奥沢橋梁(軍畑鉄橋) 

青梅市沢井〜同市二俣尾 青梅線 







 奥沢橋梁遠望


  奥多摩へと向かう青梅線が軍畑

 駅の手前で平溝川の谷を渡る鉄橋

 で、これは谷の上流側から見た奥

 沢橋梁ですが、離れた場所からだ

 と木立に遮られて片方の橋脚しか

 見えません。










 橋梁の橋脚


  橋の下まで来ると両方の橋脚が

 見渡せます。この橋脚はトレッス

 ル構造(注1)で、アメリカの西

 部開拓時代などは丸太を組んで同

 型の橋脚にしていた事もあったそ

 うです。一方、鉄橋の中央部分は

 プレートガーター橋となっていま

 す。









 平溝川の渓谷


  この渓谷に沿って成木方面に抜

 ける都道が通っていて、鉄橋の下

 で谷を渡っています。この道路橋

 から谷底までは、10m以上はあ

 りそうで、奥沢橋梁自体の高さは

 およそ20mくらいと思われます

 が、谷底からの高さという事だと

 30mはありそうです。



注1・・・トレッスル橋として有名な橋に山陰線の餘部鉄橋がありましたが、海沿いにある為

  に潮風にさらされ、傷みが進んだので架け替えられる事になりました。高さ40mに及ぶ

  雄大な橋で、観光名所にもなっていただけに惜しまれますが、「形あるものはいつかは消

  える」のも仕方ありません。そのような事もあるのですが、アメリカでは西部開拓時代の

  日本では近代化の時代を髣髴とさせる雄大なトレッスル橋が東京の奥多摩に残されている

  のは嬉しい限りです。





 一つ上   ”東京の古い橋

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