勝 鬨 橋 

中央区築地〜同区勝どき 




 勝 鬨 橋


  勝鬨橋は三つの部分に分かれてい

 て、岸に近い両はしの部分はアーチ

 橋となっていますが、中央部分が開

 閉式になっていて、大型船の通行も

 出来るようになっていました。しか

 し自動車の通行量が増大した為に、

 昭和43年頃から橋が開く事はなく

 なってしまいました。




 可動橋の構造


  可動橋部分は跳ね上げ式になって

 いて、橋脚内部に軸受けや機械室が

 あります。橋梁の付け根の方にバラ

 ストを載せてヤジロベエのようにバ

 ランスを取っていて、重量のある橋

 梁の開閉を容易にしていました。


 運 転 台


  橋脚上部の運転室には今でも運転

 台等が残されていて、橋の袂にある

 勝鬨橋博物館(旧変電室)で申し込

 めば水面下の機械室共々見学するこ

 とが出来ます。

  質問で多かったのが「電源を入れ

 れば今でも動くのか?」というもの

 でしたが、電線の被覆がボロボロな

 ので電源を通したとたんショートす

 るので無理との事でした。



 機 械 室


  可動橋梁は付け根部分も大きく動

 くので、機械室は意外と大きな空間

 になっていて、付け根のギアを直流

 モーターで駆動して橋梁を跳ね上げ

 る仕組みになっていました。

  その直流を得る為に交直変換して

 いた変電室が袂にある現在の勝鬨橋

 博物館です。






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