が解散してもう(ビデオとか)見ない、てっぺいちゃんのコンサートも行ってない、たまたま家で子育てとかしていてラジオを聞いたらミナコちゃんだった。嬉しかった。これから聞きます」っていう、最初の頃FAXとかいただいた時。そういうの嬉しいですよね。米米終わった時点で卒業して、でもそこからまた「ああ、なんかやってるから聞こう」って思ってくれたり。そういう人たちとかも、一緒にまた盛り上がれるようなライブとかできたらいいな、って自分では思ってるんですけどね。その時だけは、家に「おかあさん」を置いてくるというか(笑)

コメホカ:結構、そういう感じはあると思いますよ。今、結構一段落して、戻ってくる人多いですよね。

ミナコ:ねえ。そういうふうに続けていけるようなライブをやりたいな。
今やってる番組ですけど、米米好きな人だったら結構びっくりするかもしれない、その作りっていうか。福岡だからできるんだろうなぁ。

コメホカ:独特のノリがありますよね。自分が福岡出身だからわかるんですけど。

ミナコ:独特のノリはあるね、たしかに。だから東京のテンションとはまたちょっと違うから、そっくり持ってきてウケるかどうかっていうのはそれはちょっとわからない。やっぱり地元のネタっていうのがすごく強いから、そこに入っていくのは大変ですけど。でもよく頑張ってますよ。面白いと思うすごく。ほんと笑っちゃうもん

コメホカ:聞きたーい!。

ミナコ:あれはみんな評判の番組で、4年連続、5年連続か、聴取率ナンバーワンですからね。普通に仕事してる人たちが、テレビぐらい聞いてますからね。で、生放送で、ほとんどその場のやりとりなんですよ。「今から30分後にこれを募集します」って。ファックスやら電話やらってばーっとくるから、もうナマっぽいんですよ。その場のノリでパンパンパンパン。普通ラジオって返りはないじゃないですか。「ナントカですか」って冗談言っても、聞いてる側は「ああ、おもしろい」って思うけど、そういうところにもワーって笑い声やなんかがボンボンボンボン入ってくるんですよ。あとウケないギャグとか言うと「バキューン」とか鉄砲で「いたぁい」とか言ってんの。そういうノリの、もうどんどん流れてる中できてて、もうとんでもないこと、なんかはずしたりするともう「アホンダラ、アホンダラ、アホンダラ」とか言われるし。私なんか「ミナコです」って言うたびに「ブー」って鳴って、いつまでたってもブーかなぁみたいな。

コメホカ:(笑)

ミナコ:そんな番組なんで、すごくナマっぽい、おもしろいんですよ。やってる側もすごくライブ感があるからやりやすい。私みたいなのは特に。それがしーんとしてる流れの中で、なんかジョーク言ってくれっていわれても、おもしろいこと言ってくれって言われても、なかなかね。もうすごいテンポ感でいくから、それは勉強になりましたね。でも、あの番組、福岡ですごく人気者のタレントさんとか、そういう人ばっかりがアシスタントについてるから。例え私が、「米米やってました」って言っても、受け入れられないんじゃないか、っていうのがすごく、最初あって。でも、最初はやっぱりあったみたいですよ、「なんじゃ、できんかー」みたいな。でも、やっていくしかないですよね。そんな人気番組とはわからないで入ったから、最近プレッシャーだなーと思う時もあるけど、頑張らなきゃーって。ちょっとそれまでは、アーティストだと思って、慣れるまではと、気をつかってくれてたりしてたけど。最近はちょっとそんな事に甘えてられないなと思って。番組自体がすごい番組だから、今までみたいに「天然だけでおもしろい」ってことじゃない、それで甘えてちゃいけないなーと思って。どういうわけかアシスタントは、逆に天然を演じてるってくらいの、みんな天然の人ばっかりなんですよ。だからちょっと芸を身につけなくちゃなー、ってちょっとプレッシャーなんですよ、実は。


フラッシュバックス フューチャリング ウラカターズ


コメホカ:ラジオ番組の企画で、曲を作るとかあったんですか?

ミナコ:作りましたよ。3月24日にでるんですけれども。FM福岡の『ブチカン(BUTCH COUNTDOWN RADIO)』で、「野猿」のパロディ版で、「ウラカターズ」っていうのがあったんですよ。『ブチカン』のスタッフの人たちとDJsの人たちが作った曲があって。それが、福岡だけで大ブレイクしちゃったみたいで。それの第2弾なんです。でも同じ事やってもつまらないだろうと。で、私がいるっていうことで、金子さんに曲をかいてもらって、詩を私がっていう事でやろうという事になって。今回は、金子の後ろについていくから、「フラッシュバックス フューチャリング ウラカターズ」っていう名前なんですけど。

コメホカ:(笑)

ミナコ:そういう企画がありまして、それで『恋のNo.1 Girl』っていう曲を出します。

コメホカ:(12/17の渋谷)NESTでもやられましたよね。あれですね。

ミナコ:NESTでやりましたよ。あれの、DJsがみんなで歌ってるやつで。それが3月にでるんですよ。

コメホカ:DJsが歌ってるんですか?

