十 条 跨 線 橋 

北区中十条〜同区東十条 





 十条跨線橋


  京浜東北線の東十条駅の脇に架か

 る跨線橋で、以前は東北本線の荒川

 橋梁として架けられていた橋の一部

 を昭和6年に現在の跨線橋に転用し

 たものです。構造はポニーワーレン

 トラス橋です。







 トラス部分


  古いトラス橋に見られる、部材の

 端をピン(ボルト一本)で留めるピ

 ントラスといわれる手法で造られて

 います。また昌平橋架道橋でも触れ

 ましたが、この時代の鉄製鉄道橋に

 は外国製が多く、この橋もイギリス

 のコクレーン社製です。







 ネームプレート


  交番のある北西側の橋詰の鉄枠に

 COCHRANE&C・1895・

 ENGLANDと刻まれた銘板が取

 り付けられていて、全国的に見ても

 草分け的な古い鉄橋であることを物

 語っています。







 一つ上   ”東京の古い橋

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