旧 細 川 邸 の シ イ 

港区高輪1−16 




 旧細川邸のシイ


  現在は高松中学の敷地となっている高輪の

 丘の上に立つスダジイの老木です。主幹は8

 m程の処で朽ちていて、内部はほとんど枯れ

 ているようです。太枝も無くひこばえの様な

 細枝が周囲に伸びて、かろうじて葉を茂らせ

 ている状態です。一方、この地はかつて肥後

 熊本藩の下屋敷のあった場所で、忠臣蔵の大

 石内蔵助らが切腹させられた地としても知ら

 れています。






 老木の根元


  幹の下部に大きな空洞があった為

 に昭和56年に大規模な外科手術が

 実施されたそうです。傍らの表示板

 には幹囲8.13mとなっています

 が、おそらく指定当時のもので、今

 はどう見ても5〜6mといったとこ

 ろでしょう。







 一つ上   ”東京都の巨木

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