ミナコ:DJsが歌ってるんです。私も2小節くらいづつ歌ってますけど。(番組は)メインでブッチさんっていう人がいて、私と、もう一人齋藤ふみちゃんっていう福岡のタレントさんで有名な方がいて、それにプラスα3人のDJsって女の子3人がいて。その子たちが一緒に歌ってるんです。あと、ダンサーがいて、コーラス隊の男の子たちがいるっていうようなグループなんですけど。まあ、モーニング娘。みたいなもんですよね。

コメホカ:(笑)

ミナコ:あそこまで完璧ではないんですけれども、まあ、振付けも全部して、一応一つの作品にはなっていて。これから世に出てゆくというか、福岡の街に流されてゆくという。

コメホカ:これって、NESTでお聞きした時には、2000年夏のサマーパーティの時にやられた『アバズレ・ディーバ』?って思ったんですけど。振りが一緒だったし。

ミナコ:そうそう。あれが原曲です。『アバズレ・ディーバ』はちょっと歌えないなと思って、ちょっと変えて。『恋のNo.1 Girl』って。CDに関しては、女の子5,6人歌ってるんで、どこに入ってるのか。まあ、私はきっと分かると思いますけどね。声がクセがあるから。でもすごく、出来上がりはいいですよ。ノリノリの感じで。振りもかなり、実はインパクトあって。みんな一生懸命、やりたいやりたいって言うんで。毎日、シゴいて。福岡の年末のカウントダウンライブで始めてのお披露目で。

コメホカ:そうなんですか。

ミナコ:でも、米米のお客さんばっかりじゃないから、すぐには踊らないけど。でも、踊ってましたよ、♪No.1 〜って。

コメホカ:(笑)『恋のNo.1 Girl』、楽しいですよね。振りがかわいいし。あれは、NESTのライブでもメチャクチャ盛り上がりましたよね。

ミナコ:『恋のNo.1 GIRL』、ほんとは口パクでマイク持って踊ろうと思ったの、でも忘れちゃって踊っちゃったみたいな、もういいや、みたいな。

コメホカ:(笑)そうなんですか。

ミナコ:NESTの時も、ほんとはマイク持ってリハずっとやってたのに、忘れちゃって。(笑)でも歌は一応入れておいて、一応シンガーだしな、マイク持って、ばれたとしても一応マイクは持って踊ろうと思ってたの。(笑)

コメホカ:ヘッドホンマイクにすればよかったんじゃないですか。

ミナコ:せめてね。間に合わないわけよ、もうね。ほんと自分でもね、なんでこんなにドジなんだろう、と。

コメホカ:そうなんですか(爆笑)

ミナコ:歌、いれといてよかったと思って。もう踊っちゃえーみたいになっちゃったんで。

コメホカ:でも、あれは「踊るコーナーなんだ」って、みんな思った。

ミナコ:切り返しがね。

コメホカ:あれは、しんどい。息があがります。あれは、息はあがります。でも、かっこいいですよね。
ミナコ:かっこいいでしょ。


(『恋のNo.1 Girl』フラッシュバックス フューチャリング ウラカターズ 
 CDの問い合わせ先/FM福岡キューミュージック 092-781-6181 樋口、古賀)


カウントダウンライブ


コメホカ:お話が出たんで、年末の福岡でのカウントダウンライブの事を、ぜひ、聞きたいんですけれど。

ミナコ:FM福岡の企画なんですけれども、クラブイベントだったんですよ。福岡に結構バブリーなブランドビルがあるんですよ。そこに屋上みないなのがあって、屋根がついててね、その広場はまわりが公園みたいになっていて。それでまわりにレストランがあって、うしろにもステージがあるんですけれど、そこでクラブイベントで。ダンサーが20組くらい出たんじゃないかな。あと、有名なDJの人たち。福岡ってそういうのすごく盛んなんですね。DJの人たち10組くらい出て。それが次から次ぎと9時くらいから、ずーっと。
カウントダウン何秒間かはFM福岡のDJ、私も加えた何人かでやるんで、私のライブは(カウントダウンの)前か後ろしかなくて。ただ、私のファンとか米米時代のファンとか来ているわけじゃないんで。それで4000人集まっちゃっているんですよ。どんどん、どんどん集まって、ギュウギュウなんです。そういう流れの中で、カウントダウンをやって。私は、ほんとは(カウントダウン)前にやらせてもらえるはずだったのが、結局、カウントダウン後にやってくれって。もう、酔っぱらってて、なんだかさっぱりわかんないですよ、みんな。「ワー」みたいな。

コメホカ:(笑)

ミナコ:もう、♪いーつもー〜とか『アンソロジー』歌っててもねー(笑)。最後は、結局、畳み込む感じで、NESTみたいな感じで、『JUMP' JIVE』とか、酔っぱらってジャンプさせちゃったもんだから、みんなよけいヘロヘロになっちゃって。

コメホカ:(笑)

ミナコ:3回くらい、まわして、ずっとやらせて。最後はそんな感じで盛り上がったんですけどね。でも、最初、普通のポップス歌ってる時は、どうしようかと思って(笑)。
でも、イベントってそうですからね。ファンじゃなければ、そうなってるし。それをどれだけ、自分のところに、最後は巻き込めるかっていうのが、勝負だから。最後みんな盛り上がって、無事終わったって感じでした。
バンドも金子もいないし、近ちゃんもいないし。女の子バンドで、米米のシュークリサイタルの時のチエちゃんていうギターの子と、ミッタンっていうドラムの、ショーヤのドラムだった方と、もうひとりナオちゃんていうベースの子。その3人の女の子で「えはがき」っていうバンドをやってて、その3人に、お願いして。結構、どんなふうになるかなって思ってたんですけれども、みんな演奏もすばらしかったです。 DJとかってもう1組の3人の女の人たちがいたんですけれども、打ち込み系の、今はやりのR&Bの感じなんですが、こっちのなま音の方がすごいよかったなーって、改めて思って。やっぱりカラオケはカラオケっていうか。生の、ギターとドラムと、バーンと出してやっぱりよかったなーと思いましたね。
そんな感じで、カウントダウン、終わったんですけれども。全然知らないところに放り投げられるっていうか、もちろん、ファンの子も、来てくれているんですよ。でも、福岡のお客さんたちは、「ミナコちゃんを見たい」って来ているわけじゃないから。ダンサーが見たいとか、DJが見たいとか、全然関係なくて、なんか盛り上がりに行こうぜ!みたいな、それだけで来ているお客さんなんで。そういう流れの中で、盛り上がったんでウレシかったです。いや、すごい数のお客さんでしたね。前の年は、カウントダウン終わった後、どんどん(お客さんが)帰っちゃったんですって。(今回は)ほとんど帰らなくて、そこのビールが全部なくなった、と。

コメホカ:(笑)

ミナコ:「ありがとう!」って言われたんで、よかったのかなって。少しは私も貢献したのかなって思って。去年、一昨年のカウントダウンの時は、1杯しか飲まなかったんですって。それで、「・・・3,2,1,0、わー!」って(カウントダウン)言って、バラバラとどんどん、お参りに行っちゃったり、帰っちゃったり。今年は、ギュウギュウで、全然。

コメホカ:大成功ですね。

ミナコ:まあ、前に盛り上げててくれて、そのままの流れでいって。やっぱり、別に好きとか嫌いとかじゃなくても、なま音の演奏って盛り上がりますよね。そういう魔力みたいなのも、あるんだろうな。やっぱりよかったなと思ってますけど。徐々に、少しづつね、力をつけて。

コメホカ:でも、ミナコさんを知らないお客さんでも、そうやってのせるっていうのは、醍醐味があって、楽しいですよね。

ミナコ:うん。『POWER』とかやったって、踊る人なんかいないですよね。一緒に振りとかはやらないじゃないですか。でも、ファンの子達は、一生懸命、そのギュウギュウの中で踊ってくれたみたいで。やっぱり、はずかしいんですって。みんな踊ってないし、踊りたいけどどうしようって。「一生懸命踊りました」ってお手紙来て、ありがたいなって思って。「でも、最後の『JUMP JIVE』で、みんながジャンプしてた時には、感動しました。さすがですね」なんて。そんな感じですよ。何人かのファンの子たちがそうやって、一緒にやってくれると、ありがたいですね。

まあ、去年はそんな感じの1年だったんで、今年は、ほんとに、今回のライブが絶対に次につながっていけるようなライブにしないとなあって思ってますね。ドカーンと打ち上げ花火じゃないんで。ほんとの意味で初めてのソロのライブの、ツアーなんで。
地に足が着いたっていうか、自分の中に蓄積されているものを出しながら。だからと言って、別に真面目に全部やるっていう事はないんですよ。やろうと思っても、できないですけどね(笑)。

コメホカ:今まで、シュークとかでやった時も、半分は踊りに行くっていう感じだったんですけど、これからは聞きに行くっていう感じも十分ありますよ。

ミナコ:ありがとうございます。21世紀のMINAKOを見てください。まずは1stツアーで一緒に盛り上がりましょう!!


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